■■ 王道勇者 草案2 ■ 問題点  全体的には悪くない感じではあった。  各色の期待点バランスが悪いのと、魔王への攻撃ダメが悪いので、そこら辺は考える必要があり。  魔王ダメについては、現状の数字に+”現在のラウンド”するだけでよくなるようには思う。  基本的にイベントの条件は3つからやや厳しい。  サイコロの目変化は、最大でも2つまでにしておくのが良いだろう。3つだと、まずイベントが達成できない。目変動を3つにするなら、条件を緩めてやる必要がある。  現状、マスに止まれば単にカードを得られるゲームに対して、目が合っていないとカードを得られないのは、一手間多くかかっているので、何かしらの優位性がないと厳しい。  報酬体系を明確化すべきか。  現状は、イベントに止まるとFateが必ず適用。条件を達成したら、カードを得て達成効果を適用という形になっているが、これをFateと達成効果を適用し、条件を達成したらカードを得る。という形にしてみる。  この場合、カードを得られなくても止まる意義は十二分にある。  キャラメイク要素を作るべきか?  例えば、特定スートの条件が1個減る系など、2ステージ目に出てもしょうがない系の効果を開始時に設定するのは良い気がする。  仮に、キャラは速度のみ決まっているとする。限界は正直、あってもそんなに差がないので共通で良い気がする。で、速度の高い順、つまり実際の行動とは逆順に好きなスキルを1つ取る。みたいな感じでも良いかも知れない。  後は各スートをどうするか。  まず、期待点をちょっと考える。  黄を基準にして、各ステージ2枚ずつで10点前後、になるぐらいとする。  それに合わせると、青も各ステージ2枚ずつで12点なので、正直バランス的には問題を感じない。ただ、3ステージ目の2枚は取らなくても対して違いはない、という点はそうかな。  仮に、取った瞬間効果であると仮定する。  取った瞬間に、現在持ってる種類枚数分のVPを得る。つまり、1枚目は0で、0→1→2→3→4→5で最大15VP入る。ただ、同じアイテムでも種類枚数は入る訳だから、それを考えるともっと入る。のは、流石にどうなのか。  例えばお釈迦パズルみたいな感じのアイテムにして、重複したら意味ない感じにするといいかも知れない。また、これならステージ後の方で取りたくなる仕様にもなっているとは思う。  ちょっと素点が黄に比べて高いが、黄は街なのでイベント効果が強め、とかで調整するのが良いだろう。  緑は、かなり調子よく取って8枚という感じ。  8点得るのはまぁ、そんなものではあるが、8点減るのが大きい。16点差になるので、そこをどうするか。という感じ。  結局、他のセットコレクションは他のプレイヤーも取るので、差がついて5、6点前後だから、これはちょっと大き過ぎるというのはそう。  固定点にするか。固定点の場合、4点ぐらいにする? 差は8点ということになる。その代わり、緑はイベント効果でVPが多く入る形式にするのが良いかも知れない。  巡礼についてはどうか。  基本的に緑と一緒だが、ワンタイム形式で差額が発生する。が、もう少しスートとしての魅力が欲しい。  まず、サイコロ1個を追放しての強制達成というのをなくす。  その代わりに精霊パワーみたいなものを用意し、これが即時目を修正できるポイントであるとする。で、巡礼するとこれが貯まる。というのが良いかも知れない。  用語を整理。  Fate→天運  達成効果→イベント効果  精霊パワー→加護 (!--大まかな変更点--) ・全面改訂 ■ 概要  魔王を倒して世界に平和をもたらそう! ■ コンポーネント  3〜4人 ◇イベントカード(各24枚/72枚)  旅の途中で発生するイベントです。  イベントには「試練(赤)」「遺跡(青)」「依頼(緑)」「都市(黄)」「巡礼(白)」の5スートがあります。また、止まった際に発生する「フェイト(サイコロの目変化)」と、「イベント達成条件」「達成時効果」などが設定されています。 ◇魔王カード(15枚)  旅の終わりに待ち構える魔王の、ヒットポイント(=HP)を表すカードです。  各HP毎に設定された条件を達成することで、ダメージを与え名声(=VP)を得ることができます。 ◇勇者カード(6枚)  魔王を倒し、平和な世界を取り戻すべく立ち上がった若者です。  「速度」を表す数字と、白サイコロを持てる数を表した「成長限界」、そして固有の「スキル」が設定されています。 ◇スキルカード(18枚)  勇者が新たに習得したスキルです。  特殊な効果が1つ設定されています。 ◇サイコロ( 個)  勇者が持つ運命力を表す、6面体サイコロです。  白サイコロが基本となり、完全上位の赤サイコロもあります。 ■ ゲームの準備  イベントカードを各ステージ毎に集め、よくシャッフルして山にします。  魔王カード、スキルカードも、それぞれよくシャッフルして山にしてください。  次に、各プレイヤーに勇者カードを1枚ずつ、白サイコロを4個ずつ配ります。配られた勇者カードは、表向きにして手元に置いておいてください。 ■ ゲームの進行  本ゲームはステージという単位で進行します。  そして、3ステージ終了後に精算を行い、最も名声(=VP)を得たプレイヤーがゲームに勝利します。  以下の手順でゲームを進行させてください。 ◎Fateの見方/条件の見方  各イベントでは、手持ちのサイコロの目を変動させる効果が設定されています。 A/B:サイコロ1個の目をAかBを適用する A・B:サイコロ2個の目に、それぞれAとBを適用する(サイコロが不足していた場合、可能な1つのみを適用) 反転:サイコロ1個の目を反転(7−現在値)する 振り直し:サイコロ1個を振り直す  また、各イベントやHPには、そのイベントを達成する為の条件(=サイコロの目)が、以下の書式で記載されています。 A/B:AかBかいずれか1つ A・B:AとBが各1つずつ 10↑:目の合計値が10以上 ゾロ目3:同じ目が3つ ★:高難度イベント。条件に使用したサイコロの内、1個を使用済みにする ※:条件フリー。止まるだけで必ず達成できる 1:ラウンド開始  現在のラウンドの山からイベントカードを引き、それを横一列で表向きに並べ【旅路】としてください。  【旅路】の左端に、「速度」の数字が大きい順でポーンを配置します。  2ラウンド目以降は、前のラウンドでゴールした(=魔王と戦った)順に左から配置してください。つまり、最初に魔王と戦ったプレイヤーが、次のラウンドで最初に手番を行うプレイヤーとなります。  魔王山から2枚引き、それを表向きで【旅路】の右端に配置します。  各ポーンの進行方向は「左→右」となり、最も右にあれば先頭、最も左にあれば最後尾となります。  次に、スキル山から”プレイヤー人数+1”枚引き、適当な場所に表向きで配置して【スキル置き場】としてください。  以上の処理が終わったら、各プレイヤーは手持ちのサイコロを振ります。 2:メインフェイズ  最後尾のプレイヤーが手番を行います。  手番を終えた後、まだ最後尾であれば、連続して手番を行うことも可能です。  手番になったらポーンを好きなだけ進めます。  ただし、他のプレイヤーのポーンが配置された場所には配置できません。空いているイベントカードを選んでください。  この時、「試練(赤)」のイベントは強制ストップとなります。通過せず、空いていたら必ず止まってください。  また、他のプレイヤーが全て魔王戦を行い、最後の1人になったプレイヤーは、必ず魔王戦をする(=【ゴール】まで移動する)必要があります。この際、「試練(赤)」が残っていたとしても無視して移動してください。 ◎休息  ポーンを進める前に、必要があれば休息を行うことができます。  休息したら、使用済みになっているサイコロの中から好きな1個を【ストック】へ戻し、残りを振り直して手元へ戻します。  これはステージ中、いつでも、何回でも行うことができます。  ただし、使用済みサイコロが1個の場合は、行うことができません。 2−1:Fate  Fate効果を適用し、サイコロの目を変更します。  ただし、この効果によって目は0以下、7以上にはなりません。  また、効果を正しく適用できる選択肢がある場合は、必ず「正しく適用できる方」を選ぶ必要があります。  例えば、サイコロの目を−2する。という効果だった場合、手元に2と4の目があれば、4の方を選択する必要があります(2だと目を1つしか減らせない為)。  いずれを選んでも適用できない場合は、好きな目を選んで可能な範囲で適用してください。 2−2:達成判定  各イベント毎に条件が設定されているので、所持するサイコロがそれを満たしていたら、条件を達成することができます。  条件を達成したら、イベントカードを手元に移動させ、イベント効果を適用してください。これにより、ポーンの位置が動くことはありません。【旅路】からイベントカードを抜き取り、空白となったスペースにポーンはそのまま残すようにしてください。 ◎上級サイコロの使用  上級サイコロ(=赤サイコロ)の目を含めて達成した場合、含めた赤サイコロ1個につき1VPのボーナスが与えられます。  これは通常のイベントも、魔王戦時にも適用されます。 ◎強制達成  目が条件を満たしていない場合、サイコロ1個を【ストック】へ戻すことにより、無理やり依頼を達成することができます。  この時、★(=高難度イベント)だった場合、好きな1個を使用済みとしてください。  また、各イベントは以下の特徴があります。 ◎試練(赤)  キャラクターが成長します。  白サイコロを得たり、白サイコロを上位である赤サイコロと交換できたりします。 ◎遺跡(青)  古代のアーティファクトを手に入れることができます。  アーティファクトは各ステージにつき2種あり、継続的なVPを得ることができます。 ◎依頼(緑)  道行く先で遭遇した、困っている人を助けます。  名声を得ることができます。 ◎都市(黄)  町や村に立ち寄り、休息したり装備を整えたりします。  また、多くの都市を訪れることにより、ゲーム終了時に名声を得ることができます。 ◎巡礼(白)  旅の途中で祠へ立ち寄り、精霊神の加護を受けることができます。  1ステージにつき、最低1回の加護を受けることが望ましく、加護を受けなかったプレイヤーは名声を失う危険があります。  以上の処理が終わったら、手番を終了して次の順番のプレイヤーに手番を渡してください。  また、右端の【ゴール】へ到達したプレイヤーは、直ちに魔王戦を行った後、手番を次の順番のプレイヤーに渡してください。 3:魔王戦フェイズ  魔王と戦闘を行います。  魔王カードの各HPの条件を見て、好きなものを達成してください。  ただし、一度達成した条件を2回達成することはできません。  また、1枚の魔王カードのHPが全て達成された場合、その魔王カードは捨て札となります。直ちに、魔王山から新たに1枚を引き、それを追加してください(この追加された魔王カードのHPも、条件を満たしていたら達成することができます)。  その後、【スキル置き場】から好きな1枚を得て手元に置いてください。  魔王と戦闘を行ったプレイヤーは、次のラウンドまで強制パスとなります。 3:ステージ終了  全プレイヤーが魔王戦を終えたら、ステージ終了となります。  各プレイヤーは自分のサイコロを回収します。  使用済みとなっているサイコロも回収して手元に戻してください。  また、ステージが終了すると自動的に成長します。白サイコロを1個得てください(ただし、成長限界以上に所持することはできません)。  場に残っているイベントカード、魔王カード、スキルカードは全て捨て札にします。  次に、小決算を行います。  このステージの「巡礼(白)」を持っていないプレイヤーは、”このステージの「巡礼(白)」を持っているプレイヤー数”分だけVPを失います。  例えば、4人プレイで3人が巡礼を持っていた場合、持っていない1人は3VPを失います。  次に、所持する「遺跡(青)」のアイテム1種につき1VPを得ます。これは、以前のステージに得たアイテムも数えられます。  最後にキャラクターが成長します。  白サイコロを1個得るか、白サイコロ1個を赤サイコロ1個と交換してください。  これらの処理が終わったら、新しいステージを開始してください。  以上を繰り返し、3ステージが終了したら決算を行います。  「都市(黄)」が各ステージにつき1枚ずつ、3枚1セットで揃っていたら、1セット毎に5VPを得てください。  「依頼(緑)」を最も多く得ている(複数可)プレイヤーは、”所持枚数”分のVPを得ます。  緑イベントが最も少ない(複数可)プレイヤーは、”最も多いプレイヤーが得たVP”と同じだけのVPを失います。  最後に、最もVPを得たプレイヤーがゲームに勝利します。複数いたら、速度の大きい方を優先してください。それも同じなら引き分けとします。