以下に、基本的なUNIXコマンドと、その利用方法を記述します。
意味 | コマンド名:(full name) | 対応するMS-DOSコマンド |
---|---|---|
ディレクトリの一覧 | ls : LiSt directory. | dir : list DIRectory. |
ディレクトリの移動 | cd : Change Directory. | cd : Change Directory. |
ファイルのコピー | cp : CoPy file. | copy : COPY file. |
ファイルの移動/ファイル名の変更 | mv : MoVe file. |
move : MOVE file. ren : REName file. |
ディレクトリの作成 | mkdir : MaKe DIRectory. | md : Make Directory. |
ファイルの削除 | rm : ReMove file. | del : DELete file. |
ディレクトリの削除 | rmdir : ReMove DIRectory. | rd : Remove Directory. |
画面の消去 | clear : CLEAR screen. | cls : CLear Screen. |
ファイルの内容を表示 |
cat : CATenate STDOUT. (標準出力に連結するという意味) | type : TYPE file. |
ファイルを編集する(エディタ) |
vi : VIsual editor. ed : EDitor. | edit : EDITor. |
ファイルを表示する |
more : less : | more : |
正規表現に一致するデータの表示 | grep : Global Regular Expression Print | なし |
パターン処理 |
awk : Aho Weinberger & Kernighan (3人の作者の名前) | なし |
ログインしている人の表示 | who : | なし |
ログインした人の履歴を表示 | last : | なし |
OS起動時の初期化コマンド | rc.* : Run Control | なし |
:q! (Quit) | 保存せずに終了 |
:wq! (Write & Quit) | 保存して終了 |
ESC (ESCape) |
モード終了 とにかく、よくわからなくなったら、ESC |
i (Insert) | 挿入モード(前挿入) |
nG (n=数字、Go) | n行に移動 |
G (Go) | ファイル末尾に移動 |
x (X) | 1文字削除(挿入モード中は、BSが使用可能) |
cw (Change Word) | 単語置換 |
yy (yy) | 現在行をバッファにコピー |
p (Paste) | バッファ内のテキストを貼付 |
:r FILENAME(FILENAME=ファイル名) | ファイルを挿入 |
J (Join) | 現在行を前の行につなげる |
nCOM (n=数字、COM=コマンド) |
コマンドのn回繰り返し(一部コマンド) 例:10ddなど |
dd (Delete) | 行削除 |
/ | 検索 |
? (Shift /) | 逆方向検索 |
ctrl+f (Forward) | 次ページ |
ctrl+b (Back) | 前ページ |
u (Undo) | アンドゥ(コマンドの取消し) |
. (ピリオド) | リドゥ(コマンドの再実行) |
lessは、テキストを表示するツールである。
lessは、moreと異なり、表示しているテキストを逆スクロールすることができる。
また、7ビットコードのテキストも表示できるため、メールを直接参照することもできる。
コマンドラインから、入力する。
less ファイル名
パイプを使用する。(moreの代わりに使用)
cat ファイル名 | less
manコマンドを使用する。
man コマンド名
メールを表示する。
show メール番号
lessのキー操作は、基本的にviに合わせられている。
moreに比べると終了時にqを入力する以外は、ほとんど同じである。
以下にlessの基本操作を示す。
次ページ | ^f, SPACE |
前ページ | ^b |
次行 | ↓, j, RETURN |
前行 | ↑, k |
前検索 | /文字列 |
後検索 | ?文字列 |
再表示 | ^l |
ファイル先頭に移動 | g |
(n=数字)n行に移動 | ng |
ファイル末尾に移動 | G |
終了 | q, ZZ |