緊急時には、シングルユーザモードで、修復が可能です。 シングルユーザモードに移行するには、以下のコマンドを使います。
unix# shutdown now |
システムが立ち上がって来ない場合には、ブートオプションで、シングルユーザモードに移行できます。 ブートオプションは、以下のような場合に、使います。
ブート時にシングルユーザモードに移行するには、電源を入れ、Boot:という画面が出たらすぐに、-sと入力します。 少しでも入力が遅れると、自動起動してしまいます。 また、ESCなどの特殊文字を入力すると、シングルユーザモードにはなりませんので、注意が必要です。
Boot: -s |
シングルユーザモードになる場合は、ファイルシステムが壊れている可能性が高いので、まずファイルの修復を行います。
デバイス名は、マシンによって異なりますので、あらかじめ覚えておくと便利です。
dfコマンドで、参照できることもあります。
エラーがあると、修復するかどうか聞いてくるので、yを入力します。
チェックが終わったら、マウントします。
unix# fsck -y /dev/wd0s1a unix# mount -u / unix# mount -a |
ここまで来れば、passwdコマンドでパスワードの修正をしたり、viでファイルを修正したりすることができます。