メールサーバの設定方法
事前準備
メールサーバのバージョン確認
FreeBSDでは、メールサーバとして、sendmailがデフォルトでインストールされています。
25番ポートで動作していますので、接続してバージョンを確認することができます。
確認したら、QUITコマンドで終了します。
unix# telnet localhost 25
Trying 127.0.0.1...
Connected to localhost.
Escape character is '^]'.
220 gate2.ash.jp ESMTP Sendmail 8.11.1/8.11.1; Wed, 31 Jan 2001 14:06:10 +0900 (JST)
QUIT
221 2.0.0 gate2.ash.jp closing connection
Connection closed by foreign host.
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CFの入手
sendmailの設定ファイルは、/etc/sendmail.cfですが、CFというツールを使って作成します。
以下のファイルをダウンロードし、/usr/local/pubに格納します。
POPサーバのパッケージの追加
メールを受信するための、クライアントサービスとして、POP3プロトコルを使うqpopperを使います。
以下のパッケージをインストールします。
MHのパッケージの追加
UNIX上でメールを読み書きするためのクライアントとして、MHの設定を行います。
MHを使うためには、以下のパッケージをインストールします。
mail/ja-mh-6.8.4.j3.03
mail/ja-mimekit-1.8
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メールサーバのインストール
CFのインストール
unix# cd /usr/local/src
unix# gzip -cd ../pub/CF-3.7Wpl2.tar.gz | tar -xvf -
unix# cd CF-3.7Wpl2
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メールサーバの設定ファイル作成
unix# vi sendmail.def (cp /conf/mail/sendmail.def .)
sendmail.defの内容
unix# make sendmail.cf
unix# mv /etc/sendmail.cf /etc/sendmail.cf.org
unix# cp sendmail.cf /etc/.
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aliasesの設定
unix# vi /etc/aliases (cp /conf/mail/aliases /etc/.)
root: joe@ash.jp
postmaster: root
webmaster: root
unix# newaliases
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POPサーバの設定
POPサーバの設定を行います。
POPサーバの設定は、inetdから起動できるようにするだけです。
unix# vi /etc/inetd.conf
pop3 stream tcp nowait root /usr/local/libexec/qpopper qpopper
unix# ps -aux | grep inetd
unix# kill -HUP inetdのPID
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MHの設定
MHでは、以下のファイルをカスタマイズしています。
MHの設定は、/conf/mh配下の設定ファイルをコピーするだけです。
unix# cp -r /conf/mh /usr/local/lib/.
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MHの使い方は、MHの操作方法を参照してください。