えんぴつにーのお里下がり。


熱月26日。

お館様に、お里下がりの許可を頂きました。
実家に帰るのも、久しぶり。
楽しみだなぁ。きりえ、大きくなったかしら?

館の事は、ちょっと心配だけど……(−−;)

えんぴつにー「あ、MOにー。後はよろしくお願いしますね」

えんぴつにーの夜逃げ?

MOにー「ど、どうしたんだ、えんぴつにー、夜逃げか?」
えんぴつにー「……え? <(・_・;)」
MOにー「そーだよなー、いくら穏和なえんぴつにーでも、ダンナがあれじゃ、逃げ出したくもなるよな〜。
……ま、元気でやれよ、ちっと寂しくなるけどな……(ぽんぽん)」
えんぴつにー「ちょ、ちょっと、どうしてそうなるのよぉ……お里下がりで、何日か帰省するだけなのにぃ……
……って、もしかして、お館様から連絡言ってないのぉ?」
MOにー「ダンナがんなマメな事、するわけ無いだろ(−−;) ってことは、ローテを組み直さないとなぁ……」
えんぴつにー「ご、ごめんね。私がちゃんと伝えとけば良かった……」
MOにー「ま、いいって。どーせヒマなんだし。実家か、いいなぁ。ま、ゆっくり命の洗濯してこいや」
えんぴつにー「う……うん。しばらくだけど、お館様のこと、よろしくお願いね」
MOにー「ま、なんとかしときましょ。……なぁ、そのまま逃げちまっても、誰も文句言わないぜ? (^^;)」
えんぴつにー「もう! G(^^;) ちゃんと、帰って来るわよぅ……」
MOにー「あとさ……そのカッコ、ガキっぽくねーか?」
えんぴつにー「……そ、そうかなぁ……?」
MOにー「そーだって」
えんぴつにー「で、でもぉ、私、スラックスとかハイピールとか、大人っぽい格好、全然似合わないしぃ……」
MOにー「……それもそーだな<( ̄▽ ̄)」
えんぴつにー「あ、MOにー、ひどぉい……(TT)」
MOにー「冗談だって。(^^) ホラ、ダンナがまたなんくせ付けないうちに、さっさと出かけちまった方がいいぜ」
えんぴつにー「う……うん……」
MOにー「おみやげよろしくなー!」

熱月28日。

久しぶりの家。
庭にはひまわり。芝生代わりのドーンバレーが青々と。
……この時期でも、まだムクゲは咲いてるのね。

母様は変わらずお元気で安心しました。
でも、きりえ、大きくなったなぁ……(^^)

???「あ、ねーたまだぁ、ねーたまー!!!」
てててて……どん!
えんぴつにー「ととと……と。え? きりえ? きりえなの?」
きりえ「いててて……えへへぇ。(^^) おかえりなさぁい、ねぇたまぁ!」

きりえちゃん。

えんぴつにー「ほらほら、急に飛び出すからぁ……大丈夫? ひざ、すりむいてない? お尻、打った?」
きりえ「うー! きりえ、たてなぁい! ねーたま、だっこ、だっこぉ!」
えんぴつにー「もぅ、こんなとこは全然変わらないんだからぁ。(^^;)……はい、よいしょっと」
きりえ「わーい、わーい!」
えんぴつにー「お、大きくなったわねぇ……きりえ……(T▽T) ちょっと、姉様、長くは持たないかも……」
母「これ、きりえ、何を騒いでいるの……? あ……、どみねじゃない! 帰ってきたんだねぇ。ほらきりえ。姉様は長旅で疲れているのですから、べたべたと甘えるのはおよしなさい」
きりえ「ぶー」
えんぴつにー「ふふ、いいのよ、母様。でも、あんまり大きくなったんで、びっくりしちゃった」
きりえ「きりえ、もうようせいがっこうにいってるんだもん!」
母「はいはい。じゃあ、もうお姉さんなんですから、赤ちゃんみたいに姉様にだっこしてもらうのはおやめなさい」
きりえ「はぁい……(しぶしぶ)」
母「で、どみね、何日ぐらいいられるの?」
えんぴつにー「ふふ、母様、今は「えんぴつにー」よ(^^)」
母「あ、そうだったわね……まあまあ、とにかくお上がりなさい。荷物を片づけて。お部屋はそのままにしてありますよ……」

熱月30日。

きりえと遊んだり、母様に料理を教わったり。
久しぶりにゆったりした時間を過ごしています。

お仕事のこと、忘れてしまいそう……<(^^;)

えんぴつにー「……(ぼー)」
母「えんぴつにー!」
えんぴつにー「は、はい! お館様ぁ!!」
母「(くすくす)」
えんぴつにー「あ……(///;) か、母様……ひどいぃ……G(^▽^;;)」
母「どう? そろそろ、お仕事が気になるんじゃない?」
えんぴつにー「え……? そ、そんなことないわよぅ……? ただ……」
母「ふふ……」

果月1日。

いよいよお休みも終わり。
また大変な日々が続くのね……

ちょっとユ・ウ・ウ・ツ……って感じ?
えへ。(^^)>

えんぴつにー「あ、お館様、おはようございます。あの、お休み、ありがとうございましたぁ……」
さとるの「なんだ、帰ってきたのか。てっきり、そのまま逐電するものと思って、もっと役に立つ奴を召喚しようと思ってたのに」
えんぴつにー「お、お館様ぁ……そんなぁ……(TT)」
さとるの「まあいい。ちょうど今からスケッチに行くところだ。けしごむにーも呼んで、3分後に玄関に集合のこと」
えんぴつにー「は、はい! そんな事もあろうかと、ちゃんとお弁当も用意してあるんです!」
さとるの「お前はさなださんかい……だいたい、行くのはスケッチであって、ピクニックじゃないんだぞ……(−−;)」
えんぴつにー「で、でもぉ……」
さとるの「ホレホレ、何でもいいが、あと2分30秒。遅れたら……分かってるな?」
えんぴつにー「は、はぁい!!」

母様?

えんぴつにーは、元気でやってます。

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