WebLogicServerによるアプリケーションの開発方法です。
Webアプリケーションとは、サーブレット、JSP、HTMLファイル、イメージファイルなどをまとめて、作成するアプリケーションです。 URIでは、この識別子(Webアプリケーション名)をディレクトリのようにして使います。 そのため、Webアプリケーション独自の名前空間を構成することができます。
Webアプリケーションを使用するにあたり、各ファイル(html,servlet,jsp等)の格納ディレクトリは、以下のようになります。
ファイル等の格納方式には、展開ディレクトリを使う場合と、warアーカイブを使う場合があり、配置方法が異なります。 以下に、その方法について記述します。
Webアプリケーションを作成する手順について記述します。
WebLogicServerの起動(startWebLogic.cmd) コンソール起動(http://localhost:7001/console/) 左フレームの[Webアプリケーション]を選択 右クリックで[新しいWeb Applicationのコンフィグレーション]を選択 名前、URIの設定(名前はWebアプリケーション名) 対象サーバを選択済みにする |
<Domain Name="mydomain"> ..... <Application Deployed="true" Name="WebApp" Path="c:\bea\wlserver6.1\config\mydomain\applications"> <WebAppComponent Name="WebApp" Targets="myserver" URI="WebApp" /> </Application> ..... </Domain> |
Servletを使用するためには、デプロイメント記述子に設定ファイル(web.xml)に追加する必要があります。 web.xmlファイルは、「%INST%\config\%DOM%\applications\%APP%\WEB-INF」ディレクトリに格納されています。 追加が必要となる情報を以下に記述します。
<servlet> <servlet-name>サーブレット名</servlet-name> <servlet-class>サーブレットクラス名</servlet-class> </servlet> <servlet-mapping> <servlet-name>サーブレット名</servlet-name> <url-pattern>/サーブレットURL/*</url-pattern> </servlet-mapping> |
各ファイルを参照する場合のURLを以下に記述します。
http://localhost:port/Webアプリケーション名/url-pattern名 |
HTMLファイルや画像ファイルなどの静的なコンテンツサーバとして利用する場合は、特にデプロイメント記述子等への設定は不要です。 データは、ドキュメントルート配下に格納します。
%INST%\config\%DOM%\applications\%APP% |
各ファイルを参照する場合のURLを以下に記述します。
http://localhost:port/Webアプリケーション名/HTMLファイル名 |
Weblogic Server6.1では、CGIServletという内部 WebLogic サーブレットを介してすべてのCGIスクリプトをサポートしています。 そのため、CGIを使用するにはCGIServletをデプロイメント記述子に設定する必要があります。 追加が必要となる情報を以下に記述します。
<servlet> <servlet-name>CGIServlet</servlet-name> <servlet-class>weblogic.servlet.CGIServlet</servlet-class> <init-param> <param-name>cgiDir</param-name> <param-value> c:\bea\wlserver6.1\config\examples\applications\test\cgi-bin </param-value> </init-param> <init-param> <param-name>*.cgi</param-name> <param-value>c:\perl\bin\perl.exe</param-value> </init-param> </servlet> <servlet-mapping> <servlet-name>CGIServlet</servlet-name> <url-pattern>/cgi-bin/*</url-pattern> </servlet-mapping> |
各ファイルを参照する場合のURLを以下に記述します。
http://localhost:port/Webアプリケーション名/cgi-bin/CGI名(*.cgi) |
Weblogic Server6.1では、大規模システム用のEJBの作成もできます。 EJBを作成する場合は、以下の手順が必要です。
・リモートインターフェイスの作成(EJB名.java) ・ホームインターフェイスの作成(EJB名Home.java) ・EJBの実装クラスの作成(EJB名Bean.java) ・デプロイメント記述子の作成(ejb-jar.xml) ・WebLogicデプロイメント記述子の作成(weblogic-ejb-jar.xml) ・クライアントソースの作成(JSPやJavaなど) ・ビルド(build.xml) |
各ファイルを参照する場合のURLを以下に記述します。
http://localhost:port/Webアプリケーション名/EJB名 |