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ORACLE8iの環境設定方法

ユーザの設定

 Oracleでは、ユーザを作成する場合は、表領域が必要です。 表領域を作成した後、ユーザを作成し、アクセス権限を指定します。
 以下の設定のユーザを作成する場合を例にして説明します。

ユーザjoe
アクセス権限DBA
表領域TBS01
表領域サイズ100MB

表領域の作成方法

 まず、svrmgrl(SQL*DBA)で、表領域を作成します。 デフォルト表領域を利用する場合は、必要ありません。

unix# svrmgrl(バージョンによっては、sqldba mode=line)
svrmgrl# connect internal;
svrmgrl# create tablespace TBS01 datafile 'tbs01.dbf' size 100M;

ORACLEユーザの登録方法

 以下のSQLコマンドで、ユーザを登録します。

svrmgrl# create user joe identified by パスワード default tablespace TBS01;

アクセス権の設定

 登録したユーザに対して、アクセス権限を与えます。

svrmgrl# grant DBA to joe;

ユーザ一覧の表示

 ユーザの一覧を表示して確認します。

svrmgrl# select * from all_users;

 以下のSQLで、現在ログインしているユーザ名を表示することができます。

svrmgrl# select username from user_users;

表の設定

 データベースでは、すべてのデータを表として格納しますので、表を作成する必要があります。 表は、create tableというSQL文で作成できるので、psqlを使って作成します。

unix# sqlplus ユーザ名/パスワード

●表の作成
sql# create table addr (
  id char(10) not null,
  name varchar(32) not null,
  zip varchar(10),
  addr varchar(64),
  tel varchar(16));

●表の削除
sql# drop table addr;

●表一覧の表示
sql# select * from tab;

●表の項目一覧の表示
sql# desc addr;(;は省略可)

データの一括登録

 データもSQL文で登録することもできますが、CSVファイルから一括登録することもできます。

CSVファイルの内容
1,升村 丞,920-0967,金沢市菊川1-9-6,076-261-4921
2,北陸 太郎,920-0000,金沢市大手町1-1-1,076-111-3333
3,金沢 花子,920-0123,金沢市片町1-2-3,076-123-4567

 Oracleへデータを入力するときに、CSV形式などのテキストファイルを使用して一括入力する場合は、SQL*Loaderというユーティリティを使用します。
 SQL*Loaderを使用するために、以下のような制御ファイルを作成します。

CSVファイルの内容
load data infile CSV形式のファイル名 into table 表名
  fields terminated by ',' optionally enclosed by '"'
  (列名1, 列名2, 列名3...)

 制御ファイルを作成したら、SQL*Loaderを起動します。
 SQL*Loaderには、ダイレクトモードがあり、これを使用すると10倍程度高速になります。ただし、いくつかの制限がありますので、注意して下さい。

unix# sqlload ユーザ名/パスワード 制御ファイル名


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