linux上に、windowsが共有できるファイルサーバーを構築します。 sambaは、windowsが理解できるネットワークプロトコルSMBをlinuxに実装し、windowsクライアントから、linuxサーバーのディレクトリやプリンタを共有できるようにします。
sambaをインストールします。
unix> cd /usr/local/src/ unix> zcat ../pub/samba-2.0.3.tar.gz| tar -xvf - unix> cd samba-2.0.3/source unix> ./configure unix> make unix> make install /usr/local/samba/bin/に出来たバイナリを、/usr/sbin/にコピー。 (slackware3.5で、インストール時にsambaを選んでいた場合、ここにファイルが存在するため) unix> cp /usr/local/samba/bin/* /usr/sbin/
smb.confを作成します。
/usr/local/samba/lib/smb.conf
あとで編集が楽なので、/etc/にシンボリックリンクを張っておきます。
unix> ln -s /usr/local/samba/lib/smb.conf /etc/
定義ファイルのテストは、以下のコマンドで行えます。
unix> testparm
win98/winNTSP3では、認証がデフォルトで暗号化されているため、通常のlinuxの認証システムが使えません。samba用のパスワードファイルを、新たに作成します。
SAMBAで使うユーザがいない場合はまずユーザを作ります。 このとき、ユーザを追加するときのルールに従って作ります。
unix> cd /usr/local/src/samba-2.0.3/source/script unix> sh mksmbpasswd.sh < /etc/passwd > /usr/local/samba/private/smbpasswd そのサーバーに作られているアカウント全てがsmbpasswdに移されますので、 編集して必要の無いユーザーは削除します。 unix> vi /usr/local/samba/private/smbpasswd sambaのパスワードを設定します。 unix> smbpasswd -e ユーザー名 注意:ここで作るユーザーとパスワードは、 windowsクライアントのログオン時に指定するものです。
SAMBA 1.9.18の環境から、バージョンアップする場合は、SAMBA 1.9.18で作成したsmbpasswdファイルは、以下の要領でSAMBA 2.0形式に変換する必要があります。
unix> cd /usr/local/samba/private unix> mv smbpasswd smbpasswd.old unix> cat smbpasswd.old | /usr/local/samba/bin/convert_smbpasswd > smbpasswd
パスワードファイルを、root以外には見えないようにします。 unix> chown -R root /usr/local/samba/private unix> chmod 500 /usr/local/samba/private unix> chmod 600 /usr/local/samba/private/smbpasswd
sambaをデーモンとして起動します。 unix> smbd -D unix> nmbd -D 最近のディストリビューションなら、 /etc/rc.d/rc.Mの以下の部分をコメントアウトするだけで自動的に立ち上がるでしょう。
# Start Samba (a file/print server for Win95/NT machines): if [ -x /etc/rc.d/rc.samba ]; then . /etc/rc.d/rc.samba fi |