■■ 卒業method2 草稿8 (!--大まかな変更点--) ・カード構成を変更。4人時の追加カードも調整 ・イベントを固有の色に変更し、ブレイクは完全ランダムに変更 ・イベントが固有の色なので、グループ授業で取得対象になる ・個人授業にメリットを追加。足切りラインが1減少する ・歴女効果(足切りラインに到達しなかったら1枚残し)を基本ルールに ・リスケを1ラウンド中1回に変更し、九種九牌(イベントが多い)時は回数に含まれずリスケできるよう変更 ・スキルのSKPを2から3に変更 ・足切りラインに到達していない場合、合計値最大の追加得点化ボーナスも無効(これは前回からこうだった。マニュアルの読み間違え。これを有効にするとますますグループ授業が強くなるので、そうしなかった筈) ■ 概要  とある名門女子校に、超問題児が5人やって来た!  校長から密命を受けた教師達は、この問題生徒を無事卒業させる使命を負わされたのだった… ■ コンポーネント  3〜4人用 ◇生徒カード(5枚)  名門女子校に入学した5人の問題児です。  各生徒毎に色が決まっていて、5教科それぞれについての学習意欲が1〜5の値で設定されています。 ◇スクールカード(50枚+10枚)  1〜5の数字が書かれたカードです。  各色それぞれ1〜5が各2枚ずつあります。また、4人プレイ時に使用する追加のスクールカードとして、各色それぞれ2と3が各1枚ずつあります。  これら数字は学習量となり、値が大きい程、その生徒がよく勉強していることを表します。  また、学習量とは別にSKP(先生のこと嫌いじゃないよポイント/先生には感謝してるんだよポイント)がハートアイコンで1〜3個設定されています。これはあなた(=教師)に対する好感度を表し、最終的なゲームの勝敗はこのポイント量の多寡によって決まります。  基本的に、数字が小さい程、SKPは多く設定されています。  5:1  4:1  3:2  2:2  1:3 ◇イベントカード(10枚)  様々な学校行事を表すカードです。  5人の生徒とは異なる、6つ目の色が設定されています。  スクールカードと混ぜて一緒に使用しますが、数字、SKPは共に0となっていて、2枚集めることでブレイク(※後述)と呼ばれる特殊な処理を発生させます。 ◇進級カード(30枚)  2学年、3学年への進級時に追加されるカードです。  各色毎に1〜5のスクールカードが1枚ずつと、イベントが5枚あります。 ◇ブレイクセット(15枚+15枚)  生徒たちに突然生まれるマイブームです。  1つのブレイクは「ゲームに新しく追加されるルールカード」と「プレイヤーが得られる固有のスキルカード」の、2枚1セットで構成され、各色毎に3セットずつ用意されています。  また、スキルカードにはSKPが3個設定されています。 ◇教師カード(5枚)  各プレイヤーが担当する学科を表すカードです。  学科毎に1〜5の数字が振られ、プレイ順が決まっています。 ◇個人授業マーカー(20個)  特定の生徒に個人授業を行ったことを表すキューブ状のマーカーです。 ■ ゲームの準備  生徒カード5枚を表向きに配置し、【生徒置き場】とします。  この時、左から順に「青→赤→白→黄→緑」になるよう並べてください。この並びは、後述される追加ルールの適用順にもなります。  スクールカードとイベントカードを混ぜて、よくシャッフルし山とします。  4人プレイの場合は、4人用の追加カードも使用してください。  進級カードもシャッフルして進級山にしておきますが、今は使用しません。各ラウンド終了時に使用しますので、邪魔にならない場所へ除けておいてください。  次にブレイクカードの準備をします。  ブレイクのルールカードをよくシャッフルしてブレイク山とし、【生徒置き場】へ置いてください。スキルカードはまだ使用しませんので、これは邪魔にならない場所に除けておきます(シャッフルする必要もありません)。  3人プレイ時は、ゲーム開始時から適用されるブレイクを決定します。  ブレイク山から1枚引いて表向きに配置してください。また、プレイヤー間の合意があれば、4人プレイ時にこの処理を行っても構いません。  最後に教師カードをよくシャッフルして全プレイヤーに1枚ずつ配り、それを手元に置いてください。そこに記された教科名が、自分の担当する教科となります。  また、担当教科と同時にスタートプレイヤーも決まります。「数字順(国→英→数→理→社)」で見て、最も早い教科のプレイヤーがスタートプレイヤーとなります。 ■ ゲームの進行  本ゲームはラウンド(1ラウンド=1年)と呼ばれる区切りで進行し、3ラウンドが終わるとゲームが終了します。そして、ゲーム終了後に総決算を行い、それまで各ラウンドで得た功績やスキルなどからVPが与えられ、最も多かったプレイヤーがゲームに勝利します。  以下の手順に従って、処理を行ってください。 1:ラウンド開始  全プレイヤーは、山から手札を最大枚数(通常3枚)になるよう補充してください。  ゲーム中に最大枚数が変化したり、前ラウンドの手札を持ち越したりすることがありますので、何枚補充するかは都度変わります。 2:メインフェイズ  スタートプレイヤーから時計回りで順番に手番を行います。  まず、山から4枚引いて表向きに並べ、そこを【スケジュール】とします。  2手番目以降で、【スケジュール】にカードが残っていた場合、4枚になるよう山から補充してください。もしも山が尽きたら、捨て札をリシャッフルして山を作り直してください。 ◎リスケ  1ラウンド(1手番や1ゲーム中ではありません)中に1回だけ、【スケジュール】をリセットすることができます。  【スケジュール】に配置されたカードを全て捨て札にし、直ちに山から”捨て札にした枚数”枚を補充してください。  また、【スケジュール】にイベントカードが3枚以上ある時、リスケを行うことができます。  これは「1ラウンド中に1回」の制限に含まれません。  その後、以下の順番でアクションを行ってください。 ◎指導  手札の好きな1枚と、【スケジュール】にある好きな1枚を交換できます。  これは1手番に1回だけ行うことができます。ただし、強制でなく必要がなければ無理に行う必要はありません。 ◎授業  以下のどちらかの方法で、【スケジュール】からカードを取得します。  取得したカードは手元へ表向きに置き、【学習成果】としてください。 〇個人授業  色(生徒だけでなく、イベントも可)を1つ選んで、【スケジュール】に配置されている同じ色のカードを全て取得します。  さらに、選んだ色の生徒を見て、まだ自分のマーカーが置かれていない場合、個人授業マーカーを置くことができます。生徒カードの、自分の担当教科の位置にマーカーを1個配置してください。既にマーカーが配置されていたら、2個目を置くことはできません。 〇グループ授業  【スケジュール】に配置されている、全ての色を1枚ずつ取得します。  もしも同じ色が複数枚あった場合、数字の小さい方を取得してください。それらも複数枚あった場合、好きな1枚を選ぶことができます。 ◎ブレイク  授業によって、自分の【学習成果】にイベントが2枚以上配置されたら「ブレイク」が発生します。  それら(今授業で得たイベントと、【学習成果】にあるイベント)を全て捨て札にしてブレイク山から1枚めくり、【生徒置き場】にある対応する色の生徒カードの下に表向きで配置してください。この配置されたカードは以後「追加ルール」となり、即座に効果が適用されます。  既にカードが配置されていた場合、それを捨て札にして新たな追加ルールとしてください。つまり、各色毎に追加ルールは1つまでとなり、最大で5つの追加ルールが適用される、ということになります。  また、追加ルールによっては1つのイベントが複数の効果を同時に持つ場合もあります。その場合は、「青→赤→白→黄→緑」の順番で全て効果を適用します。  その後、今公開されたルールと対応するスキルカードを取り出し、表向きで手元へ置いて即効果を適用してください。  基本的に追加ルールはプレイヤー全員に、スキルはそれを所持するプレイヤーのみに効果が適用されます。  このブレイク処理は必ず行ってください。  ただし、ブレイク山が尽きていたら、ブレイク処理を行うことはできません。イベントは単に捨て札となります。  以上の処理が終わったら、【スケジュール】に残ったカードはそのままにして、次の順番のプレイヤーに手番を渡してください。  これを繰り返し、全プレイヤーが3手番を終えたら(=3巡したら)ラウンドが終了します。 3:ラウンド終了  ラウンドが終了したら、各自の【学習成果】を元に今学年の決算を行ってください。  まず、各自【学習成果】にあるスクールカードを見て、各色毎の数字を合計します。  そして、各色毎に足切りラインの「7」以上であれば、その色のスクールカードを1枚横倒しにして得点化できます。  この時、自分の個人授業マーカーの乗せられた色については、足切りラインを1減らすことができます。通常は7から6に減らされ、6以上であれば得点化することができます(追加ルールによっては、その限りでありません)。  次に、プレイヤー全員で見て、各色毎に最も合計値の大きいプレイヤーは功績を得ます。追加で1枚を得点化してください。同着の場合は、各生徒毎の「学習意欲」の高い方を優先します。  ただし、合計値が足切りラインより小さかった場合、例えそれが全プレイヤーで最も大きかったとしても追加で得点化することはできません。最低足切りライン分は確保してください。また、カードが足りなかった(=縦置きのカードが1枚だけだった)場合も、追加で得点化できませんので注意してください。  この横倒しにされて得点化されたカードは、いわば生徒の基礎学力、地力となります。  カード本来の数字は失われますが、以降のラウンドで各色毎に数字を合計する際、この横倒しのカード1枚につきその色の合計値に+1されます。  もしも足切りラインに届かなかった場合、(縦置きされた)好きな1枚を【学習成果】に残し、その色の他のカードは捨て札にしてください。  イベントについても、捨て札にします。  以上の決算処理が終わったら、手札を全て捨て札にします。  そして、進級山から15枚を引いて山に加え、山の残りと捨て札を全てリシャッフルして山を作り直してください。  そうしたら、新しいラウンドを開始します。この時、スタートプレイヤーは変更されません。  もしこれが3ラウンド目であればゲームが終了し、最終決算を行います。  各自得たSKP(横倒しになったカード/スキル)を合計し、最も多くのSKPを得たプレイヤーがゲームに勝利します。複数いた場合、学科毎の優先順位の逆順(社→理→数→英→国)に優先されます。