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USBサターンパッドを作る その3
今回も作業過程を解説してみよう。
例によって写真つき。
はじめに
サターンパッドはとてもいいパッドだ。
USBでパソコンにつながってくれればさらにいい。
壊れたパッドはタダでもらえる。
ゴミになるよりはサターンパッドと合体した方がいい。
てなわけで、また新たなるUSBサターンパッドを作ってみよう。
注意
これは私がやったことの記録です。
壊れたパッドを持て余しながらも、サターンパッドでゲームをする夢を追い求めるあなたが、これと同じことをするのは勝手ですが、こうしろと推奨しているわけでもないですし、もし、何か不具合があっても、私は何の保証もしないので、念のため。
今回の実装方法
今回は、別基板を使って部品を配置して隙間に突っ込んでおく方針である。
実際、その方がたぶん楽だ。
で、なぜこれまでそうしてないかというと、はんだ付けに不安があったからである。
サターンパッドのICを外した跡の狭い部分にはんだ付けをするのだから、ケーブルに力がかかったら外れてしまうのではないかと思ったわけだ。
でも、まあ、いろいろやってて、自分でも大丈夫だと判断できるようになったので、この方法を選択したのだ。
こんなことなら、もっと早くからやっておけばよかったか…?
準備
作業に入る前に用意したもの。道具はいつもとさほど変わらないので、主に材料。
材料
今回の材料。
サターンパッドとUSBパッド
見てもらえばわかる通り、基本材料は第1回のモノと同じである。
入手方法:中古屋購入&友人より譲渡
入手価格:500円&ただ
基板
ベーク基板。ベークといえばベークライト。
こーゆー基盤をユニバーサル基板というが、なんか微妙にえらそう。
写真はものすごくピンボケなので、『ああ、こういうカタチで売ってるんだな』とだけ確認して、加工中の写真を見てもらったほうがいいかもしれない。
入手方法:マルツ電波で購入
入手価格:175円
ばらす
バラバラにする。
どちらのパッドも、ごく普通のビスで固定されているので、プラスドライバで簡単にばらせる。
第1回と変わらないから基本的には省略。
壊れパーツ
今回の壊れパーツ。
なかなか見事な壊れっぷりである。
いつもの部品
すでに見なれた感のある部品たち。
一杯やる
ここらでちょいと一杯。手馴れた作業ゆえの余裕だろうか?
ワイルドターキー
くいっと。
基板を切り刻む
隙間に入るように基板を切り刻む。
切り刻まれ基板
加工はかなり簡単である。
カッターナイフで表裏から傷をつけ、ちょっと力を入れればその傷の通りにぺきっと折れる。
入った
組み込めるサイズに加工完了。
実際には、ケーブルのとりまわしを考え、さらに小さくしている。
部品設置
刻んだ基板に必要な部品をはんだ付けする。
こういう基板に回路を組むのは始めてだが、部品は見なれたモノで、どこに何をつなげばいいのか、だいたいわかっている。
そんなわけで、すんなり作業完了。
基板
ちなみに、これだけをパソコンにつないでも、ちゃんと認識してくれる。
配線
サターンパッドの元からあるパターンを利用し、ボタンの配線を行う。
方針はいつもどおり『つながってればいい』である。
配線完了
手順省略。
この作業のとき、粘着テープを使って基板を軽く固定しておいた。たぶん、そうした方がやりやすいだろう。
組み込み・完成
あとはパッドとして組み立てるだけである。
基板とケーブルを、サターンパッドの隙間に押し込み、ねじ止めすれば完成である。
組み込み作業中
入るように作ったんだからすんなり入る。
部品でケーブルを挟んだりしないように注意しつつ、定位置にセット。
完成!
はいできあがり。
おまけ
ついでだから一応。
白サターンパッド*2
第1回のときのものと並べてみる。
外から見るぶんには全く違いがわからない。
回路も同じだから、パソコンにつないでも差はない。
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