読書の秋とは言うけれど……


さとるの「すきゃにー、すきゃにー!!」

……しーん。

さとるの「またか……(−−;) どーこーだー、すきゃにー!!!」

……居間。
けしごむにー「どうしたのかに、おやかたぁ? ……ポテチはやんないにー!!(ばりぼり)」
さとるの「ここにはいない……」

……寝室。
MOにー「どうした? ダンナ。今日はオレ、非番だぜ」
さとるの「ここにもいない……」

……トイレ
がんがん。
さとるの「使用中のようだ。」
???「…………」
がんがん。
さとるの「返事がないな。すきゃにーが隠れてるのかも知れない。おらー、でてこい、すきゃにー!!
がんがんがん!!
???「あ、あの、お館様ぁ……すきゃにーじゃないです、私ですぅ……」
さとるの「そんなこと言って、すきゃにーが声色を使っているんだろう。ちゃんと顔を見せろ」
???「え? あ、あのう……」
さとるの「あくまでシラを切る気か。こうなりゃ強行突破……」
???「で、出ます! ……出ますよぅ……(///;)」

ぎい。半分えんぴつにー。
さとるの「……」
えんぴつにー「……あの……(///;)」
さとるの「どうやら、ここも違ったようだ。じゃ、ごゆっくり」
えんぴつにー「ひ、ひどいですぅ……(TT)」


……中庭。
さとるの「ここにも……」
???「んふ、んふふふふふふふふふ……」
さとるの「この不吉な笑い声は、すきゃにー……あそこか」

木の上で読書。

さとるの「どうやって登ったんだ……あいつ……おーい、すきゃにー、すーきゃーにー!!」
すきゃにー「……」
さとるの「また、入ってやがる……登るしかないのか? ココ……( ̄− ̄;)」

……よいしょ、よいしょ……

さとるの「け、結構枝細いな……もうすこし……」

……ひい、はあ……

さとるの「すきゃにー!!(ぺしっ)」
すきゃにー「……え? あ、お館様。……お疲れのようですね」
さとるの「きっちり、全てお前のせいだ。さあ、さっさと降りて仕事をしてもらおう」
すきゃにー「え? おりる……? あれ、何で私たち、こんな所にいるんでしょう?(^−^)」
さとるの「何もんだ? オマエって……<(−−;)」
すきゃにー「お館様、ちょっと降りる見本を見せて頂けませんか?」
さとるの「……あー、さとるのは降りるとき、オマエに手伝ってもらおうと……」
すきゃにー「……( ̄− ̄)」
さとるの「……<(==;)」
すきゃにー「……考え無し……」

さとるの「うおーい! 誰か、はしごー!! 助けてくれーへるぷみー!!!
すきゃにー「……(<−とりあえず暇になったので、また読みふけっている)」

たぶれっとにー(妹)「ねぇ、姉様ぁ。助けに行かなくていいのかにぃ?」
たぶれっとにー(姉)「しばらく、放っておきましょう……(−−)」


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