■■ 探偵無宿2 草案2 ■ 問題点  フリーに人物を入れられると捜査デッキが厚くなり過ぎるので、やはり1ラウンド1枚ぐらいが良い。  覚醒アクションを引かないと覚醒しない、というのもやはり少し味気ないので、各人物カードを3枚として、4枚目に覚醒アクションカードが入ってるのはどうだろう。つまり、3枚容疑者になったら、覚醒する感じ。こっちの方がナラティブ的には面白い気がする。  カードコストをどうするか。  やはり、惨劇の夜でオールリセットされた次のプレイヤーは手札を出せないのがツライ。また、手札コストの場合、手札を大量に捨ててしまう為、デッキを操作する意欲が減る。手札の流動性は減らす方がゲームには向いていると思われる。  初期デッキ8枚だし、ラウンド開始時に4枚引いて、残りは惨劇の夜が出るまで。という考え方もあるか。  最初の4枚のアクションはなく、そこから追加で引かれるとアクションが発生する形式。この場合、1ラウンド目のいきなり惨劇の夜は25%。つまり、結構ある。初パスで人物1枚追加の場合、特に追加をすることなくラウンドが進んでしまうので、新ラウンド時に誰かが1枚追加、あるいは減らすかできた方がいいかも知れない。例えば、初手プレイヤー。つまり、惨劇の夜を引いた次のプレイヤー。これが操作権を持つ。  その他、特殊効果で何かあってもいいかも知れない。  最初の4枚に惨劇の夜が含まれていた場合、惨劇の夜はデッキの下へ戻される。あるいは、デッキに戻されてシャッフル。現状は、シャッフルの方がいいかな。  そして、コストの出し方を考える。というか、不足分について考える。  例えば予約制はどうか。とりあえず出す。が、コストが不足していた場合、推測の域を出ない。自分の手番でコストが満たされていればセットできる。ただし、それまでに惨劇の夜が出たら捨て札になる。これは、デッキが厚くなるとまず間違いなく出せる、という意味と同義ではある。が、デッキが厚いということは、ゲームが長引いているということなので、それもいいかも知れない。一応、推測に配置して捨て札になった場合、マイナス点などのペナルティがあっても良いかも知れない。  使い切りカードについては、手番を消費しない形にする。  手番でできることは、手札プレイか、パスして手札1枚補充&捜査線操作という形にする。  その他、死亡条件はもう少し増やしてもいいかも知れない。 ■ コンポーネント  3〜4人用 ◇人物カード(39枚/各4枚、覚醒7枚)  椚家の関係者で、事件の容疑者であり、協力者にもなります。  各人物毎に定められたベースカラーが設定され、固有の「アクション」も1つ持ちます。また、このアクションはゲーム中に特定のイベントカードをプレイすることで、「覚醒状態」へと変更されます。 ◇惨劇の夜(1枚)  決定的な出来事の発生を表すカードです。  特定の条件に応じて、人物が死亡するなど物語が進行します。 ◇イベントカード(60枚)  事件の推移により発生する様々な出来事や、手掛かりや証言、証拠などを表すカードです。  通し番号が付けられ、番号のより小さいものほど重要なイベントとなります。  また、イベントには場に配置されVPを得たり常時効果が適用されるものと、即効果が適用されて捨て札になるものの2種類があり、必要なコストが設定されています。 ■ ゲームの準備  人物カードから「勿忘草」以外の人物を1枚ずつ取り、この7枚と「惨劇の夜」を加えた8枚をよくシャッフルし山を作ります。この山を「捜査デッキ」とし、中央に配置します。  残った人物カードは各種類毎にまとめて人物山とし、【人物置き場】に置いておきます。覚醒人物カードはまだ使用しませんので、【人物置き場】に裏向きに置いてください。  次に、イベントカードをよくシャッフルして山とし、各プレイヤーは5枚ずつ引いて手札とします。  この5枚が最大手札枚数となり、ゲーム中イベント効果などによって変わることがあります。  最後に、じゃんけんなど、好きな方法でスタートプレイヤーを決定してください。 ■ ゲームの進行  本ゲームはラウンドという単位で進行します。  いずれか1人のプレイヤーが10VP(=捜査功績)を得るか、人物が5人以上死亡したら、そのラウンド終了時にゲーム終了となります。  スタートプレイヤーから時計回りで順番に手番を行い、自分の手番になったら以下の手順に従って処理を行ってください。 1:アクションフェイズ  手番プレイヤーは、捜査デッキから1枚引いて【捜査線】へ表向きに配置し、各人物毎に設定されたアクションを、手番プレイヤーから時計回りで順番に「全員に」適用してください。  既に【捜査線】にカードが配置されていた場合は、末尾(=右端)に配置します。常に最新のカードが右端になるようにしてください。  「惨劇の夜」だった場合、アクションはありません。手番終了時にラウンドが終了します。  もしも、ラウンド最初のアクションフェイズ(=捜査デッキから引かれた1枚目のカード)が「惨劇の夜」だった場合、「惨劇の夜」を捜査デッキの一番下へ戻し、新しくカードを1枚引き直してください。 〇覚醒状態  もしも、いずれかのプレイヤーが「特定の人物を覚醒状態にする」イベントカードを【手帳】に配置していた場合、対応する覚醒人物カードを表向きにし、アクションの効果を「覚醒状態」の方に変更してください。 2:メインフェイズ  手番プレイヤーは「捜査」か「一服(=パス)」のどちらか1つを行います。 ◇捜査  コスト条件を満たす、好きな手札を1枚プレイします(コストを満たしていても、2枚以上プレイすることはできません)。  コストは色によって定められ、その色のアイコン数分だけ、同色の人物カードが【捜査線】に配置されている必要があります。  または、手札を4枚捨て札にすることで、「黒を除く」好きな色のコストを1発生させることができます(ただし、死亡している人物は除く)。この捨て札枚数は、【手帳】に関連人物のイベントがあると軽減されます(ただし、どれだけ軽減されても最低1枚は捨て札にする必要があります)。  これにより発生させたコストは、自分の手番が終われば全てなくなります。  もしも惨劇の夜が引かれていたら、惨劇の夜は「好きな色のコスト1」として扱ってください。  また、一部イベントカードは死亡条件が設定されていることもあり、その場合はコスト条件を満たした上で指定された人物が死亡していないとプレイできません。  コスト支払い後、手札を表向きにして自分の【手帳】に配置し、テキストの指示に従って効果を適用してください。中には配置せずに、使い切りで捨て札になるカードもあります。  配置したカードにVPが設定されていたら、そのVPを得ているとして扱うことができます。何らかの効果によりカードが捨て札になると、VPも同時に失われますので注意してください。 〇覚醒  いくつかのイベントカードには、特定の人物を「覚醒状態」にする効果があります。  この効果を持つイベントを【手帳】に配置したら、【人物置き場】にある指定された覚醒人物カードを表向きにし、以後はその人物のアクションを覚醒人物カードの効果に変更します。  もしも、何らかの理由で覚醒状態へ変更するイベントカードが捨て札になった場合、覚醒人物カードも裏向きに戻され、元のアクションが適用されるようになります。 ◇一服  一服して事件を整理します。  不要な手札があればそれを1枚まで捨て札にすることができ、その後に最大枚数まで山から手札を補充してください。途中で山が尽きた場合は、捨て札をリシャッフルして山を作り直してください。  次に、人物に新たな容疑をかけるか、あるいは捜査線上から人物を外すことができます。  以下のどちらかを行ってください。ただし、特に必要がなければこの処理をパスする(=何も手を加えない)こともできます。  ただし、惨劇の夜が引かれていたら、この処理を行うことはできません。手札の補充だけ行ってください。 ・嫌疑  【人物置き場】から好きな1枚を【捜査外】へ移す。 ・解消  【捜査線】にある好きな1枚を【捜査外】へ移す。  以上の処理が終わったら、次の順番のプレイヤーに手番を渡します。  もしも、手札が最大枚数を超えていた場合は、最大枚数になるよう捨て札にしてください。  また、「惨劇の夜」が引かれていたら、ラウンドが終了します。「3:ラウンド終了」へ進んでください。 3:ラウンド終了  ラウンドが終了したら、以下の順番でチェックを行います。 〇犠牲者の選定  【捜査線】に配置されている人物の中で、最も枚数の多い1人が死亡します。  もしも「最も枚数の多い人物」が複数いたら、誰も死亡しません。  誰かが死亡したら、その人物カードを全てゲームから取り除いてください(捜査デッキ/【捜査線】/【捜査外】/【人物置き場】)。 〇ゲーム終了チェック  いずれか1人のプレイヤーが10VP以上得ているか、あるいは人物が5人以上死亡していたら、即ゲームが終了します。  この時点で、最も多くVPを得ているプレイヤーがゲームに勝利します。複数いれば、通し番号のより小さいイベントカードを【手帳】に配置している方が勝利します。 〇捜査デッキの再セットアップ  捜査デッキ、【捜査線】、【捜査外】にある全てのカードをリシャッフルし、捜査デッキを作り直してください。  以上の処理が終わったら、次の順番のプレイヤーをスタートプレイヤーとし、新しいラウンドを開始してください。