LinuxにJDK1.2をインストールします。
以下の2台のマシンにインストールしました。
zweihander CPU:K6-2/300MHz MEM:128MB HDD:6G(Win)+2G(Linux) GA :MillenniumII-PCI 8MB OS :Debian2.0r6(hamm) claymore CPU:Pentium/200MHz MEM:128MB HDD:6G(4G:Win,2G:Linux) GA :Millenium 4MB OS :Plamo1.4.1 |
Plamo、Debianともに以下の作業を行なう。 (DebianのパッケージインストーラはJDK1.1.7までしか対応していない)
まずはJDKのアーカイブをダウンロードする。
保存場所はどこでもいいのだが、ASH流に/usr/local/pub/とする。
ディレクトリがない場合は、mkdirで作っておくこと。
Linux# cd /usr/local Linux# mkdir pub |
Linux# cd /usr/local/ Linux# bzip2 -cd ../pub/jdk1.2pre-v2.tar.bz2 | tar -xvf - |
JDK1.2ディレクトリにパスを通し、環境変数JAVA_HOMEの設定を追加する。
ホームディレクトリの.cshrcファイルに設定を追加。
Linux# cd Linux# vi .cshrc |
setenv JAVA_HOME /usr/local/jdk1.2 set path=($path /usr/local/jdk1.2/bin) |
既にset pathの項目があった場合は、その項目内に
/usr/local/jdk1.2/bin |
のみを追加。
セーブして終了し、cshを立ち上げて確認。
Linux# csh Linux# set |
pathのところに/usr/local/jdk1.2/binが追加されてれば成功。
本来は、いきなり.cshrcを編集するのではなく、適当なファイルに追加内容を記述し、sourceコマンドで設定をテストする。
(PATH_ADDファイルがテストファイルだとする)
Linux# source PATH_ADD Linux# set |
設定が問題なければ、.cshrcを編集する。
Debianは、2.0r6ですでにlibc6がインストールされるので、この作業は不要。
Plamoの場合は、以下の作業を行なう。
PlamoのCDを入れる。
Linux# mount /cdrom Linux# cd /cdrom/contlib/glibc2/ Linux# installpkg glibc2.tgz |
これで終了。
JDKを展開したままでは、Xのフォント設定とJDKのフォント設定がかみ合っていないので、フォント設定ファイルを修正する必要がある。
フォント設定ファイルは、/usr/local/jdk1.2/jre/lib/font.propertiesファイルである。
これのバックアップをとり、修正。
Linux# cd /usr/local/jdk1.2/jre/bin Linux# cp font.properties font.properties.org Linux# vi font.properties |
font.properties内の"adobe-font-specific"の記述がある行を全てコメントアウトする。
これで一通りのインストールは終了である。
Java2のサンプルは、/usr/local/jdk1.2/demo/以下にある。
この下に、applet/(サンプルアプレット)、jfc/(swing関連のサンプル)があるので動作テストを行なう。
起動方法は、各サンプルのディレクトリにあるREADME.txtに書いてあるので、それを参考にする。
Linux# cd /usr/local/jdk1.2/demo/applet/ Linux# cd Animator Linux# appletviewer example1.htm |
Linux# cd /usr/local/jdk1.2/demo/jfc/ Linux# cd Stylepad Linux# java Stylepad |
ところが、segmentation viorationのエラーが出て、一向に動作する気配なし。
これで相当(ホントに相当)悩んで投げ出しかけた頃、何気にXFree86を8bitカラーモードで起動しなおしてみる。
すると、全てのサンプルがバッチリ起動するではないか。
こいつは盲点であった。
このマシンは、普段Winマシンとして24bitカラーで使っているため、ついXの設定も24bitカラーにしていたのだが…
どうやらJDK1.2(for Linux)は24bitカラーをサポートしていないようである。
さっそく一太郎Arkを起動してみる。
Linux# cd /tmp Linux# java -jar ark0607.jar |
バッチリである。
日本語環境の整備が全く手付かずである。
JDKはおろか、実はXFree86のほうも日本語化していないのである。
快適な日本語Java環境にはまだ遠い…