おハル「らんら、ららららんららん……♪(^▽^)」
暑かったり寒かったりと、今年はさんざんな陽気の春だったが、今日は何とか機嫌を直してくれたようだ。
おハル「そうです! 機嫌うっきうきです!! G(^▽^)」
いや……おハルさんの方じゃなくて、ハルが……あれ? 春……あうぅ(−−;)
まぁ、いいか。もとはと言えば、おハルさんを元気づけるためのピクニックなんだから。
今のところ、効き目は抜群のようだ。
おハル「ん〜。やっぱり春です!! 春は最高です!! \(^▽^)/」
思いっきり伸びをするおハルさん。しかし……
……あの格好は一体(−−;)
おハル「これですか? ピクニック専用の、おとっときの服です!!」
……おハルさんが変な服なのはいつもの事だけど……あの猫グローブ、猫ブーツ……
ぴょこん、ぴょこん。
……あの猫しっぽは一体(−−;)
おハルさん、スキップしながら歩いているので。ひょこひょこと生きてるみたいに動いている、尻尾。
……わぶぅ? (@▽@)
アエリ「がっはっはぁ!! なに女のケツ追いかけ回してるんだぁ? G(^▽^)」
おハル「え? どうしたですか?」
おハルさんが、立ち止まって振り返る。
ゆらゆら。
……それでも、尻尾が揺れて見えるのは、アエリの強烈な一撃で頭がくらくらしているからに違いない、うん。(−−;)
マユキ「いかがですか? ここのあたりで一服など」
おハル「おなかペッコペコです!! G(^▽^)」
早速、バスケットの中身を広げ始める。
パンの固まり、パテ、ローストビーフ、腸詰め、チーズ、バター、ジャム、……出てくる出てくる(^^;)
ビスケット、クッキー、サブレー、チップス、……お菓子まで引っぱり出してどうするんだ(−−;)
マユキ「お口にあうや、心配ですが(^^)」
……と、マユキが籠から出したのは、白と黒のコントラストが綺麗な三角形の食べ物。よく見ると<白いところがツブツブしている。穀物を蒸したものを固めて、黒い紙状の物を貼ったらしい。
マユキ「オムスビというんですよ(^^)」
向こうの方では、また別個にいろいろと広げている。
……干し肉、煎り豆、ハギスに……大量のボトル(−−;)
アエリ「さー! いっちょやっかー!! G(>▽<)」
サヴィ「おー!! G(>▽<)」
昼まっから飲む気かい(−−;)/ピシ
おハル「あはははははは……(^^)」
春の丘に、おハルさんの朗らかな笑い声が響く……
しっぽをゆらしながら。