ネットワークの設定はLinuxconfを使えば簡単なのですが、そもそも、ネットワークにつながっていなくてLinuxconfをダウンロードできないという人のための覚え書きです。
ここでは、ルータ型のADSLモデムを通してインターネットに接続する方法を示します。
また、Windowsによって、既にモデム側の設定などが済んでおり、インターネットが使えることが前提です。
まず、ネットワークカードを認識させるために、ドライバを組み込みます。
ここでどのドライバを組み込むか、選ばなければならないのですが、これが最も面倒です。
メーカーに聞くのが本筋かもしれませんが、私は、Webで検索しました。
ネットワークカードの型番と、「Linux」「ドライバ」で検索しました。
検索されたいくつかのページを見た結果、私が使っているネットワークカードのドライバは「sis900」であることがわかりました。
ここから実作業が始まります。
まず、suコマンドを使って、「root」ユーザになります。
次に、viコマンド(エディタです)を使って、「/etc/modules」というファイルの編集を開始します。
ファイルには、すでにいくつかのドライバ名が書き込んであるでしょうが、一番最後に、「sis900」という1行を追加します。
この後、viコマンドを書き込み終了します。
ADSLモデムはほとんどが「DHCP」という機能を持っています。
この機能を使うと、ネットワークの設定が簡単にできるので、使用します。
viコマンドを使って、「/etc/network/interfaces」というファイルの編集を開始します。
ファイルには、すでになんらかのテキストが書き込んであるでしょうが、一番最後に、「iface eth0 inet dhcp」という1行を追加します。
この後、viコマンドを書き込み終了します。
「root」ユーザーのまま、作業を続けます。
「shutdown」コマンドなどを使って、Linuxを終了し、マシンを再起動します。
マシンが再起動したら、ログインし、「ping 66.101.202.1」というコマンドを実行します。
「66.101.202.1」というのはIPアドレスです。
ここは、適当な、実在するアドレスに置き換えて実行します。
この結果、「〜 icmp_seq-0 ttl-255 time-0.3 ms」などという表示がされたらOKです。
だめな場合は「〜 unreachable」という表示がされます。
また、ネットスケープがインストールできていれば、これを使って、Webへのアクセスを試みてください。
問題がなければ指定のページが表示されるはずです。