サトゥルノのこと。
さとるののサトゥルノ。(笑)
と、いう訳で、さとるのの代名詞となっているバイク。
おつきあいを始めてから、そろそろ5年になります。
<回想シーン……5年前。>
バイクの乗り換えを考えていたさとるの。
まあ、お金も貯まったし、いっちょ新車を……とか考えながらカタログをあさっていた、と。
候補に残ったのは2車種。一つはスズキのグース250。シングルながら一万まで回ると噂のナイスなエンジンらしい。こいつには350もあるが、倒立サスが気にくわないし……。もう一つがバンディット400Vリミテッド。ロケットカウルがイカすナイスガイだ。
でも、当時CB250RS−Zに乗っていたさとるのは、シングルのグースに心惹かれていったのでありました。
……で、ある日。まあ、とにかく実車を見に行こうと言うことで、赤いヒゲ親父が目印の某大手チェーン店に行った。
グース、グース……、と。ありましたねぇ。350だけど、イメージカラーの青メタの奴。なかなかいいじゃん、これ。
……と、そのとき。
グースの隣にあった、赤いバイクに、さとるのの目が止まった。SATURNO。バイク誌で見たことがあったが……
グースと並べてしげしげと見る。
うむ。
「すいません、これエンジンかけてみてくれませんか?」
そして、そのアイドリング音を聞いた瞬間、さとるのは自らの敗北を確信した……
うちのサトゥルノはIOM−TT仕様になっている。
Isle Of Mann Trial Trorhy……マンクスTT。まあ、通常の奴よりレプリカ度が高くなっているのだ。
シート部分なんて、ただのスポンジ。
そしてサスペンション設定がえらくかたい。よって漫然と乗っていると、尻が痛い。腰にくる。そこで、、ひじ、ひざを使ってうまくショックを吸収していく訳だ。
……これを生体サスペンションと呼ぶ。
TT仕様はマフラーが2本出しだ。ちなみにサトゥルノのエンジンは排気ポートが二つあるため、エキゾーストも二つある。ノーマルのマフラーは2−1となって、右側に出てくる。TTは左と右で、それぞれ独立したマフラーがのびていく。これがクセモノ。
サトゥルノのフュエルコックはタンク下左側。ノーマルのマフラーなら問題ない位置なのだが……TTの場合は左側にのびるマフラーの裏側になる。そのため、手が届きにくいのだ。コック操作はマフラーが冷えるのを待たねばならない。
その他にもバッテリーが出しにくいとか、あまり実用性を考えていない。
……まあ、カッコイイから全て良し。