たまにはお日様の光でも浴びないと、カビ生えちゃうよね……
などと考えた君は、常緑亭の庭でのんびりしている( ̄▽ ̄)
……まるで、普段から不健康な生活をしてるような思考パターンだな、ヲィ。
などという事は置いといて。
こーゆー時は、大概なんか起こるんだよな。ここって。
わくわく。(^▽^)
………………
わくわく。( ̄▽ ̄;)
……………………
何も起こらないじゃないか。つまらん。( ̄〜 ̄)
しょうがない。何か起こるまで散歩でもしてやろう。
今年は、いまいち夏らしくないんだよな〜。
虫の声も、なんとなく元気がないし。
秋の虫が、早々に泣き始めてたり……
ぽ・ぽろん……ぽぽん・ぽ……
……ん? こりゃ、虫の音じゃないぞ。かすかに風に乗ってくる響き。
琴? にしては、やけに単調な……
でも、なんとなく引き込まれるような音。
木々が語り掛けてくるような……?
こっちの方か。
がさがさがさ。
響きの中心。
森精の少女。ひざまづき、祈るように弦を奏でている。
グロリアーナって言ったっけ。あの娘。
いつもつんけんしてるけど、今日は雰囲気が違うような……
手に持つ楽器は……楽器?
弧を描いた棒に一本、弦が張ってある。共鳴胴も、フレットも無い。
……って、あれはどう見ても、ただの弓だろう。
あんなもので、玄妙な楽の音を紡ぎ出すなど、いかな森精でも不可能だろう。
実際に音量もか細く、取れる音程も数限られている……はずなのだが。
原初の鼓動……? 生命の律動……
体の芯が共鳴している。そんな感じ。
森精の少女に陽の光が射し、自ら輝くように……
……気がつくと、もう夕暮れ。
森精の少女もいなくなっている。
むぅ。いつのまにか寝てしまっていたらしい。
仕方ない、帰るか。
がさがさ。
グロリアーナ「おい、ニンゲン」
……うわ。いきなり(o ̄;/)/
グロリアーナ「見てたのか……?」
……は、はぁ……一応……
グロリアーナ「う……(///)」
がささささささっ!!
……森精は、突然茂みの奥へと走り去ってしまった……
えぅ? なんなんだ一体……?( ̄▽ ̄;)