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Plamo Linux 1.4.1のインストール

 Plamo LinuxはPC98とATに対応しているので、せっかくだから両方にインストールするのである。

claymore(AT)

CPU Pentium 200MHz
GA Millennium 4MB
HDD IDE 6G(4G:Win,2G:Linux)
MEM 128MB

dagger(PC-9821V16/S)

CPU PODP 200MHz
GA  Cirrus GD54??
HDD IDE 4G(2G:Win,2G:Linux)
MEM 64MB

 インストールディスクの作成など、ちょっと98とATとで違う部分があるが、基本的には同じ作業だ。
 インストーラの指示に従っていれば基本的に問題はない。

インストールディスク作成

 以下の作業はWinから行なう。
 まずはフォーマット済み1.44MBのFDを2枚用意。1枚がインストールディスク、もう1枚が緊急時の起動用フロッピーとなる。
 FDをドライブに入れ、PlamoのCDROM内の、/98/144/MAKEPLFD.BATを実行。
 終わったら、「Plamo98 インストールディスク」と書いたラベルを貼っておこう。

 ATで、CDROMブートが可能な場合は、直接CDから起動するのが手っ取り早いので、インストールディスクの作成は不要である。

インストール

 インストールディスクをドライブに入れてマシンを再起動する。CDROMブートが可能なATならば、PlamoのCDをドライブに入れてマシンを再起動する。
 しばらくするとインストーラが起動するだろう。

1.NICの選択(98のみ)

 NIC(ネットワークインターフェースカード、いわゆるLANカード)の選択である。
 ATのNICは自動識別なので関係ない(このメニュー自体存在しない)。
 どうやら5種類しか対応しているNICがないらしい。ちょうどIO-DATA製のLA-98が刺さっているので「LA-98をためしてみる」を選択。

2.ログイン

 ログイン画面になるのでrootでログインする。

3.HDDのパーティション分割

 98にはfdisk98、ATにはfdiskというツールがあるので、それを実行。
 ATには、日本語版のjfdiskというものが存在するのでそっちを使ってもいいだろう。その際は、漢字コンソール(KON)を起動しよう。

PC98の場合:

	Linux# fdisk98

ATの場合(英語版fdisk):

	Linux# fdisk98

ATの場合(日本語版jfdisk):

	Linux# kon
	Linux# jfdisk

 nでパーティションを新規作成。
 swap領域に32M程度、残りをLinux native領域にあてる。
 swap領域にIDを設定してやる。
 native領域のbootableフラグを立てておくのを忘れずに。
 設定が終わったら、wで書き込んで終了。

4.再起動

 パーティションを分割した後、マシンを再起動しないとインストーラが高確率でコケる。素直に再起動しておこう。
 再起動はCtrl+Alt(GRPH)+Del。
 インストールディスクは入れたままにしておこう。
 再起動したら、再びrootでログインする。

5.swapの設定、初期化

 SWAP領域を使用可能にするか聞いてくるので、素直に従おう。
 すると、Linux swap領域をフォーマットし始めるのでしばらく待つ。

6.インストール先の設定

 デフォルトでさっき分割したLinux native領域が選択されているので、 そのまま進める。
 不良ブロック検査はやっておいたほうが無難だ。
 すると、Linux native領域をフォーマットし始めるので、しばらく待つ。2G近くの領域をフォーマットしているから当然だ。適当に時間を潰そう。

7.DOS領域のマウント

 MS-DOS領域をマウントするかどうか聞いてくる。
 もちろんyesだ。
 とりあえず/dosにDOS領域をマウントすることにする。

マウント元 : /dev/hda1
マウント先 : /dos

 マウント元の/dev/hda1というのは、1台目のIDE接続HDD(/dev/hda)の、1番目のパーティションという意味である。
 2台目のIDE接続HDDの3番目のパーティションなら/dev/hdc3となる(はず)。

8.インストール元の選択

 CDROMからインストールを選ぶ。
 CDROMドライブがない場合は…各自考えてみよう。

9.ディスクセットの選択

 おすすめパッケージをインストールするのが楽なのでそれを使う。
 使ったパッケージは
「Canna使用のDesktop向きパッケージ」
である。

10.インストール開始

 各種アプリのインストールが開始される。
 結構時間がかかるので辛抱しよう。(30分くらい見ておいたほうがいいかも)

11.Xサーバの選択

 Xサーバの設定があるので、マシンのグラフィックカードにあわせて選択しよう。
 ちなみに以下のものをインストールした。

PC98の場合:
	x9480(9821スタンダード)
	あと1つ、Cirrusのドライバを入れたが名前失念。

ATの場合
	xvg16(16色用ドライバ)
	xsvga(Millennium用ドライバ)

 これが終わると、またインストールが続行されるので、しばらく待つ。

12.カーネルのインストール

 画面の指示に従ってSkipしておく。

13.システム設定

 画面の指示に従ってOKしておく。<なんか適当だなおい

14.ブートディスク作成

 まず、空のディスクをドライブに入れ、formatを選択。
 次に、98ならgrub98使用、ATならLILO使用を選択してブートディスクを作成。
 終わったら「Plamo98 ブートディスク」と書いたラベルを貼っておこう。
 そして、continueで次へ進む。

15.モデムの選択

 使わない。

16.マウスの選択

 使う。PS/2マウスを選択しておこう。

17.grub98(LILO)のインストール

 Linuxローダーのインストールを行なう。98ならgrub98、ATならLILOである。

 まずyesを選択し、次にインストールする場所を選択する。
 98なら/dev/hda2(Plamoをインストールしたパーティション)、ATのは/dev/hdaのMBRにする。
 これでWin(dos)とLinuxのマルチブートが可能となる。

18.ネットワークの設定

 スタンドアロンなマシンの場合はサクっと飛ばして構わない。
 ちなみにnetconfigコマンドで、後からいくらでも設定できるらしい。
 今回は、以下のように設定した。

98の場合
	ホスト        :dagger
	ドメイン      :lo.ash.jp
	loopback only :No
	IPアドレス    :10.0.1.27
	ゲートウェイ  :10.0.1.254
	ネットマスク  :255.255.255.0
	ネームサーバ  :10.0.1.254
	時間帯        :japan

ATの場合
	ホスト        :claymore
	ドメイン      :lo.ash.jp
	loopback only :No
	IPアドレス    :10.0.1.21
	ゲートウェイ  :10.0.1.254
	ネットマスク  :255.255.255.0
	ネームサーバ  :10.0.1.254
	時間帯        :japan

19.終了

 以上でインストール終了。マシンを再起動すればLinuxが起動する。

20.rootのパスワード変更

 Linuxが起動したら、rootでログインし、パスワードを変更しておこう。

Linux# passwd

 これであとは煮るなり焼くなり好きに遊ぼう。お疲れさま。

XF86の設定

 ついでだからXF86(XF98)の設定をやっておこう。
 98の場合はXF98Setup、ATの場合はXF86Setupを実行する。
 これらのインストーラのある場所にはパスが通ってないので、/usr/X11R6に移動して実行する。

	Linux# cd /usr/X11R6/

98の場合:
	Linux# XF98Setup

ATの場合:
	Linux# XF86Setup

 起動したら、各設定を行なう。

1.マウスの設定

 お好みに応じて。
 多分問題ないはずだが、マウスカーソルが動かないなどの問題がある場合は、「プロトコル」と「マウスの位置」を色々試してaキーでapplyしてみよう。

2.カードの設定

 グラフィックカードに合わせて選択しよう。
 グラフィックカード一覧があるのでその中から選択。

3.ディスプレイの設定

 ディスプレイのマニュアルを見ながら設定するのがベストだが、わからなければ適当にアタリをつけて選んで大丈夫かもしれない。
 とりあえずHigh-Frequency SVGAを選択しておいた。

4.モードの設定

 これも好みに応じて。
 ただ、Java2を使う場合は256色モードのほうがいいようだ。
 1024*768、256色を選択。せっかくのフルカラーが勿体無い気もする…

5.その他

 特にいじる部分はないはず。

6.設定実行

 設定実行ボタンを押すと、テストが行なわれ、無事終了すると設定を保存するかどうか聞いてくる。
 設定を保存して終了しよう。

7.終了

 以上で終了。お疲れさまでした。



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