プレイヤーである「探偵」は、イベントカードを手札に持ち、これをより多くプレイすることでゲームに勝利することができます。このプレイされたイベントは「その探偵だけが知る事件の情報」となり、同時にこの事件の物語が作られていくのです。

　イベントカードはコストを支払うことによってプレイできますが、そのコストとは……事件に関係する８人の人物となります。
　人物は「捜査デッキ」と呼ばれる共通山からランダムに何枚か引かれます。各イベントには、そのイベントに関係する人物がコストとして設定されていますので、ランダムに引かれた人物がこのコスト条件を満たしていれば、そのイベントをプレイできる。という訳です。
　この直感的なゲームプレイ、かつ自分で物語を作るナラティブなプレイ感が、本作の大きな特徴になっています。

　イベントプレイに必要なコストは、捜査デッキから人物が引かれることで発生します。
　この捜査デッキはプレイヤー全員が使用する共通山であり、同時にプレイヤー全員がその共通山をカスタマイズ可能。即ち、（自分のイベントをプレイする為に）欲しい人物を追加することができるのです！

　これにより、捜査デッキは各人の思惑が交差するカオスな場と化し、ほぼ全カードユニークなイベントとも相まって毎回違う物語が展開されるのです。

　ゲーム中に捜査デッキから「惨劇の夜」のカードが引かれると、特定の条件で新しい殺人事件が発生し人物が死亡します。
　その条件とは……ズバリ、登場回数！
　捜査デッキから引かれた枚数、つまり物語中に登場した回数が多い程、その人物は死に近づくのです！

　その為、手札にある高コスト高得点のイベントをプレイするには、特定の人物が多く出現する必要がある。だけど同時に死に易くなり、うっかりイベントをプレイする前に死んでしまったらイベントが無駄になってしまう。と言うジレンマが発生します。
　なので、どのイベントを残し、どのイベントを切るべきか、その見切りが重要となります。