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USBサターンパッドを作る その4

今回も作業過程を解説。
やっぱし写真つき。


はじめに

サターンパッドはとてもいいパッドだ。
USBでパソコンにつながってくれればさらにいい。
使いにくいパッドはもてあます。
放置されてホコリまみれになるよりはサターンパッドと合体した方がいい。
てなわけで、また新たなるUSBサターンパッドを作ってみよう。


注意

これは私がやったことの記録です。
USBでつながってくれるサターンパッドを夢見るあなたが、これと同じことをするのは勝手ですが、こうしろと推奨しているわけでもないですし、もし、何か不具合があっても、私は何の保証もしないので、念のため。


準備

作業に入る前に用意したもの。道具はいつも通り、新材料の解説とか。

材料

今回の材料。


サターンパッド
いつもの。
入手方法:中古屋購入
入手価格:今回は300円


USBパッド
Arvelの10ボタンゲームパッド。品番はGPUS02-MT。方向キーが独特のクリック感で面白いパッドである。
確かに面白いのだが、まあ、使いにくいと言ってしまえばそこまで。
入手方法:たしか家電屋で購入
入手価格:結構高かった。4000円くらいだったか


ばらす

バラバラにする。
どちらのパッドも、ごく普通のビスで固定されているので、プラスドライバで簡単にばらせる。


いつもの
サターンパッド。


USBパッドの基板
部品数も多く、なかなか複雑にぐねぐねとパターンが走っている。
移植はなかなか面倒に思える。


実装方法の検討

実装方法について悩む。
とはいっても、ユニバーサル基板に全部移植して強引に配線する。という方法しかないといえばない。
がんばって基板のパターンを辿って、配線をメモったり、部品種類をメモったり。


メモ
基板のパターンと部品のメモ。今回はこれを書くのが一番大変だった。


基板を切り刻む

隙間に入るように基板を切り刻む。


刻まれ基板
今回は部品点数が多いので、なるべく面積を確保したいところ。
でも、サターンパッドに入らなければいけないし、配線だって必要。


基板構成

刻んだ基板の上に、部品を配置し、回路を作る。


部品
USBパッドから外した部品。とりあえず数が多い。
外す前に、メモをよくよく見て、大丈夫であることを確認してから外すべきだろう。少なくとも私はそうした。


基本部分
とりあえず、ボタン回り以外をくっつけた状態。
USBのケーブルをつないでテストすると、これでもパッドとして認識してくれる。
まあ、もちろん、何の入力もできないが


基板加工

サターンパッドの基板を加工する。
いつものように部品を外し、今回必要な加工を行う

ちなみに今回は、アースを共通にできなかったので、パッドのアース部分をいくつもに分割している。


基板
油性ペンでメモして、カッターナイフでがりがりと。
大面積部分を分割するのが今回のポイント。


ケーブル加工

USBケーブルを加工する。
サターンパッドのストッパを通し、必要な長さを残して接着剤で接着。


ストッパ
サターンパッドのケーブルに接着されているもの。
外すのは案外面倒だったりする。


ケーブル+ストッパ
USBケーブルにストッパを通す。
色の違いがちょっと微妙だが、気にしない。


配線

いつもの作業である。
写真を撮るのを忘れたのだが、ボタンの数だけダイオードを並べるという作業も行っている。


配線完了
手順省略。
基板のあちこちからケーブルを引っ張るのが面倒だが、作業そのものはさして困難でもない。
奥の方にダイオードが並んでいるのが見えるだろうか?


組み込み・完成

あとはパッドとして組み立てるだけである。
基板とケーブルを、サターンパッドの隙間に押し込み、ねじ止めすれば完成である。


組み込み作業中
ケーブルがごちゃごちゃしているのでちょっと大変。
部品でケーブルを挟んだりしないように注意しつつケースに収める。


完成!
できあがり。
グレーのパッドに黒いケーブルってのはなかなか悪くないと思う。


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