Windows2000版WebLogicServerのインストール方法です。
バージョンは、WebLogicServer6.1J + SP1です。
Windows2000版WebLogicServer6.1Jでは、インストーラにJDKも含まれています。
従って、事前にJDKをインストールする必要はありません。
また、すでにJDKがインストールされていても、WebLogicServer6.1Jでは参照しません。
JDKは、\bea\jdk131配下のものが使われます。
Windows版では、簡易インストーラが付属しています。
CDROM:\wls610sp1\windows\weblogic610sp1_win.exeを実行すると\bea\配下にインストールされます。
言語の選択 日本語(デフォルト) ライセンス契約の条件に同意 インストール内容を指定 Server with examplesを選択(デフォルト) Bea社のディレクトリを作成 c:\bea 製品のディレクトリを作成 c:\bea\wlserver6.1 ネットワーク情報の設定 ドメイン名:ash ホスト名: www(ホスト名を指定) Windowsのサービスとしてインストール no(デフォルト) システムパスワードを作成 ユーザ名:system パスワード:YourPassword(8文字以上のパスワードを指定) インストール開始 |
評価版では、1ヶ月間有効のライセンスキーが自動的に登録されます。
「スタート」「プログラム」「BEA WebLogic E-Business Platform」「WebLogic Server 6.1」「Start Default Server」で、デフォルトドメイン(ash)のWebLogic Serverが起動します。
設定を変更する場合は、bea\wlserver6.1\config\ash配下にある、startWebLogic.cmdファイルと、config.xmlファイルを修正します。
トップページ(http://localhost:7001/)にアクセスすると、BEA WebLogic Serverの画面が表示されます。
WeblogicServerには、3種類のServerが存在しています。
通常DefaultServerを使います。
PetStoreServerとExampleServerは、サンプル用のサーバですが、デフォルトでインストールされます。
「Server with examples」を選択しない場合、インストールされません。
各Serverは、以下のディレクトリに存在するcmdファイルを実行することにより起動できます。
ただし、デフォルトではすべて同じPort番号であるため、複数のServerを起動することはできません。
WeblogicServerには、2種類の起動モードが存在しています。
config/mydomain/startWebLogic.cmdファイルの起動パラメータを変更することで切り替えることができます。
-Dweblogic.ProductionModeEnabledオプションの値でも、変更できます。
・プロダクションモード(自動デプロイなし) set STARTMODE=true ・開発用モード(自動デプロイあり) set STARTMODE=false |
WebLogicサーバでは、起動時にパスワードを入力する必要があります。
ただ、スタンドアロンで評価するなど、パスワードが必要ない場合のためにパスワードを入力しない設定にすることができます。
config/mydomain/startWebLogic.cmdファイルの、以下の行にパスワードを設定します。
-Dweblogic.management.passwordオプションの値でも、変更できます。
set WLS_PW=webfront |
WebLogicServerでは、デフォルトで管理対象サーバの探索を行いますので、探索をしないようにすることで起動が早くなります。 探索をしない設定にする場合は、config\mydomain\startWeblogic.cmdファイルで、-Dweblogic.management.discover=false を指定します。
デフォルトでデモが入っていますので、動作確認のため、実行してみましょう。
「スタート」「プログラム」からペットショップサーバを起動 「BEA WebLogic E-Business Platform」「WebLogic Server 6.1」「WebLogic Server Tour」「Run Pet Store」を選択 コマンドプロンプトが自動起動され、WebLogicServerが起動 コマンドプロンプトにて、パスワードを入力 |
ブラウザを起動 「http://localhost:7001/」へアクセス 「Pet Store」APの動作確認 |
インターネットでのペットの販売をするデモです。 商品を選択し、買い物かごに入れ、購入することができます。 実際に購入されることはありませんので、いろいろと試してみましょう。
「Administration Console」の起動 「Administration Console」の左側フレームで「サーバ」をクリック 右クリックで「このサーバを停止」を選択 |
Sample(EJBを使用したStatefulSessionパッケージ)の使用手順を記述します。
Server(ExamplesServer)を起動 コマンドプロンプトを起動 c:\bea\wlserver6.1\config\examplesへ移動 setExamplesEnv.cmdを実行 c:\bea\wlserver6.1\config\examples\clientclassesへ移動 java examples.ejb.basic.statefulSession.Client "t3://localhost:7001"を実行 |
Sample(EJBを使用したStatefulSessionパッケージ)のビルド手順を記述します。
コマンドプロンプトを起動 c:\bea\wlserver6.1\config\examplesへ移動 setExamplesEnv.cmdを実行 c:\bea\wlserver6.1\samples\examples\ejb\basic\statefulSessionへ移動 antを実行 |