夜も更けたが……



 zzzzz……zzZzZz……ZZZ?
ふぅ……いかんいかん、つい飲み過ぎて寝こけていたらしい(−−;)
 まぁ、最近は暖かくなったから、風邪をひくってこともないだろうけど……

だいぶ夜も更けているのか、あたりには誰もいない……
 くぅ……すぅ……
ぐぅぐぅ。
 何人かの寝息が聞こえるが(笑)

 カリカリカリカリカリカリカリカリカリ……

お仕事タイタ。


……なにやら、書き物をする音。
 見ると、タイタさんだった。
カウンターに座って、紙と対面している。

……邪魔しないように、そっと出ていこうかな……
タイタ「おはようさん」
……なんだ、気付かれてたのか。没頭してるみたいだったのに……(−−;)
タイタ「常に周りに気を配る。これ、商売の原則。
 っていうか、あれだけデカいイビキが塗切れりゃ、誰だって気付くわね(^ー^)」
……はぁ……イビキっすか(−−;)
 カリカリカリカリカリカリカリカリカリ。
そんな話をする間も、タイタさんの手は止まらない。
……事務所でやった方が、気が散らないだろうに……
タイタ「こっちは酒が飲めるからね」
……酒飲みながら仕事するんかい(−−;)
タイタ「それに、今はヒューゴがいるからね……」
……? ヒューゴって、旦那さんだよな……

 タイタのくゆらす「しがー」から立ち上る煙が、酒場を薄くけぶらせている……


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