やっぱり、スカートはミニだよね。
……てな話ではなく。
ミニといえば、アレです。
年式不明、初年度登録年1976年のBL MINI mk3。さとるのが始めて買った車。
……今思うと、ムボーな事してるよなあ……<(−−;)
直列4気筒OHV998cc、38馬力のパワーユニットをつんだ、走るアイデアの固まり。サー・アレック・イゴシニスさんは偉すぎるです。こんな車を40年も前に設計するとは……
というか、たった一人の天才的エンジニアのアイデアが、実際に市販車になって実現するっていう、いい時代だったんですねぇ……今では考えられないでしょう。
ロック・トゥ・ロック2回転、センター付近も反応リニア、あくまでダイレクトな感覚のハンドリング。旋回中にギャップを踏むと、思いっきりキックバックが返ってくる。ん〜、コレコレ。て感じですね。
室内に響きわたるエンジン音。700kgに満たない車体を、モリモリと運んでくれます。
くぅ〜、時速60kmで、これだけ走る喜びを感じさせてくれるクルマなんて、そうそうはないっすよぉ。
ガイシャはよく壊れる、と言いますが、割とウソです。それは、乗ってる人が悪いです。クルマの調子に敏感になって、調子が悪いと思ったら、すぐに直す。これが重要。日本車と違って、定期的にメンテナンスをしてあげるのが必要なんですね。
そのかわり、日本車のように、「ある日、突然動かなくなる」ということはありません。乗り手とともに、少しづつ年を重ねながら、何十年と乗れる。くぅ、いいっす。
あと、日本車は壊れない、というのは大ウソです。少なくとも、さとるのはよく、日本車が壊れてるシーンに出会います。
ところで、「ミニはmk3」という話を一つ。
mk3は、迫害されてます。ビンテージがつくのは1、2まで。mk3は、スクラップな運命です。
ですが、ここで考えてみましょう。
mk3は、内装、外装とも、ほとんどmk2と同じ。テールランプ、センターメーター、革張りシート、大径ハンドル……新型を買って、こんなふうにドレスアップする人が多いですが、 mk3ならそのまんま。年月が経ってヤレた感じは、新型には出せません。
あと、新型は、エンジンルームがつまり過ぎです。これではメンテナンスが出来ません。手が入らないんだもの。
mk1は、かっちょいいですね。ドアのアウターヒンジ、ノブの形状。ドア内側のオープン機構などは感動ものです。テールランプとか、外見一発で判るのがいいですね。
しかし、あなたは一速ノンシンクロの車に乗ったことがあるでしょうか? スタート時にいちいちガリガリ音を立てるのは、ちょっちはづかしいと思います。
また、848cc34馬力は、さすがに非力っすよ。
さらに、暑いです。フロントウィンドゥがスライド式なので、風が入りにくいです。
コクピット内に、外気導入孔がありません。フロントパネルの左右の端についていて、走ってるときに風を送り込んでくれるアレです。
アレが結構涼しいんです。まあ、ホコリが目に飛び込んだり、水温上がると助手席側に入ってくる風が大変なことになったり、と、いろいろ秘密がありますが……
んで、mk2。ハイドロラスティック・サスペンションはさとるの要りません。重くなるし、壊れやすくなるし。なのでパス。
HL以降のは、エンジンの金型違うし、タイヤ12インチになるし、内装プラスチックになるし……パス。
はい、残ったのはmk3ですね。
とかなんとか言いながら、前の会社やめるときに里子に出しました……充分なメンテナンスしてやれなくなるしねぇ……