SQL*Plusは、コマンドラインから、対話的にOracleデータベースをアクセスするためのツールです。
これにより、SQL文を直接発行したり、データベースの保守を行ったりできます。
SQL*Plusの他にもsvrmgrl(サーバマネージャ)というコマンドもあります。
svrmgrlの使い方は、SQL*Plusとほとんど同じですが、データベースの起動・終了などの管理機能も実行できる点が異なります。
svrmgrlは、Oracleのバージョンによっては、「sqldba mode=line」となります。
SQL*Plusには、以下のコマンドがあります。
コマンド | 説明 |
---|---|
HELP | Sql*Plusヘルプを表示 |
CONNECT | Oracleと接続 |
DISCONECT | Oracleと切断 |
EXECUTE | PL/SQLを実行 |
EXIT | Sql*Plusを終了 |
DESCRIBE(DESC) | 列定義の表示 |
COLUMN | 列情報の制御 |
SET | システム変数の設定 |
SHOW | システム変数、環境設定値の表示 |
@ | コマンドファイルを実行 |
START | コマンドファイルを実行 |
SPOOL | 出力情報をファイルの保存 |
SQL*Plusでは、コマンドファイルを実行することができます。 コマンドファイルを利用すると、定義した時の操作を残すことができます。 また、繰り返し操作する場合も便利です。
エディタでコマンドファイルの作成 sql# !vi コマンドファイル名(*.sql) ※!を使用するとOSのコマンドが使用可能 ファイルが作成できたことを確認 sql# !ls *.sql コマンドファイルの実行 sql# @コマンドファイル名.sql;(.sqlと;は省略可) sql# start コマンドファイル名.sql;(.sqlと;は省略可) |
telnetでの画面の大きさを広げることができます。
SQL*Plusで検索したとき、折り返しが発生しデータが見にくい場合に便利です。
SQL*Plusで画面を広くするには、以下のコマンドを入力します。
以下の例は、横132*縦50の画面の場合です。
sql# set lines 132;(;は省略可) sql# set pages 60;(;は省略可) |
これでもスクロールする場合には、1ページ毎に止めることもできます。
画面を止めると、リターンを押すと表示が始まります。
次のページを見る場合もリターンを押します。
途中で止めるときは、delキーを押すとプロンプトに戻ります。
1ページ毎に止める場合は、以下のコマンドを入力します。
sql# set pause on;(;は省略可) |
SQL*Plus起動時にコマンドを自動実行する場合は、以下のファイルにSQL*PlusのコマンドやSQL文を記述します。 画面サイズの変更コマンドなどを記述しておくと便利です。
$ORACLE_HOME/sqlplus/admin/glogin.sql |