ここでは、ASHも利用している比較的安価なインターネット常時接続サービス、OCNへの加入方法などを説明します。
OCNとは、NTTの提供するインターネット接続サービスで、”Open Computer Network”の略です。
サービス内容は回線速度などによってさまざまですが、小規模の事業所やSOHOには、コストパフォーマンスの面から「OCNエコノミー」が最適です。ASHもOCNエコノミーに加入してネットワーク環境を構築しています。
※このページの内容は、ASHがOCNに加入した時点(97年6月)での申込システムにに基づいて書かれています。最新の情報は、OCNのホームページ(http://www.ocn.ne.jp/)を御覧ください。
まず、OCN加入申込書を手に入れます。最寄りのNTTやOCN販売代理店などで入手できます。OCNのホームページで資料請求するのもよいでしょう。
まずは利用形態を決定します。ASHは、以下のような前提でネットワークを構成します。
利用形態から、最低限必要な記入事項は下の6つになります。
申込者・注文内容(利用形態)・開通希望日・設置場所・請求書送付先・支払方法などを記入します。
注文内容(利用形態)は「OCNエコノミー(DNSお客様設置)」を選択します。
配線工事内容と端末設備形態を記入します。
端末設備形態は「DSU内蔵型ルータ」を選択します。
使用するドメイン名とセカンダリDNSを記入します。ASHの記入例は以下の通りです。
※セカンダリDNS登録は、OCNエコノミーにデフォルトでついてくるサービスです。
ドメイン名 : ash.jp セカンダリDNS : OCN契約回線にDNSサーバを設置(NTTでIPアドレス指定)
JPNIC(日本のネットワーク情報を管理している団体)に対してIPアドレス(インターネット上の住所のようなもの)の割当を申請するのに必要な事項を記入します。
JPNICに申請したIPアドレス・ドメイン名を使用するネットワークを運用する際の責任者です。ここに記入された人物が、JPNIC割り当てられたIPアドレス・ドメイン名に対するすべての責任を負うこととなります。
申請するネットワークに関する事務的・技術的など全般的な問い合わせの担当者です。ここに記入された人物が、JPNICに割り当てられたIPアドレス・ドメイン名に対するすべての問い合わせを受けることとなります。
その他に、
・IPアドレス返却申請書
・ドメイン名取得申請書
が必要に応じて記入になります。
IPアドレス返却申請書は、既に他のプロバイダに加入してIPアドレスを取得している場合に必要になるもので、常時接続サービスを申し込むのはOCNが初めてという場合は必要ありません。
ドメイン名取得申請書は、JPNIC(日本のドメイン情報を管理している団体)へのドメイン申請をNTTに代行してもらうときに必要なもので、自分でドメイン申請を行う場合は必要ありません。
ドメイン申請の詳細については、ドメイン申請方法のページを参照してください。
すべての記入が終わり、登録申請が完了すると、NTTから登録内容確認の書類が送られてきます。その際にお客様番号、DNSサーバのIPアドレス、newsサーバのIPアドレスなどが新たに通知(これもOCNエコノミーにデフォルトでつくサービス)されます。
※「お客様番号」はNTTへの連絡時に必須なので、必ず控えておきましょう。