フィミーさん?
しーん。
返事がないな。
いないのかなぁ。
ふぃーみーさー……
ばしゃあん。
がぼごぼがぼごぼがごぼごがぼごぼがぼ。
なんの音だと思う?
そう、君の溺れる音だ。
もう一度聞かせてあげよう。
がぼごぼがぼごぼがごぼごがぼごぼがぼ。
……なんて、のんびり自分の溺れる音に聞きいっていても、事態は好転しないぞ。
なに? ノンビリしてるわけじゃないって?
そりゃそうだ。だが、早めに何とかした方がいいぞ、この状況は。
水精「わたくしを呼んだのは、あなたでしょ?」

がぼごぼがぼがぼがぼごぼ。(フィミーさん、冗談きついっすよ)
水精「わたくしねぇ、親しくもない方に『ふぃみー』なんて呼ばれたくないんだけど?
敬称付きで『ヲト』って言いなさいな。レディー・ヲトとか、ヲト様とか」
ごぼごぼがぼ(おとさん?)
ヲト「なんで私が父親なのよ。食うわよ?( ̄ー ̄)
ヲトよ、『うぉと』」
がぼごぼ(ぅおとさま)
ヲト「発音激悪よねぇ……」
がぼごぼごぼごほごぼ(ほっといてんか)
ヲト「ところで、ニンゲンって、水の中で息できたかしら?」
ごぼごぼ……? がぶごぶっ!!(@o^@ノ)ノ
ヲト「かわい〜♪ わたくしを呼び捨てにしたの、許しちゃいそう♪(^▽^)」
こぽくぽ……(いいからたすけて……\(@▽^@)/)