髪留めのこと。


いやいやえんぴつにー。えんぴつにー「……あ、お館様、後ろを失礼しまーす」
さとるの「ん? ……どちらさまでしたっけ?」
えんぴつにー「いやですよぉ、おまいさん……(///)」
さとるの「……」
えんぴつにー「…………」
さとるの「…………( ̄〜 ̄+)」
えんぴつにー「……ツッ込まないんですか?」

ぺしっ

えんぴつにー「あっ(>ー<)」
さとるの「この間の悪さ、殴りごこち……えんぴつにーだったのか。」
えんぴつにー「え? 本当に分からなかったんですかぁ? ……ひどぉい……
さとるの「髪型変えたら判る訳ないだろ。キャラのかき分け出来ないんだし」
えんぴつにー「それもそうですね……」

ぺしっ

えんぴつにー「あっ(>ー<)」
さとるの「……で? なんで今日に限って髪留めなんて付けてるんだ」
えんぴつにー「……えっと……ほら、一応お仕着せの一部ですし……着けなきゃいけないかな〜……なんて……」
さとるの「……思う訳ないよなぁ。どいつもこいつも嫌がって、着けた試しもないもんなあ〜。せっかく用意しといたのに。髪留めないとメイドに見えないんだよなぁ。
……あ、なんかだんだんムカムカしてきたぞ(^ー^)」
えんぴつにー「……え、そ、その……」
さとるの「とれ
えんぴつにー「……え?」
さとるの「髪留めを取れ、と言ったんだ」
えんぴつにー「……そ、そんなあ……」
さとるの「命令だ、とれ。それとも、髪留めだけじゃなく、全部脱いでみるか、ここで?( ̄▽ ̄)/」
えんぴつにー「取りまぁす(しくしく……)」

ねぐせ。

さとるの「ぎゃっはははっはっはぁ! 寝ぐせっすか!いや最高! ぐっ! G(^▽^)」
えんぴつにー「……ひどいですぅ……<(T▽T)>」
さとるの「いやしかし、そんなもん髪留めで隠そうとするかねえ、普通。思いっきり不自然だろう」
えんぴつにー「(……いい考えだと思ったのにぃ……)朝、直してるヒマがなかったんです……
……あの、ちょっと直してきていいですか?」
さとるの「……ん〜む。よくよく見れば、なかなかかっちょいい髪型じゃないか。マンガみたいで(笑)」
えんぴつにー「……え?」
さとるの「よし決定。今日はそのまま仕事をすること」
えんぴつにー「え? え? え? なんでですかぁ?」
さとるの「おもしろいからだ。決まってるだろう。こんな楽しいもの、独り占めするなんてもったいないと思うぞ。みんなに楽しんでもらいなさい」
えんぴつにー「そ、そんなぁ……楽しくなんかないですぅ……
さとるの「あ、そうそう、もちろん髪留めも禁止」
えんぴつにー「……ひぃ(T▽T)」


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