POP3とは、メールを受信するときのプロトコルです。
POP3では、最初にUSER、PASSコマンドによりユーザ認証を行います。
認証されたら、LISTコマンドでメールの一覧を受け取ります。
その後、各メールについて、RETR、DELEコマンドで、メールの内容を受信したり削除したりします。
最後に、QUITコマンドで終了します。
以下に、telnetを使って、POP3プロトコルでメールを受信する方法を説明します。
Linux# |
telnetでの受信時のプロトコルの流れを、以下の図で表します。
以下に、よく使うPOP3コマンドの一覧を掲載します。
詳細な定義は、以下のRFCで定義されています。
USER ユーザ名 | 受信するメールのユーザ名をメールサーバに認識させる。 |
---|---|
PASS パスワード | 受信するメールのパスワードをメールサーバに認識させる。 |
STAT | 受信しているメールの件数とバイト数を通知する。 |
LIST [メッセージ番号] | 受信しているメールの番号とバイト数を通知する。 |
RETR メッセージ番号 | 指定したメッセージ番号のデータを受信する。 |
DELE メッセージ番号 | 指定したメッセージ番号のデータを削除する。 |
QUIT | メールの受信を終了する。 |