■■ 卒業method2 草稿14 ■ 問題点  初期スキルを設定した方がいい。  スキルが完全にランダムだと強い弱いが出るので、大体同じぐらいの価値のカードを8枚ぐらい設定するのがよいだろう。 (!--大まかな変更点--) ・サマリー兼赤点基準値としてラウンドカードを導入 ・ブレイクで被ったら引き直し処理を入れ ・スキル周りの仕様を変更(初期セット/ドロー/セット) ・手札の持ち越しを基本システムに変更 ・個人授業に条件を満たすことでモチベ得られるギミックを追加 ■ 概要  とある名門女子校に、超問題児が5人やって来た!  校長から密命を受けた教師達は、この問題生徒を無事卒業させる使命を負わされたのだった… ■ コンポーネント  3〜4人用 ◇生徒カード(20枚)  名門女子校に入学した5人の問題児です。  各生徒毎に色が決まっていて、5教科それぞれについての学習意欲が1〜5の値で設定されています。  プレイヤー毎に1セット5枚を使用し、【学習成果】に配置してそれぞれの生徒の学習量を管理します。 ◇スクールカード(75枚)  各生徒に対応した5色が設定されていて、1〜5の数字が各3枚ずつあります。  この内、数字の1は「イベント」となり、運動会や文化祭など様々な行事を表しています。  これら数字は学習量となり、値が大きい程、その生徒がよく勉強していることを表します。  また、学習量とは別にSKP(先生のこと嫌いじゃないよポイント/先生には感謝してるんだよポイント)がハートアイコンで1〜3個設定されています。これはあなた(=教師)に対する好感度を表し、アイコン数分の功績(=VP)が得られることを表しています。  5:1  4:1  3:2  2:2  1(イベント):3 ◇ブレイクカード(15枚)  生徒たちに突然生まれるマイブームです。  各生徒毎に3枚ずつあり、全員のゲームプレイに何らかの影響を及ぼす特殊な効果(=ブレイク効果)が設定されています。 ◇スキルカード(24枚)  生徒を上手に指導する為のテクニックです。 ◇ラウンドカード(3枚)  現在のラウンドを表すカードで、ラウンド終了時のサマリーも記載されています。 ◇教師カード&スコアマーカー(5セット)  各プレイヤーの担当する学科と、その学科を最も得意としている生徒(=得意科目)を表すカードで、同時に現在得ているVPを管理します。  また、学科毎に1〜5の数字が振られ、プレイ順が決まっています。 ◇モチベ( 個)  生徒の学習意欲を表すキューブ状のマーカーです。  学習量が大きかったり、あるいはブレイク効果などによって増減します。  また、モチベは生徒1人1人に与えられ、プレイヤーは各生徒毎のモチベ量を管理する必要があります。  もしも不足した場合は、何か別のもので代用するなどしてください。 ■ ゲームの準備 1)各山の準備  スクールカードをよく混ぜてシャッフルし、山とします。  山を作ったら、その隣を【捨て札置き場】としてください。  ブレイクカードをシャッフルしてブレイク山とし、そこを【ブレイク置き場】とします。  スキルカードをシャッフルしてスキル山とします。  ラウンドカードは1→2→3の順番になるよう、重ねて置いておいてください。 2)プレイヤー準備  各プレイヤーはスキル山から2枚ずつ引き、どちらかを表向きに配置して【スキル置き場】とします。この表向きに配置されると、そのスキル効果が適用されます。  残った1枚は【スキル置き場】へ裏向きに配置してください。この裏向きに配置されたカードは、ゲーム中いつでも好きなタイミングで中を見ることができます。  次に、生徒カードを全プレイヤーに1セット、各1枚ずつ5枚を配ります。  受け取ったらそれを表向きに配置し、そこを【学習成果】としてください。これら生徒カードは【パイル】と呼ばれ、各ラウンドで得られるスクールカード置き場となり、各生徒毎の学習量を表します。  最後に教師カードをシャッフルして各プレイヤーに1枚ずつ配ります。  配られた教師カードは表向きで手元に置き、教師カードに記載された生徒のモチベを1個得てください(得たモチベは【学習成果】にある、対応する生徒の【パイル】に置きます)。  また、同時に功績(=VP)を管理します。マーカーを1個受け取って【0】の位置に置いてください。 ■ ゲームの進行  本ゲームはラウンド(1ラウンド=1年)と呼ばれる区切りで進行し、3ラウンドが終わるとゲームが終了します。各ラウンド中や、ラウンド終了時の決算でVPを獲得し、ゲーム終了時に最も多くのVPを得たプレイヤーが勝利します。  以下の手順に従って、処理を行ってください。 1:ラウンド開始  ブレイク山から”現在のラウンド数”枚引き、それを表向きで左から順番に【ブレイク置き場】へ配置します。この時、同じ生徒(=同じ色)のカードが引かれたら、それを山の一番下へ戻して、新しく引き直してください。  各ブレイク効果は捨て札になる(通常、ラウンド終了時)まで有効で、プレイに何らかの影響を及ぼします。また、複数の効果が同時に適用される場合、その効果は左から順に適用してください。  次に、山から3枚引いて手札とします。  2ラウンド目以降で、前ラウンドから手札を何枚か持ち越していたら、3枚に足りない分だけ補充してください。  もしも山が尽きたら、捨て札をリシャッフルして山を作り直して補充を行ってください。 2:メインフェイズ  プレイ順に従い、以下の順番で手番を行います。 2−1:スケジューリング  山から4枚引いて表向きに並べ、そこを【スケジュール】とします。  2手番目以降で【スケジュール】にカードが残っていた場合、4枚(特殊な効果により、変わることがあります)になるよう山から補充してください。  山が尽きたら捨て札をリシャッフルして山を作り直し、補充を行ってください。 2−2:リスケ  必要があれば【スケジュール】を白紙に戻し、再度スケジューリングすることができます(これは強制でありません)。  まず、好きな手札1枚を捨て札にしてください。  次に、【スケジュール】に配置されたカードを全て捨て札にし、「2−1:スケジューリング」の処理を行ってください。  リスケは手札がある限り、何度でも行うことができます。 2−3:指導  手札の好きなスクールカード1枚と、【スケジュール】にある好きな1枚を交換してください(これは強制です)。  ただし、手札が1枚もない場合は、指導を飛ばして次の処理を行ってください。 2−4:授業  以下のどちらかの方法で【スケジュール】からカードを取得し、【学習成果】の対応する生徒の【パイル】へ配置します。  この時、スキル効果などにより、本来の生徒とは違う【パイル】に配置される場合もあります。その場合、配置された【パイル】の生徒として扱ってください。 〇個人授業  生徒を1人指定し、【スケジュール】に配置されている同じ生徒のカードを全て取得します。  この時、指定した生徒と同じ生徒が【ブレイク置き場】にあれば、モチベを1個得ることができます。その生徒の【パイル】へモチベを配置してください。 〇グループ授業  【スケジュール】に配置されている、全ての生徒を1枚ずつ取得します。  もしも同じ生徒が複数枚あった場合、数字の小さい方を取得してください。それらも複数枚あった場合、好きな1枚を選ぶことができます。  以上の処理が終わったら、【スケジュール】に残ったカードはそのままにして、次の順番のプレイヤーに手番を渡してください。  これを繰り返し、全プレイヤーが3手番を終えたら(=3巡したら)ラウンドが終了します。 3:ラウンド終了  ラウンドが終了したら、以下の手順で処理を行います。  もしも、決算時に適用されるスキルを持っていたら、指定されたタイミングで都度その効果も適用してください。 〇特殊効果処理  【ブレイク置き場】を参照し、各カードの効果を「左から順に」適用してください。 〇実力試験  実力試験を実施して今年度の成果を測ります。  どの順番でも構いませんが、各【パイル】毎に以下に手順で処理します。 3−1:  決算を行う【パイル】(=生徒)を宣言します。  以降、この宣言された【パイル】が決算対象となります。それ以外については、一先ずないものとして扱ってください。 3−2:  全プレイヤーはスクールカードの数字を合計し「学力」とします。  さらに、モチベがあればボーナスとして1個につき学力に+1してください(スクールカードが1枚もなくても、モチベによるボーナスは発生します)。 3−3:  ラウンドカードに書かれた数字を赤点基準値とします(通常は7→8→9ですが、ブレイク効果により増減することがあります)。  学力が”赤点基準値”以上であれば赤点を回避し、スクールカード1枚を選んで、そのSKPに等しいVPを得る(=得点化)ことができます。  この時、(赤点を回避した上で)最も学力の大きかったプレイヤー(同着の場合、生徒の「学習意欲」の高い方を優先)は追加でスクールカード1枚を選んで得点化でき、さらにモチベを1個得て【パイル】(=宣言された【パイル】)に配置してください。  2枚のスクールカードを得点化する際は、それぞれ別のスクールカードを選ぶ必要があります。  もしも、他に得点化できるスクールカードがなかった場合、得点化を行えずVPを得られません。  スクールカードが1枚もなくても、モチベのみで赤点基準値を満たすことはできます。が、得点化できるスクールカードがなく、VPを得られないので注意してください(また、その場合でも学力が最も大きければモチベだけ得ることはできます)。 〇赤点時の処理  赤点を回避できなかった場合、以下のどちらかの処理を行うことができます。 ・スキルドロー  スキル山から1枚引いて、【スキル置き場】へ裏向きに配置します。 ・スキルセット  【スキル置き場】にある、好きな裏向きの1枚を表向きにします。この表向きにされたスキル効果は、次ラウンドから適用されます。  もしもこれが3ラウンド目であった場合、「スキルドロー/スキルセット」を行わず、直ちに1VPを失います。これは非常に大きなペナルティなので、3年目はなるべく赤点を出さないよう授業を行いましょう!  これを繰り返し、全ての生徒で処理を行ってください。  以上の処理が終わったら、新しいラウンドを開始します。  好きな手札を選び、残りを捨て札にします(全て捨て札にしたり、全て選んでも構いません)。  次に、【学習成果】のスクールカードを全て捨て札にします。  そうしたら、山の残りと捨て札を全てリシャッフルして山を作り直してください。  【ブレイク置き場】にあるブレイクカードは、もう使用しませんのでゲームから取り除いておきます。  ラウンドカードも1枚めくり、ゲームから取り除いておいてください。  もしもこれが3ラウンド目であればゲームが終了し、VPの最も多いプレイヤーがゲームに勝利します。複数いた場合、「プレイ順の早い方」が優先されます。