DNSサーバは、BINDパッケージのnamedというプログラムを使います。
BINDの設定は、4.X系と8.X系で、設定方法は、大きく異なります。
FreeBSD 4.2では、デフォルトで8.X系のBINDがインストールされています。
以下のコマンドでDNSサーバのバージョンを確認することができます。
unix# named -v named 8.2.3-T6B Mon Nov 20 11:27:49 GMT 2000 jkh@bento.FreeBSD.org:/usr/obj/usr/src/usr.sbin/named |
DNSサーバの設定ファイルには、プライマリ用(P)とセカンダリ用(S)があります。
P | S | ファイル名 | 内容 |
---|---|---|---|
○ | /etc/namedb/named.conf | プライマリDNSサーバのnamed起動時の設定 | |
○ | /etc/namedb/named.conf | セカンダリDNSサーバのnamed起動時の設定 | |
○ | ○ | /etc/namedb/named.root | キャッシュの設定 |
○ | ○ | /etc/namedb/local.zone | ローカルホストのドメイン定義 |
○ | ○ | /etc/namedb/0.0.127.rev | ローカルホストの逆引き用定義 |
○ | /etc/namedb/ash.jp.zone | ASH(ash.jp)のドメイン定義 | |
○ | /etc/namedb/112h.241.18.211.rev.txt | ASH(ash.jp)の逆引き用定義 | |
○ | ○ | /etc/namedb/bak/ | 他サーバの設定ファイル格納用ディレクトリ |
DNSサーバのインストールはプライマリとセカンダリで異なります。
それぞれ、用意した設定ファイルをコピーすると、設定は簡単にできます。
プライマリの場合は、named.confをそのまま使います。
セカンダリの場合は、named2.confをnamed.confにコピーして使います。
unix# cp -pr /conf/namedb /etc/. unix# mkdir -p /etc/namedb/bak ・セカンダリDNSサーバの場合は以下のコマンドを実行 unix# mv /etc/namedb/named2.conf /etc/namedb/named.conf |
リゾルバは名前解決の方法を設定します。 IPアドレスをlocalhostに設定しているため、すべてのサーバの設定は同じです。
unix# vi /etc/resolv.conf (cp /etc/damedb/resolv.conf /etc/.) domain ash.jp nameserver 127.0.0.1 |
DNSサーバを自動起動に設定します。 DNSサーバはデフォルトでインストールされてるので、rc.confの設定を有効にして再起動するだけです。
unix# vi /etc/rc.conf named_enable="YES" |
以下のコマンドを使って、動作確認をします。
unix# ps -afx | grep named unix# nslookup nslookup# www nslookup# www.ash.jp nslookup# www.yahoo.co.jp nslookup# ls -d ash.jp nslookup# set type=NS nslookup# ash.jp nslookup# set type=MX nslookup# ash.jp nslookup# exit |