新しいデバイスを使うときや、少し特殊な機能を使うときなど、その機能やドライバなどをカーネルに組み込んでやる必要があります。 ここでは、その方法について解説します。(なお、plamo linux 1.4.4をベースに解説しています)
カーネルのソースがあるディレクトリで、コンフィグを行います。
linux# /usr/src/linux linux# make menuconfig |
これで、コンフィグのメニューが立ち上がるので、必要な設定を行い、設定を保存します。
ソースのあるディレクトリのままで、makeを行います。
linux# make dep; make clear; make |
これで、新しいカーネルができました。
なお、モジュール機能を使う場合は、この後でモジュールの設定が必要です。
linux# make modules linux# make modules_install linux# depmod -a |
これで、モジュールがインストールされます。
これで、カーネルはできましたが、まだ組み込まれていません。 そこで、カーネルを組み込み、そのカーネルで立ち上がるように設定します。
linux# make zlilo |
このコマンドは、カーネルをリメイクしたディレクトリ(上記では/usr/src/linux)で行います。 なお、カーネルが大きくてエラーになる場合は、make bzliloコマンドを使って下さい。
なお、ここでカーネルのリメイクに失敗していると、2度と立ち上がってこなくなってしまうので、
make zdiskを使って、カーネルをフロッピーにインストールして起動試験をした方が無難です。
この場合も大きすぎる場合はmake bzdiskコマンドを使って下さい。