メールは、インターネット上でメッセージをやりとりする手段です。
メールを送受信するためには、メールアドレスが必要です。メールアドレスは、住所、氏名に相当するもので、user@domainの形式で表します。
メールは、送信時は、SMTP プロトコル (port 25)を使用し、受信時は、POP3 プロトコル (port 110)などを送信します。telnetでメール送信とtelnetでメール受信で、簡単なメールの送受信の流れについて説明しています。
ここでは、電子メールを送受信するために必要な環境の構築方法を説明します。
sendmail は、UNIX の標準的なメール配信プログラムです。ほとんどのUNIX には、標準添付されているのですが、古いバージョンにはセキュリティホールがあるため、 バージョンを調べて、古いものは置換する必要があります。
sendmail 8.9.3 (1999/06/27)
ftp://ftp.sendmail.org/pub/sendmail/
ftp://ftp.iij.ad.jp/pub/network/sendmail/
unix> cd /usr/local/src/ unix> gzip -cd ../pub/sendmail-8.9.3.tar.gz | tar -xvf - unix> cd sendmail-8.9.3 unix> cd src 以下、インストールを続行。 unix> sh Build (linux環境を収集、コンパイルの準備をする。 この際、直下に新しいディレクトリを作成する) unix> cd obj.Linux.2.0.36.i486 (システムにより、作成されるディレクトリ名はかわる) unix> make install
CFとは、sendmail の設定ファイルである、sendmail.cf を作成するためのツールです。CF の他にも、mailconf というツールもありますが、CF は、doc ディレクトリに日本語マニュアル(*.jpn)が付属しています。
CF-3.7W (1998/09/01)
ftp://ftp.kyoto.wide.ad.jp/mail/CF/
ftp://ftp.iij.ad.jp/pub/network/sendmail/
unix> cd /usr/local/src/ unix> zcat ../pub/CF-3.7W.tar.gz | tar -xvf -
まず、defファイル(sendmail.def)を作り。それをmakeします。
defファイルの記述については、簡易マニュアルを参照してください。
unix> cd /usr/local/src/ unix> cd CF-3.7W unix> vi sendmail.def unix> make sendmail.cf unix> sendmail -Csendmail.cf -bt unix> cp /etc/sendmail.cf /etc/sendmail.org unix> cp sendmail.cf /etc/sendmail.cf
CF の 簡易マニュアル
CF の マニュアル
CF の readme ファイル
ASHのCFの定義ファイルです。
sendmail.def
自分自身にユーザ名だけを指定してメールを送信して確認
自分自身に正式名を指定してメールを送信して確認
nifty-serve などへメールを送信して確認
nifty-serve などからメールを送信して確認
unix> sendmail -bp #メールキューの表示 unix> ls -l /var/spool/mqueue/ #メールキューファイルの確認
unix> ls -l /var/spool/mail/ #メール受信ファイルの確認
unix> tail -100 /var/log/syslog #waringエラーの表示 unix> tail -100 /var/log/messages #infoエラーの表示
unix> ps -aux | grep sendmail
unix> sendmail -bt > 0 root #内部の送信確認 > 0 root@ash.jp #内部の送信確認(正式名) > 0 root@foo.co.jp #外部の送信確認(正式名)