■■ ナーストレンド 草案12 ■ 問題点  全体的なバランス問題。  後、成長要素を忘れる問題もどうにかしたい。  まず、同名のエインヘリアルを複数雇えるかどうかだが、雇えない場合、基本的に全プレイヤーが同じような構成のキャラを取ることになるので、個性が失われる気がする。やはり、重ねられた方がいい。  また、連番やゾロ目を条件に発動する能力は、目が確定後にしないと訳がわからなくなる。ので、目を確定させる。というフェーズを追加した方が良さそうだ。  後、能力単体についても、もうちょっとバリエーションがあったらいい。特に青の振り直しが弱すぎるので、これをどうにかしたい。例えば、上限突破能力とか。つまり、目は1〜6の範囲だが、青があるとD8を振れるとか。概念的な上限突破はさすがに忘れそうなので、サイコロ自体の面数を上げたい。  とにかく肝はコンボ。コンボできるならゲームが壊れてもいい、ぐらいの気持ちでバリエーションを増やしたい。  後、ヴァルキュリアの現在能力値を表す何かが欲しい。  やっぱり忘れるわ。  例えば、ウルズを配置したら、そこのエッダカードを手元に引き取るとか。これなら、コンポーネントの追加0で解決する。が、マスとしての機能を果たさなくなる。  カード1枚5、6円とした場合、一先ず最大数である36枚無地カードを追加する形でなんとかなるか?  そもそも、ウルズをカードにしてしまうのもありか。つまり、カードを交換するような感じとなる。ちょっとだけ作業が発生するが、一番分かりやすいしよいのではないか。  この場合、ヴァルキュリア自体にベースカラーがある訳だから、各エッダはベースカラーというか、アイコンの方がいいかも知れない。  後は用語の問題で、リザーブとストックが似ていて分かりにくいとのこと。が、そもそもリザーブという単語自体あんまり良くないとは思う。  ↑(テイワズ)にしてみるか。 (!--大まかな変更点--) ・移動時の追い抜き処理をなくす。また、最大移動力を半周に制限 ・目の最大値を6に制限 ・ウルズ配置済みマスに移動できるようにし、処理を追加 ・VPの計算方式(主にキーパー)を変更 ■ 概要  度重なる戦乱により、ミッドガルドでは多くの血が流された。  ニブルヘイムの底、フヴェルゲルミルの泉に潜むニーズヘッグは、滴り落ちるその血を啜り急成長を開始した。  このまま放置すれば、黒き竜となったニーズヘッグはラグナロクを生き延び、終末の世界を支配することになるだろう。  あなたはヴァルキリアの1人となってナーストレンド(死者の世界)へと乗り込み、戦士の魂(エインヘリアル)を集めてニーズヘッグを討伐しよう! ■ コンポーネント  3〜4人 ◇ヴァルキリアカード(4枚)  プレイヤーが操る戦乙女、ヴァルキリアを表すカードです。  各ヴァルキュリア毎にベースカラーが設定されています。 ◇エッダカード(20枚/12枚/6枚)  旅の途中でヴァルキュリアが遭遇する「物語」を表したカードです。  エッダには赤(勇気)、青(知性)、黄(威厳)、緑(親愛)の4色があり、同時にヴァルキュリアの成長を表します。  また、イベントには3つの階層(第1層ミドガルズ、第2層ニブルヘイム、第3層フヴェルゲルミル)があり、設定された条件を達成することにより、神々の栄光(=VP)を得ることができます。 ◇エインヘリアルカード(21枚/6枚/4枚)  勇敢なる戦士の魂(エインヘリアル)で、ヴァルキュリアの配下となって戦います。  それぞれについて、スキルとコストが設定されています。  また、エインヘリアルには登場階層数が定められていて、現在の階層より下層(=数字が大きい)にいるエインヘリアルをスカウトすることはできません。 ◇キーパーカード(10枚)  各階層を繋ぐビルレスト(欺きの道)を守るボス的存在です。  キーパーを討伐することで、新たな階層へ進むことができます。 ◇ニーズヘッグ(1枚)  フヴェルゲルミルの底に潜む、ユグドラシルの根を齧る蛇です。  いくつもの影を持ち、何度倒してもしぶとく復活します。  基本的な扱いは他のキーパーと同じで、第4階層に固定で出現します。 ◇ポーン  各ヴァルキリアの現在位置を表すポーンです。 ◇ウルズトークン(48個) ◇VPトラック&マーカー ◇サイコロ(16個)  6面体サイコロです。  各ヴァルキュリアと同色が2個ずつ、無地のサイコロが8個あります。 ■ ゲームの準備  エッダカードを各階層毎によくシャッフルします。  この時、第3階層のイベントカードには、第3階層のキーパーカード2枚も混ぜて行ってください。  そうしたら、以下の図のようにカードを並べます。  この時、第1階層と第2階層の四隅は、それぞれ対応する階層のキーパーカードをランダムに並べてください(第3階層のキーパーはランダム配置となります)。そして、並べられたカード1枚1枚を「マス」として扱います。  また、中央には固定で「ニーズヘッグ」が配置されます。  ●○○○○○●  ○◆◇◇◇◆○  ○第1階層 ●キーパー  ○◇△△△◇○  ◇第2階層 ◆キーパー  ○◇△◎△◇○  △第3階層  ○◇△△△◇○  ◎第4階層(ニーズヘッグ)  ○◆◇◇◇◆○  ●○○○○○●  次に、エインヘリアルカードを、登場階層毎に固めて、全て表向きに並べてください。  並べる際、同じカードは重ねて並べてしまって構いません。  各自使用するヴァルキリアを1人選びます。  また、スコアカードとマーカー、ウルズトークン(以下、ウルズ)を受け取ってください。ウルズはプレイヤーの人数に応じて、2人なら12個、3人なら10個、4人なら9個となります。  残ったサイコロ(無地と、使用しないヴァルキュリアのサイコロ)は、全てまとめて【場】に置き、そこを【ストック】とします。  最後に、じゃんけんなど好きな方法でスタートプレイヤーを決め、スタートプレイヤーの右隣から反時計回りで順番に、自分のポーンをいずれかの四隅のマスを選んで置いてください。ただし、既に他のプレイヤーが選んでいるマスを選ぶことはできません。 ■ ゲームの進行  本ゲームはスタートプレイヤーから時計回りで順番に手番を行い、一定の手番数を終えるとゲームが終了します。  自分の手番になったら、以下の手順でゲームを進行させてください。 ◎神性介入  各ヴァルキュリアは自分が持つウルズを、手番中にいつでも好きなタイミングで消費し神性介入を行うことができます。  消費したウルズ1個につき、【ストック】からサイコロ1個を振り足してください。  これは、チャレンジロールの出目を見た後でも行うことができます。 ◎スキル  各エインヘリアルは、1手番中に1回だけスキルを使用できます(使用しなくても構いません)。  使用条件が設定されている場合は、条件を満たした場合のみ適用してください。複数適用できる場合、適用順番は好きに選ぶことができます。  また、スキルによる目の変化は、最低値1、最高値は6としてください。 1:移動フェイズ  ヴァルキュリアを移動させます。  ただし、第4階層(ニーズヘッグ)に到達していたら移動は行いません。次のフェイズへ進んでください。  配置されたエッダカード1枚を「1マス」とし、ヴァルキュリアは「時計回り」に最大半周(対角線上の位置)まで進むことができます。  ただし、他のプレイヤーのポーンが配置されているマスには止まれません。 2:チャレンジロール  この手番で使用できるサイコロ数を決定します。  自分のポーンが配置されたマスを見て、現在マスを含む「縦横に配置されたウルズ(他階層も含む)」を数え、”ウルズ数”個のサイコロを【ストック】から得てください。  □■□□□□□  □□□□□□□    ポーンが第2階層の×のマスにある場合、■マスに自分のウルズがあれば  ■×□□□□■    【ストック】からサイコロを4個得ることができる  □□□ □□□    従って、手持ちの2個と合わせて、計6個となる。  □■□□□□□  □□□□□□□  □□□□□□□  次に、得たサイコロの内、チャレンジロールに使用するサイコロの数を決定します。  決定したらサイコロをロールし、出目を合計してください。  チャレンジロールに使用せず残ったサイコロは「リザーブ」として手元に残しておきます。 ◎解決済み  止まったマスにウルズ(自分のも含む)が既に配置されていた場合、その物語は解決済み、あるいはそのキーパーは討伐済みとなります。  チャレンジロールを行う必要はありません。  ウルズ1個をヴァルキュリアの上に配置し、次のフェイズを飛ばしてください(後述される、VPを得ることもできません)。  ただし、ニーズヘッグのみ特殊な扱いとなり、ニーズヘッグは討伐されず何度でも復活します。  既にこのマスにウルズが配置されていても、チャレンジロールを行い判定をすることができます(そして、VPを得ることもできます)。  もしも、このマスに複数の自分のウルズが配置された場合、それらも全てウルズの個数として数えることができます。 3:判定フェイズ  目の合計値から、判定を行います。 ○成功  目の合計値が、目標値以上であれば成功します。  ウルズ1個を同マスに配置し、定められたVPを得てください。 ○失敗  もしも、目の合計値が目標値より小さければ失敗します。  ウルズ1個を同マスに配置してください。この時、VPを得ることはできません。  止まったマスがキーパーだった場合、戦闘後にヴァルキュリアは次の階層へと進みます。  ポーンを1つ内側の、最も近い四隅に移動させます。そして、それが第2階層なら白のサイコロを、第3階層なら黒のサイコロを1個受け取り、それを振り足して手元に置いてください(階層が1つ進む毎に、サイコロが1個ずつ増えていきます)。  もしも、第3階層のキーパーだった場合、ポーンを中央のニーズヘッグへ移動させます。ニーズヘッグ戦後はその場に留まり、移動しません。 4:ヴァルキュリアの成長  ヴァルキュリアは物語を通して成長します。  ウルズが配置されたマスに応じて、以下のボーナスを得ることができます。また、これらボーナスは1手番中に1回だけ適用され、同じ効果は重複します。  勇気(赤):サイコロ1個の目に+1する(最大値は6)  知性(青):サイコロ1個を振り直せる  親愛(緑):スカウト時、エインヘリアルのコストが1下がる(最低値は0)  威厳(黄):チャレンジロールに成功時、VP+1 5:スカウトフェイズ  旅の途中で出会った戦死者の魂(エインヘリアル)を雇い、配下とします。  登場階層が”現在の階層以下”のエインヘリアルの中から、好きな1人を選んで手元に置いてください。  ただし、コスト0のエインヘリアルはいつでも雇えますが、コスト1以上のエインヘリアルはコストを支払う必要があります。  コストは配下のエインヘリアル1人を【場】に戻すことで、そのエインヘリアルの”登場階層数”だけ発生します。一度に複数のエインヘリアルを戻してコスト支払いに充てることも可能です。ただし、コストを支払えても、複数のエインヘリアルを同時に雇うことはできません。  エインヘリアルに所持制限数はありませんが、【場】のエインヘリアルが尽きたら雇うことはできません。 6:手番終了  自分の手番を終了します。  サイコロを全て【ストック】へ戻し、次の順番のプレイヤーに手番を渡します。  以上を繰り返し、全てのプレイヤーのウルズが尽きたらゲームが終了します。  最後にマジョリティを判定します。  各階層毎にウルズを数えて、最も多いプレイヤーは以下のVPを得てください。複数いれば、人数割(端数切捨て)して、その全員が得てください。  第1階層: 9VP  第2階層: 6VP  第3階層: 3VP  第4階層: 0VP  最後に、最もVPを得たプレイヤーがゲームに勝利します。複数いたら、スタートプレイヤーから時計回りで遠い方(=プレイ順の遅い方)を優先してください。