こんこんこん。
ソーレースー?
しーん。
うーん、また寝てるのかな?
しょうのない奴。
……?
歌?
入ってみるか。
がちゃ。
ソレス「三つの山を越え
六つの丘に囲まれ
二つの川が流れ込む
幸あるかの地♪」
ソレスが歌っている。
手には、愛用のおんぼろハープ。
ソレス「春には花
夏を笑い
秋に実り
冬が渡る
恵みあるかの地……」
独特な節回し、田舎臭い訛り。
この歌、聞いた事ないよな……
ソレス「にゃッ? 煤i; ̄▽)
いつの間に入ってきたにゃん?」
あぁ、ごめん。
寝てると思って。
ソレス「んなこと言うと、あたいが昼間っからゴロゴロ寝てるみたいだにゃん」
……だって、そうじゃん。
ソレス「にゃ……。( ̄▽ ̄;)」
ねねね、今の歌。
今まで聞いた事ないけど、人前で歌わないの?
ソレス「き……聞いてたかにゃん? (//▽//)
ありゃ、あたいのイナカのうただにゃん……
喉馴らしによく歌うけど、とても人に聞かせる曲たぁ言えないにゃん……」
……そか? いい歌だと思うけど。(普段歌ってるバカみたいな歌よりは)
ソレス「そ、そかにゃん?
きっと、しゅぎょーの成果で、あたいの歌唱力がアップしたからだにゃん!
ここは、あたいのおとっときの新曲を」
いいっていいって。
しかし、ソレスはお構いなしで歌い始める。
ソレス「おーかに木が生えた木が生えた♪
木こりがいっぱい入って帰ってこん♪
これーは困った、ヤマモリソーメン♪〜( ̄▽ ̄)」
……なんだそりゃ。( ̄▽ ̄;)
やっぱり、ソレスはソレスだと認識するひとときであった。
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