めっきり涼しくなったなぁ……
って言うか、水辺のせいか、風は寒いくらいだ。
……夏の間は、ここにアルデさんが来てたんだな。
神秘的で、物静かな人だったけど、いなくなるとなんだかもの悲しいなぁ……
???「あの……もし……」
ん? か細い女性の声。
こんな所に誰がいるって……
水精「持病の癪が……( ̄▽ ̄)」
すたすたすた。
……見なかった、何も見なかった( ̄▽ ̄;)
水精「って……あぁ! ちょっとあなた、見目麗しい女性が困っているのに放っていくつもり? G(▽< )」
むちゃむちゃ元気やん。(  ̄ー)/ピシ
……そうだ。すっかり忘れてたけど、ここにはちょっぴりアブナい水精が棲んでるんだったっけ。
いや、ホント。すっかり忘れてたけど……
んで、一体何やってんの?( ̄▽ ̄;)
水精「だって……あのお高くとまった鳥女が来てから、誰も相手にしてくれないんだもの。
つまんなーい……全く、食っちゃえばよかった……」
……おいおいおいおい。
まったく、めちゃめちゃ俗っぽい女だな。( ̄▽ ̄;)
水精「ずっと陸地で待ってたら、お肌がカサカサになっちゃうし。どうしてくれるの?」
知らんわ。そんなん( ̄ー ̄)
水精「と言う訳で。お詫びついでにウチでお茶でもいかが?」
……って、強引に話を持っていくなぁ! d(>▽<)
なんでこう、この辺の人たちはあくまでマイペースかなぁ……
水精「ケチ」
ケチも何も、食われちゃシャレにならんしなぁ。( ̄▽ ̄;)