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USBサターンパッドを作る その5
例によって解説。
はじめに
サターンパッドはとてもいいパッドだ。
USBでパソコンにつながってくれればさらにいい。
使いにくいパッドはもてあます。
放置されてホコリまみれになるよりはサターンパッドと合体した方がいい。
てなわけで、さらなるUSBサターンパッドを作ってみよう。
注意
これは私がやったことの記録です。
USBでつながってくれるサターンパッドを夢見るあなたが、これと同じことをするのは勝手ですが、こうしろと推奨しているわけでもないですし、もし、何か不具合があっても、私は何の保証もしないので、念のため。
準備
作業に入る前に用意したもの。道具はいつも通り、新材料の解説とか。
材料
今回の材料。改造前サターンパッドの写真はとり忘れていた。
USBパッド
ELECOMの11ボタンゲームパッド。品番はJC-U711BS。ボタンは11個も要らないとか、根本的に方向キーが使いにくいとか。
悪いものではないが、使う気にはならない。
青色LEDが仕込まれていて、接続するととりあえず光る。かっこいいと言えばかっこいいかもしれないが、まあ、どれほどの意味もない。
入手方法:家電屋で購入
入手価格:忘れた
基板
とりあえず基板。
入手方法:マルツ電波で購入
入手価格:忘れた
道具
今回新しく用意した道具。
SGT!氏
暇そうだったので、写真撮影アシスタントとしてお手伝いしてもらった。
少なくとも、写真を撮る場合にカメラに持ち替えたりしなくていいので楽。
入手方法:説得
入手価格:時価
ばらす
バラバラにする。
どちらのパッドも、ごく普通のビスで固定されているので、プラスドライバで簡単にばらせる。
ここでもサターンパッドの写真は撮っていないが、まあ、別にいつもと変わらないし・・・
USBパッドの基板
部品数も多く、なかなか複雑にぐねぐねとパターンが走っている。
移植はなかなか面倒に思える。
実装方法の検討
実装方法について悩む。
まあ、ユニバーサル基板に全部移植して強引に配線する。という方法なのだが、問題はパッドの基板上にある黒いかたまりである。その2のときもそうだったが、さすがにこれをひっぺがして移植するのは不可能だと思われる。
で、そこだけは基板ごと切り抜いてユニバーサル基板に貼り付ける、という方法を選択。
で、がんばって基板のパターンを辿って、配線をメモったり、部品種類をメモったり。
基板メモは当然に存在しているのだが、写真を撮り忘れている。
さらにばらす
方針は決まったので、とりあえず基板から部品を外す。
基板と部品
部品が多い。
基板コア
表面実装された集積回路の類。
切り抜くのはそれほど面倒じゃないが、配線する領域が狭いので、配線は多少大変。
基板構成
ユニバーサル基板に、部品を配置していく。
無駄に光るためだけの部品も当然ちゃんと組み込むのだ。
作業中1
なかなか面倒な作業である。
ダイオードをずらっと並べると、なんとなく気持ちいい。
作業中2
白いのはFRISKの空ケースに両面テープを張ったもの。この大きさの基板で作業をするときに手頃な感じ。
無意味回路
青色LEDと抵抗の直列回路。
他の回路とはまったく無関係に電源とアースに接続され、そして光る。
組み込み
できた基板をサターンパッドに組み込む。
サターンパッドの基板を加工し、新しい基板との間に配線し、配線し、そして配線する。
基板配線中
地道にケーブルをつないでいく。
基板完成
USBのケーブルまですべて配線完了した状態の基板。
かなりごちゃごちゃしている。
完成
あとはパッドとして組み立てるだけである。
基板とケーブルを、サターンパッドの隙間に押し込み、ねじ止めすれば完成である。
完成!
今回のサターンパッドは半透明素材。ごちゃごちゃした回路が透けて見える。
これはこれでなかなかかっこいいか?
そして光る!
USBコネクタに接続するとLEDが光る。
写真ではよくわからないかもしれないが、案外明るい。
光るからといってどうということはないが、もしかしたら、パッドがつながっているかどうかの確認に使えるかもしれない。
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