酒を飲むため……



アエリ「……とまあ、アタシはそこで、騎士殿の馬のケツを思いっきりブッ叩いてやったって訳よ!
 あんときの顔ったら無かったねぇ! がっははははっはぁ!! (^▽^)」

……と言うわけで、君はアエリに捕まって自慢話を拝聴させて頂いている。(T▽T)
 早く酔いつぶれないかな……
そう言えば、追加のジョッキがなかなか来ないな。
アエリ「こらぁ!! 酒はどーしたぁ、酒ぇ!!」
……アエリもご機嫌斜めのようだ(−−;)

 ぱたぱたぱた。
ジェイド「す、すみません……新しいタルのふたが固くって、どうしても開かなくって……(^^;)」
……なんだそりゃ。(−−;)
アエリ「そんな事は早く言えぇ!! このアタシが一発解決!!!」
ジェイド「あ、それには
 ばたばたばたばた。
ジェイド「……およびませんよって言おうとしたんですけど……」
……アエリは何を思ったのか、酒場を出ていった。足音からすると、二階に上がっていったらしい。

ちょっと待て、アエリ……

どたどたどたどた。
アエリ「おまったせぇ、さぁ、樽をもてぇ!!」
……言いつつアエリが手にしているもの。モール……って言うのか? 両手持ちメイスの超巨大版。
 先についてる鉄球、人の頭よりでかいぞ……あんなんで殴られたら、どうなっちまうんだ?
不気味に黒光りするモールが、ソレを無言の内に物語っているようだ……

 ごろごろごろ。
ジェイド「あの……持ってきましたけど……本当にお構いなく(^^;)」
アエリ「問答無用!! 人の楽しみを邪魔する不埒な悪樽、成敗!! G(^///^)」
……酔ってる、酔ってるよ! この人……( ̄▽ ̄;)
アエリ「そーれっと」
 彼女はモールを無造作に振り上げると、そのまま勢い良く樽の上に振り下ろす……

ぶっしゅゅゅゅゅう……

……当然のごとく、樽は木っ端みじんになり……
 アエリと君は、エールびたしになったのであった。


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