ORACLEは、以下のステップで起動します。
ORACLEの起動終了方法には、いくつかの方法があります。
システム起動時に自動的に起動する場合などに使います。
/etc/oratabに以下の形式で登録する必要があります。
「オラクルSID」:「オラクルをインストールしたディレクトリ」:Y |
oratabに記述されていて、第3フィールドがYとなっているSIDのインスタンスを起動終了します。
unix# vi /etc/oratab ORCL:/home/oracle8i:Y ・起動方法 unix# dbstart ・終了方法 unix# dbshut |
環境変数ORACLE_SIDで設定されているSIDのインスタンスを起動・終了します。
・起動方法 unix# svrmgrl (バージョンによっては、sqldba mode=line) SVRMGR> connect internal; SVRMGR> startup; Oracleインスタンスが起動しました。 システム・グローバル領域合計 35330152バイト Fixed Size 67688バイト Variable Size 18313216バイト Database Buffers 16777216バイト Redo Buffers 172032バイト データベースがマウントされました。 データベースがオープンされました。 ・終了方法 unix# svrmgrl (バージョンによっては、sqldba mode=line) SVRMGR> connect internal; SVRMGR> shutdown; (強制終了は、shutdown abort;) データベースがクローズされました。 データベースがディスマウントされました。 Oracleインスタンスが停止しました。 |
環境変数ORACLE_SIDで指定したSIDのインスタンスを保守する場合などで使います。
データベースファイルの変更、アーカイブログの変更、リカバリ時などで使います。
・管理ツールの起動 unix# svrmgrl (バージョンによっては、sqldba mode=line) SVRMGR> connect internal; ・データベースのマウント SVRMGR> startup mount; ・データベースのオープン SVRMGR> alter database open; |
制御ファイル、バッファサイズなどの初期設定ファイル
チューニング時に利用
ファイル構成などの初期設定ファイル
ORACLEのプロセス一覧です。
unix# ps -ef | grep ora oracle8i /home/oracle/bin/tnslsnr リスナ oracle8i ora_pmon_ORCL プロセスモニタ oracle8i ora_smon_ORCL システムモニタ oracle8i ora_dbwr_ORCL データベースライタ oracle8i ora_lgwr_ORCL ログライタ oracle8i ora_ckpt_ORCL チェックポイント oracle8i ora_arch_ORCL アーカイバ oracle8i ora_reco_ORCL リカバラ |
ORACLEの管理ツールには、svrmgrlと、sqlplusがあります。
svrmgrlは、ORACLE7.2以前では、sqldbaという名前でしたが、使い方は、ほぼ同じです。
これらのツールには、デフォルトでsysとsystemというユーザが登録されています。
また、テスト用に、scottというユーザも定義されており、サンプルの表も格納されています。
以下の表は、これらのデフォルトユーザの一覧と、デフォルトパスワードです。
デフォルトのパスワードは、誰でも知っていますので、インストール後、すぐに変更する必要があります。
ユーザの種類 | ユーザ名 | パスワード |
---|---|---|
データベース管理者 | sys | change_on_install |
データベース管理者 | system | manager |
テストユーザ | scott | tiger |