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インターネットの脅威

 インターネットの脅威の種類について解説していきます。

サービスに対する脅威

サービス停止

 DoS(Denial of Service)アタックと呼ばれます。
 標的の機器(サーバやルータ、クライアントのマシンなど)をハングアップさせたり、ネットワークのトラフィックを増大させたりなどしてネットワークの機能を麻痺させます。
 IPアドレスを指定して、OSをハングアップさせるコマンドなどがあります。

サービス妨害

 ホームページ領域乗っ取り・掲示板荒らしなど、サイトのオーナーが提供するサービスを正常に実行できなくします。
 また、CPUやディスクなどのリソースを消費したり、ネットワークに負荷を与えることにより、サービス能力を低下させられることもあります。

root権限の奪取

 不正侵入により、root権限を奪取されると、すべてのファイルを削除されたり、機密データを書き換えられたり、どんなことでもされてしまいます。

メール爆弾

 同一内容のメールを多数送り付けたり、大容量のメールを送りつけたりして標的者のメールボックスを溢れさせ、正常にメール受信できなくします。
 サーバが対応していないと、OSがハングアップすることもあります。

SPAMメール

 ネズミ講の勧誘・広告など無駄、あるいは意味のない内容のメール。メール受信のアクセス費用・時間が浪費されます。 数によってはメール爆弾同様の効果を引き起こします。

データに対する脅威

 インターネットでは、いくつものサーバを経由してデータが転送されるため、その途中のサーバやネットワークで、こっそりデータの中身を見ることも、できてしまいます。
また、そのデータの内容を書き換えることもできてしまうため、データの改ざんや、なりすましをすることもできてしまいます。

盗聴

 不正な手段で、他人の通信データを参照することです。

改ざん

 他人の通信データの内容を書き換えることです。

なりすまし

 他人になりすまし、その人のように振る舞うことです。

踏み台

 踏み台とは、サーバソフト及びOSのバグによるセキュリティホールを悪用したり、盗難IDなどの不正なアカウントを利用してサーバにログインすることです。
 他サイトへの攻撃の踏み台、機密情報への不正アクセスなどが行われます。 踏み台にされると、何もしていないのに、加害者にされてしまい、クレームの対応などに追われることになります。 また、信用を損なうなどの被害が発生します。

不正侵入

 他サイトへの攻撃・SPAMメールの中継など。攻撃された側からは、踏み台にされたサイトが攻撃したように見えます。
 踏み台とは、不正侵入され、他サイトへの侵入や攻撃などのために利用されることです。 攻撃された側からは、踏み台にされたサイトが攻撃したように見えるため、クレームの対応などに追われることになります。

不正中継

 プロキシの設定によっては、第三者によって、匿名アクセスするために利用されることがあります。

SPAMメール中継

 SPAMメールの発信者として、ブラックリストに登録されたりして、信用を失ったり、クレーム対応に追われることになります。



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