Manifest Destiny
【名】《米》自明の運命(説)《19世紀中ごろ,米国は北米全土に拡大する運命を与えられていると主張した説》. Home About MD MD Comunication Support
パッション!
作品概要 スタッフ ゲーム仕様 ルールサマリー サポート&エラッタ

作品概要

作品コンセプト

 『探偵無宿』は、とある寒村で起こる連続殺人事件に挑む、探偵達の活躍を描いたカードゲームです。

 基本的なコンセプトは「横溝正史+ひぐらしの鳴く頃に」となり、通常の推理ゲームのように「犯人を推理する」ゲームではありません。時間の経過と共に容疑者が次々と死んでいく中、探偵達は「特定の条件(容疑者の生死)によって発生するイベント」をプレイし、この事件のあらましを構築します。
 その為、プレイ毎に「犯人」「動機」「生存者」が変わり、違う物語を形作っていきます。

 ゲームの根幹を成すのは「デッキ構築」ですが、プレイヤーが1人1人デッキを持つのではなく、共通した1つのデッキを全プレイヤーが操作する形になります。「怪しい」と思った容疑者をデッキ内に組み込むことにより、その容疑者に関連したイベントが発生しやすくなる一方、その容疑者の死亡確率も高まる為、各プレイヤーの思惑が自然に事件として反映される形となっています。

 横溝ドラマのお約束を踏襲しつつも、現代的なケレンミを取り入れた本ゲーム。是非、遊んでみてください!

ストーリー

 戦争の傷跡も消えやらぬ昭和初期。
 奥平御前と呼ばれた東北財界の雄、椚 与兵衛が自室で拳銃自殺をしているのが発見された。
 残された遺言書には、その財産の相続人に関する記述が非常に曖昧であり、一種の謎かけのようになっていた。
 これに頭を悩ませた家族は、自殺間際の与兵衛の言動が胡乱だったこともあり、財産は子供達で均等分割することを決め、専属弁護士と結託して遺言書を内々に処分してしまおうと画策した。
 しかし、いざ分配の段階になると話はまとまらず、最も声を大きくして分け前を欲していた長男が行方不明、翌日遺体で発見されることにより事態は急転する。しかも、その死は明らかに第三書の手によって行われたものであり、その殺害方法が破棄した遺言状に書かれた通りの「なぞらえ殺人」であった。

 これを不気味がった家族は、その権力によって警察の介入を拒み、代わりに高名な私立探偵を雇い秘密裏に事件の解決にあたらせたのだった。

ゲーム概要



スタッフ
システムデザインkuro
パッケージイラストCurrent Storageぴょん吉
ロゴ/カードデザイン純Box純志
キャラクターイラストCurrent Storageぴょん吉
イベントイラスト兎の昼寝神馬なは
(以上、敬称略)

ゲーム仕様

基本仕様

プレイ時間30分〜1時間程度
プレイ人数2〜4人
コンポーネント(1セット)人物カード 35枚
捜査カード 60枚
惨劇の夜 1枚
価格2000円

サンプル

※これはイメージ画像です。実際の商品とは異なる場合があります。

ルールサマリー

目次

  1. コンポーネント説明
  2. ゲームの終了
  3. ゲームの準備
  4. ゲームの進行
  5. 捜査
  6. 惨劇の夜

コンポーネント説明

■ 人物カード

 椚家の関係者で、事件の容疑者であり、協力者にもなります。

1:名前
 キャラクターの名前です。

2:行動
 捜査デッキからプレイされた際、発生する特殊な効果です。


■ 捜査カード

 事件解決に必要な情報や、発生するイベントです。
 捜査カードは上下に分かれていて、イベントとしてセットするか、あるいは逆向きにプレイして「情報」「推理」として使用することもできます。

1:イベント名
 イベントの名前です。

2:捜査ポイント
 イベントを達成した際に得られる得点です。

3:達成条件
 イベントを達成する為の条件で、「必要な生存者」「必要な死亡者」の2つがあります。
 現在、誰が生きて、誰が死んでいるのかによって、この条件は満たされます。

4:情報数
 イベントを達成する為に必要な情報数を「1」〜「4」の範囲で表しています。
 これも達成条件の1つです。

5:情報/推理
 カードの種類を表しています。


■ 惨劇の夜

 決定的な事件の発生するタイミングを表すカードです。
 これがプレイされると、ターンが終了します。


ゲームの終了

 いずれか1人のプレイヤーが捜査ポイントを10点以上得るか、人物山が残り1種類になった時点でゲームが終了します。

 時間切れ(人物カードが残り1種類になるまで、誰も捜査ポイントを10得られなかった)や、複数のプレイヤーが10点以上得ていた場合は、最も多くの捜査ポイントを得ているプレイヤーの勝利となります。

ゲームの準備

 ゲームを始める前に、以下の項目に目を通し、準備を行ってください。

◇ 人物山と捜査デッキの準備

 各人物カードを種類毎に山にし、人物山として人物山置き場におきます。
 そして、人物カードを各山から1枚ずつと、「惨劇の夜」を1枚入れたデッキを作り、これをシャッフルして捜査デッキとします。

◇ 共通山と手札の準備

 捜査カードを1つの山にしてシャッフルし、これを共通山とします。
 次に、各プレイヤーは山から5枚引いて手札としてください。

◇ 場の準備

 本ゲームで使用される「場」の各名称とイメージです。
 必要なカード置き場さえ揃っていれば、必ずしも下図のように配置する必要はありません。

1:山置き場
 山(共通山)の置き場です。
 全員がカードを引きやすいよう、なるべく場の中央に配置してください。
 山が尽きたら、捨て札置き場におかれたカードをシャッフルし、新たな山にしてください。

2:捨て札置き場
 推理に使用した手札や情報、イベントなど、捨て札になったカードがここに置かれます。

3:人物山置き場
 ゲームに登場する7人を、各人物毎の山にして置いておきます。
 ゲーム中、推理によってこの人物山から人物カードがプレイされ、後に捜査デッキに加わります。
 一度プレイされた人物カードは人物山に戻る事はありません。
 「惨劇の夜」によって死亡した人物は、人物山ごとゲームから取り除かれます。

4:捜査デッキ
 全プレイヤーで構築する共有デッキです。
 ゲーム開始時は、各人物カード1枚ずつと「惨劇の夜」の8枚で構成されていますが、以後、ゲームの進行によって増減します。
 捜査デッキの残り枚数は、いつでも数えることができます。

5:プレイカード置き場
 捜査デッキからプレイされたカードと、人物山からプレイされたカードの置き場です。
 捜査デッキの右方向に、順番に並べて置いてください。

6:調査済み置き場
 捜査デッキにおける、捨て札置き場のようなものです。
 一部人物カードの行動やプレイヤーの推理、「惨劇の夜」発生時に誰も死亡しなかった場合など、捜査デッキからプレイされた人物カードは調査済み置き場に置かれます。
 「惨劇の夜」で人物が死亡するか、あるいは捜査デッキの残り枚数がプレイヤー人数以下になったら、調査済み置き場に置かれた全ての人物カードは、捜査デッキに戻されてシャッフルされます。

7:イベント置き場
 自分がセットしたイベントを置いておきます。

8:情報置き場
 自分がセットした情報を置いておきます。


ゲームの進行

 ゲームの準備が終わったら、以下の手順に従ってゲームを進行させてください。

  1. ターン開始
    手札を補充し、メインフェイズを行う順番を決定します。
  2. メインフェイズ
    捜査デッキから1枚プレイし、捜査を行います。
  3. ターン終了
    捜査デッキから「惨劇の夜」がプレイされたら、ターンを終了します。

 上記「1」〜「3」の手順を繰り返し、いずれか1人のプレイヤーが捜査ポイントを10点以上得るか、人物山が残り1種類になるまで、ゲームを続けてください。

1:ターン開始

 手札が5枚に満たないプレイヤーは、5枚になるよう山からカードを引きます。

 初回ターンはじゃんけん等、任意の方法で「親」を決め、親から左回りで順番にメインフェイズを行います。
 第2ターン以降は、前ターンに捜査デッキから「惨劇の夜」を引いたプレイヤーが親となり、親から左回りで順番にメインフェイズを行ってください。

2:メインフェイズ

 ターンオーナーは、捜査デッキから1枚引いてプレイします。
 プレイされたカードが人物カードであれば、それに記された「行動」が発動します。
 その後、山から1枚引いて手札に加えて捜査を行い、次の順番のプレイヤーにターンオーナーを渡します。

 プレイされたカードが「惨劇の夜」なら、ターンが終了します。
 山から手札を補充することも、捜査を行うことができません。
 ただし、捜査デッキからプレイされた1枚目のカードが「惨劇の夜」だった場合、ターン終了せずに「惨劇の夜」を捜査デッキの一番下に戻してください。
 その後、ターンオーナーは改めて捜査デッキから1枚プレイしてください。

3:ターン終了

 ターンが終了したら「惨劇の夜」の処理を行い、終了条件を満たしていなければ、新しいターンを開始してください。

捜査

 この事件の容疑者を選定したり、ちょっとぶらついて重要イベントに遭遇したりします。
 ターンオーナーは、以下の手順で捜査を行ってください。

1:推理
 手札から任意の枚数の「推理」カードを捨て札にし、プレイされている人物カード1枚を調査済みにするか、任意の人物カード1枚を人物山からプレイするか、調査済みになっている人物カード1枚を捜査デッキに戻してシャッフルするか、いずれか1つを行えます。
 この時、人物山からプレイされた人物カードは、捜査デッキからプレイされたのと同じように、その行動が追加で発動します。

・人物カードを調査済みにする
捜査デッキプレイされたカード



調査済み

 プレイされている人物カード1枚を調査済みにし、調査済み置き場へ移動します。
 上図例だと、次に「惨劇の夜」がプレイされた場合、「椚 珠代」が死亡してしまう為、それを望まないのであれば減らしてしまうのも有効となります。

・人物カードを人物山からプレイする
捜査デッキプレイされたカード人物山からプレイ











 プレイされているカードの右に、任意の人物カードをプレイします。
 上図例だと、「惨劇の夜」がプレイされた際に「椚 珠代」が死亡するのを防ぎつつ、さらに「小仏 善吉」が死亡する確率を高めることができます。
 ただ、単に「椚 珠代」の死亡確率を下げたいだけなら、「椚 珠代」を調査済みにする方が有効です。

・人物カードを捜査デッキに戻す
捜査デッキプレイされたカード



調査済み置き場

 調査済み置き場におかれている1枚を、捜査デッキに戻してシャッフルします。
 「惨劇の夜」のプレイ確率を減らしながら、特定人物の死亡確率を高めることができます。

 「推理」カードは何枚捨て札にしても、操作できる人物カード枚数は1枚となりますが、他のプレイヤーはこの推理に対して異議を唱えることができます。
 その場合、異議を唱えたいプレイヤーのいずれか1人が、プレイされた枚数と同じ枚数の「推理」カードを捨て札にすることで、その推理を無効化することができます。
 その為、多くの「推理」カードを捨て札にすれば、他のプレイヤーに推理を邪魔されにくくなります。

2:セット
 手札から「情報」か「イベント」か、どちらか片方を、任意の枚数セットすることができます。
 例えば、手札の5枚を全て「イベント」としてセットすることはできますが、3枚を「イベント」、2枚を「情報」と言うように、両方を同時にセットすることはできません。
 また、情報をセットする場合、カードを上下反転させて置いてください。


 手札5枚が上図例のような感じであった場合、情報としてセットできるのは「A」「B」「C」の3枚となります。
 幸いにも、手札のイベント全て必要情報数が「2」なので、「A」「B」「C」の内、2枚を情報としてセットすれば達成条件の1つを満たすことができます。
 ただし、情報とイベントは同時にセットすることはできないので、例えばまず「A」「B」の2枚を情報としてセットした後、次のターンに「C」「D」「E」をイベントとしてセットする。というように、分ける必要があります。

 情報とイベント、どちらのセットを優先すべきかは、捜査デッキの残り枚数(=「惨劇の夜」がプレイされる確率)や、「小仏 善吉」の有無(行動によって、セットされた情報を捨て札にする嫌な人物です)などから判断してみてください。

3:特殊イベントの使用
 「捜査ポイント」と「達成条件」がない特殊イベントの内、

 「今日は雨、か。嫌な予感がする」
 「今、ちょっと引っかかったぞ…」

 の2種類は、このタイミングで効果を適用できます。
 ただし、強制ではないので、使用せず残しておいても構いません。

惨劇の夜

 新たな犠牲者が現れる、決定的な瞬間です。
 いずれかのプレイヤーによって、捜査デッキから「惨劇の夜」がプレイされたら、以下の手順に従って処理を行ってください。

1:犠牲者の選定
 このターン、プレイされている人物カードの中で、最も数の多い人物が死亡します。
 プレイされた人物カードが全て同じ数、あるいは最も多い人物カードが複数あった場合、誰も死亡しません。

捜査デッキプレイされたカード

 上図例だと、「椚 珠代」が2枚、「小仏 善吉」が1枚、「椚 晋太郎」が1枚なので、「椚 珠代」が死亡します。

捜査デッキプレイされたカード

 上図例だと、「椚 珠代」が2枚、「小仏 善吉」が2枚なので、誰も死亡しません。

2:イベント処理
 各プレイヤーのセットされているイベントの中で、達成条件を満たしているものを捜査ポイントとして場から取り除き、残りの達成されなかったイベントは捨て札になります。
 イベントが1つも達成されなかった場合、捨て札にならず場に残ります。

 左図のような、「「惨劇の夜」発生時」と書かれている、捜査ポイント、達成条件のない特殊イベントは、この時点で強制的に効果が適用されて捨て札になります。

 その他の特殊イベントは、イベントが1つも達成されなかったら場に残ります。
 また、特定人物の生存/死亡に関する変更は、複数プレイヤーによって同時に使用された場合、ターンオーナーから左回りで効果を適用&イベント処理し、生存/死亡状態を上書きしていってください。

3:捜査デッキのリシャッフル
 犠牲者が出たら、捜査デッキのリシャッフルを行います。
 プレイされたカードと調査済み、捜査デッキの中から該当する人物カードを抜き、残りを捜査デッキに戻してからシャッフルします。
 その後、死亡した人物カードとその人物山はゲームから取り除きます

 犠牲者が出なかった場合は、プレイされたカードを調査済み置き場に移動し、「惨劇の夜」のみ捜査デッキに戻してシャッフルします。
 この時、捜査デッキの残り枚数がプレイヤー人数以下になっていたら、調査済みに置かれているカードも捜査デッキに戻してシャッフルを行ってください。

4:情報リセット
 全プレイヤーはセットされている「情報」を捨て札にしてください。
 イベントの達成/未達成に関わらず、「情報」はターン終了時に全て捨て札になります。


初心者指南

 以下は本ゲームを始めてプレイする、あるいはプレイ経験が少ない人の為の、初歩的なプレイ講座となります。

 「何をしたらいいか分からない」
 「どうやったら勝てるのか、具体的な道筋が見えない」

 そんな人の為の、はじめの一歩となれば幸いです。

Step1:最終目的を決める

 本ゲームの性質上、「ゲームの進展=人物の死亡」と言う図式は変えられない為、どうせ死亡するなら都合の良い人物に死んでいただきたいもの。
 そこで、その指針となる「最終目的」を決定するのが良いでしょう。

 最終目的とは、つまり「手札の中で最も捜査ポイントが高いイベント(できれば4点以上)」であり、この達成条件を満たすよう誘導する必要があります。
 特に4点以上のイベントは4人の死亡者が必要となる為、序盤からプレイしていく事はできません。
 最終的に4点以上のイベントでだめ押しするとして、それまでにどう効率良く6点を稼ぐかがポイントとなってきます。

Step2:類似手札から方針を策定する

 最終目的が決まったら、次はそれを実現する為にどうすれば良いのか考えます。
 まず、残りの手札の中で、使えそうなイベントを選定します。
 具体的には「最終目的と同じ生存者、死亡者が条件となっているイベント」を選び、それを捜査ポイントが低い順に優先順位を高く見積もります。なぜ低い順なのかと言うと、結局「捜査ポイントが高いイベントは難易度も高い」イベントであり、それなりにゲームが進まないとプレイする事ができません。
 最終目的として1枚をキープしていた場合、次に捜査ポイントが高いイベントにこだわると、それによって使えない手札が増えてしまいます。
 本来なら4枚使える筈の手札が3枚、ないし2枚しか使えないとなると、予定外の人物が死亡した際にリカバリーが効き難く、結果として捜査ポイントを稼げなくなる危険性があります。

 ゲームに慣れない内は、プレイに幅を持たせる為にも本命は1枚残しにして、後は稼ぎやすい所から稼いでいくのが良いでしょう。

 以下、最初の手札を受けての、方針の立て方の一例です。

最終目的(手札に残す)優先度高い ←−−−−−−→ (手札に残す)優先度低い

 まず、捜査ポイントが1番高く、ロマン溢れる「奥様犯人ルート」を最終目的とします。
 その前提条件となる死亡者は「椚 晋太郎」「椚 小夜子」「小仏 善吉」「立花 恭一」の4人となります。残りの手札は、幸いにも全て関係するものばかりですが、次に捜査ポイントの高い「思えば可愛そうな娘だった」はかなり難易度の高い条件なので、余程運が良くないと序盤から達成はほぼ不可能です。
 なので、まず「思えば可愛そうな娘だった」が一番いらない手札となります。
 次の「とがなくてしす」は、達成条件が死亡者しかないので、中盤以降に引けば美味しいカードです。が、序盤で死亡者3人は現実的でない上、そもそも捜査ポイントが1点なので、取り敢えず切ってしまって構いません。

 残る「首吊り庭師」と「こんな呪われた家、なくなってしまえばいいのに」に関してですが、優先順位的にはどちらもさほど変わりません。が、各人物の「行動」の特性上、晋太郎よりも善吉の方が狙われやすい(=真っ先に排除される)傾向にある為、「首吊り庭師」の方をやや高めに見積もっています。

Step3:手札のセット

 方針が決まったら、次は各カードのセットタイミングを考えてみましょう。
 まず、捜査ポイントを得る為には、「イベント」と「情報」をセットする必要があります。
 ここで重要なのは、ターンが終了した際、「情報」は必ず捨て札になるが、「イベント」は1つも達成できなかった場合、場に残って次ターンに持ち越される。と言う点です。
 つまり、イベントが達成されない(=捜査ポイントが得られない)限りにおいては「情報よりも、イベントの方がプレイ優先度が高い」と言う事です。

 ゲーム序盤、まだ捜査デッキの枚数が少なく、1巡か2巡したらターンが終了してしまうような場合、まずはイベントからプレイしていきましょう。
 その際気をつけるのは、「どの人物がプレイされ、どの人物が山に残っているか」となります。
 具体的に気をつけるべきは「椚 珠代」と「小仏 善吉」の2人となり、珠代はプレイされるとイベントを1つ捨て札にし、善吉は情報を1枚捨て札にします。

 珠代がまだ捜査デッキに残っていて、それをうっかり自分が引いてしまった場合、場に最低限必要なイベントのみをセットしていたら目も当てられません。事前にまだ珠代が捜査デッキに残っているのが分かっていたら、捨て札にされても良い「捨て」イベント(例えば、達成が中途半端に難しい捜査ポイント3のイベントとか、既に必要となる人物が死亡して達成不可能なイベントなど)を、最低1枚ぐらいセットしておきましょう。

 ターン終了時に情報が全てなくなる事を考えると、善吉を引いた際のデメリットは比較的少ないようにも感じます。が、必要最低限の情報をセットしていた場合、善吉によって1枚減らされた後にすぐ「惨劇の夜」が発生すると、もうどうにもリカバリーする事ができません。
 「本来得られる筈だった捜査ポイント」を得る事ができないのは、思った以上に深刻なダメージとなる為、善吉が捜査デッキに残っているのが分かっていたら、やはり用心して多めに情報をセットしておく方が無難です。

 ゲームが中盤を過ぎて人物がある程度死亡し、高難度イベントが達成可能になってくると、優先度がイベントから情報にシフトしていきます。
 一気に捜査ポイントを得られる高難度イベントは、場にセットしてその存在が明らかにされているだけで、他のプレイヤーから警戒され、妨害される危険性が高まります。妨害された場合、最悪、達成条件に必要な人物が集中的に推理されて死亡してしまう事がある為、どのイベントを狙っているかは極力他のプレイヤーに悟られないようプレイするのが肝となります。
 そこで、先に十分な数の情報をセットしておき、捜査デッキの残り枚数を見て、なるべく「惨劇の夜」発生の直近にイベントをセットできるよう心がけておくのが良いでしょう。

 また、敢えて高難度のイベントをセットしておき、それを狙っているように見せかけて、達成条件が死亡者だけのような緩いイベントをこっそりと追加でセットし、小さく稼ぐのも1つの戦法となります。

Step4:推理しよう!

 イベントや情報をセットするタイミングがつかめてきたら、次はデッキを操作して事件を自分に都合良く誘導する方法を考えてみましょう。
 まず基本となるのは、「捜査デッキ枚数の増加」です。
 自分の手番1回につき、イベントか情報のどちらか1つしかセットできない為、必要なイベントがセットされていなかった場合、達成条件を満たすには最低でも2回手番が回ってくる必要があります。
 しかし、初期の捜査デッキ枚数は8枚。推理で1枚も増やさなかった場合、4人プレイだとまず2回目の手番は回ってきません。
 そこで、ゲーム序盤は人物山から1枚引いてプレイし、捜査デッキの厚みを増すのが最初の方針となります。

 まず考えるのは、「どの人物を死亡させたいか」です。
 人物山からプレイされ、捜査デッキ内に含まれる枚数の比率が上がる程、その人物は死亡しやすくなります。逆に言えば、1枚も増えなかった場合、その人物が死亡する確率は限りなく低くなります。
 次に考えるのは、「次に死亡させたい人物は誰か」です。
 取り敢えず死亡させたい人物を集中的に捜査デッキに送り込み、無理やり死亡させてしまうのも良いですが、自分の手番は有限なのでそればかりやっていると次の手が打てなくなります。
 人物が死亡すると、その人物カードが操作デッキから抜かれる訳ですから、必然的に捜査デッキは薄くなります。その時、「次に死亡させたい人物」の比率がある程度高かったなら、余り労力をかけずに目的を達成しやすくなるのです。

 ゲームが中盤を過ぎ、捜査デッキに厚みができてきた場合、人物山からプレイするだけでなく、プレイされている人物を調査済みにしたり、調査済みを捜査デッキに戻したりしてみましょう。
 人物山には限りがあり、また捜査デッキが厚くなり過ぎると「惨劇の夜」が起こりにくくなり、狙って特定の人物を死亡させるのが難しくなるので、とにかく枚数を増やせば良いと言うものでもありません。

 捜査デッキからプレイされたカードが以下の通りであり、残り枚数的にそろそろ「惨劇の夜」が発生しそうな場合、方針によって様々な推理が考えられます。



(ex1)立花 恭一を死亡させたい場合
 これは、最も簡単です。
 恭一の行動は「プレイされている「椚 珠代」「椚 晋太郎」「椚 小夜子」のいずれか1枚を調査済みにする」なので、恭一を山から1枚プレイして「椚 晋太郎」を調査済みにすれば、恭一の死亡確率は高まります。
 また、他のプレイヤーに介入されても、珠代や晋太郎が死亡し難くなります。

(抜く)



(入れる)

(ex2)椚 珠代を死亡させたい場合
 人物山から珠代を1枚プレイするか、晋太郎を1枚調査済みにするか、2つ方法があります。
 珠代の行動は「イベントを1つ捨て札にする」であり、人物山からプレイした場合、自分がそのデメリットを引き受ける事になります。ので、晋太郎を1枚調査済みにする方がお得に見えますが……
 実際には、人物山からプレイした方が、珠代が死亡する確率が高くなります。


(入れる)

 増やすにしろ、減らすにしろ、珠代が最大数になることはありませんので、他のプレイヤーも珠代の死を望んでいない限り、この状態から死亡させるのは非常に困難です。そして、死亡せず残った場合、珠代が1枚デッキに追加された方が、以降死ぬ確率が僅かに高まるからです。

(ex3)特に誰も死んで欲しくない場合
 できれば、誰も死んで欲しくない。
 そうした場合、基本的には晋太郎を1枚調査済みにすれば良いのですが、例えば捜査デッキの残り枚数が3枚ぐらいだと非常に微妙な感じとなります。
 つまり、同数(全人物1枚)にして次のプレイヤーがターンオーナーになった際、そこで「惨劇の夜」が発生するれば良いのですが、しなかったら次のプレイヤーに完全に生殺与奪権を与えてしまう事になるからです。さらに、既にプレイされている人物を引くならともかく、そこでまだ1枚も見えていない善吉なり、ちえを引かれた場合、狙った人物をかなりの高確率で死亡させる事ができ、結果として次のプレイヤーが得するだけで美味しくありません。

 では、どうすればいいのか。
 まだプレイされていない善吉なり、ちえなり、自分的に「死んでも構わない方」を人物山からプレイするのも1つの方法です。
 これだと、次に誰がプレイされても晋太郎との2択、あるいは晋太郎1択となる為、次のプレイヤーの選択肢を大きく制限し、それが都合悪いようなら誰も死なない方向性に流れてくれる可能性が非常に高くなります。
 また、ちえをプレイした場合、ちえは行動によって調査済み置き場に即移されますが、晋太郎とちえはイベントでの絡みが多く、また晋太郎の行動はちえの数によってメリットが大きくなる為、次のプレイヤーに確固たる目的がなければ、心情的に「晋太郎を死なせない」方向に動かせる可能性があります。

 もう1つの方法としては、調査済み置き場の1枚を捜査デッキに戻してシャッフルする。があります。
 捜査デッキの残り枚数が増えれば、次のプレイヤーが「惨劇の夜」を発生させる確率は自分と同じになり、言うなれば「保留」と言う形になります。
 ただし、捜査デッキに戻すカードは自由に選べるので、なるべくなら晋太郎と恭一(行動の性質上、死亡しやすい)は避けるのが無難となります。

Step5:特殊イベントの活用

 捜査ポイントにはならないものの、有用な効果を持つ特殊イベントは積極的に活用しましょう。
 オススメは「今日は雨、か。嫌な予感がする」で、自分の手番1回でイベントと情報が同時にセットできる為、特にデッキ枚数が減っている時に素早く達成条件を満たし、何もない状態からでも小さく稼ぐ事のできる優秀なイベントです。

 人物の生存、死亡をそのターンだけ変えてしまう「これは、別人なの…か?」「いや、確かに死んでいた筈だ」も、自分のイベントを達成させたり、他人のイベントを邪魔したりと、攻守備えた優秀なカードとなります。


 以上で、初心者講座を修了します。
 自分の都合を優先するだけでなく、「他人が今何を欲しているのか」が分かってくると、さらに駆け引きが熱く、面白くなっていきます。
 是非、試してみてください!

サポート&エラッタ
> エラッタFAQマテリアル <

エラッタ

 複数人プレイ時、状況によってはプレイ回数に大きな差が出てしまう問題がありましたので、ルールの以下の部分を改訂します。
(改訂前)ターン終了時、親番が親の1つ左隣のプレイヤーに移動する → (改訂後)ターン終了時、「惨劇の夜」を引いたプレイヤーに親番が移動する

> エラッタFAQマテリアル <

FAQ

 申し訳ありません。現在準備中です。

> FAQマテリアル <

マテリアル

 このゲームは販売中につき、カード素材などのマテリアルはまだ公開されていません。


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