４×４で並べられたカード群の中から、横でも縦でも好きな１列を選んで順番に取得していく。基本は、そんなオーソドックスなセットコレクションとなります。

　カードには生徒（＝スート）と学習量（＝数字）が設定されていて、１年（＝３手番）が終わる毎に各生徒毎の合計学習量を見て得点化を行います。この時、最も合計学習量の大きいプレイヤーはボーナス点を得られますが、その一方で学習量が一定値に達していなかった生徒は赤点となり、マイナス点となってしまいます。
　その為、２、３人の生徒に絞って高得点を狙うか、あるいは全生徒を赤点回避してノーペナルティを目指すか、その場その場の状況に応じた的確な判断力が求められます。

　誰を伸ばして、誰に涙を飲んでもらうのか。現実の教師にはあるまじき、ゲームならではのジレンマを是非楽しんでください！

　本ゲームではテーマに則って、計画性を高める為に全員１手番を終えるまでカードの補充を行いません。
　その為、当然ながら手番が早い方が有利になります。が、プレイヤー毎に手札を用意し、手札と場のカードを回数制限付きで交換できるようにすることで、手番順のバランスを取っています。
　つまり、手番が早い程、場の良いカードが取りやすいが手札を活用しにくく、手番が遅いと場のカードは減っていますが、交換回数が多く手札を第２の場として活用できる。というような感じになります。

　また、場はラウンド毎にリセットされますが、手札はラウンドを持ち越します。
　その為、次手番を見越して欲しいカードを交換して手札に入れて置いたり、あるいは手札が悪い時は早い手番順を選ぶなど、中長期的な戦略を立てることが可能となっています！