■■ エコクレイジー 草案9 ■ 問題点  ガードレールをどうするか問題。  掛け金が返ってこないので、競り負けて大金を失った場合のりカバー方法をつけるかどうか。  まず、方策としてキャッシュカードに返金をつける。  つまり、今回掛けただけと同じ金額を得るという白紙小切手的なもの。これに悪評をつけるかどうかは考えどころだが、これが見えてる時は3位ならほぼノーリスクで損金を取り戻せるので、かなり競り値を釣り上げる効果があると思われる。  多分、悪評付くのは10金だけでいいかも。  2金の存在があんまりにもあんまりなので、最低ラインはもうちょい上げてよいか。4・8・12+悪・返金の4種ぐらいとするか。  また、複数のエリアへのエコ投資をなくしたことにより、複数のスートを保持するメリットが一気に減ってしまった。  これをアリに戻した場合、最初のスタートダッシュで何枚確保できるかが勝負の文になるので、そこもちょっとどうなのか。という感じはする。基本、資金調達に悪評がつきにくくなったのもあり、このバランスで資金を選ぶ意味が増えればいいとは思われる。  ただ、最低値の引き上げは、実質悪評返しのルールを殺してしまっている。  現状、最も効いてるのが最下位は悪評を得る、というルール。この為、雑に0金でしゃがめなくなった為、全体の競り値が上がり、3金程度で競り落として一気に悪評返すというムーブが起こらなくなっている。  0でしゃがめないのは良いと思うが、ルールが完全に死んでるのはどうなのか。  倍返しが現実的でないというのであれば、いっそ固定か、なにか別パラを基準とするか? キャッシュと同様の考え方をするなら、3とか4に悪評−1みたいなパラを付けるとか。意味が分からんが、競り値の最低値支払いにするとか。  エコ投資という概念がある以上、どうしてもスタートダッシュ有効というか、終盤になる程、金の有効性は減る。なら、いっそ精算時に残金で悪評消せるシステムにしてしまってもよいかも知れない。そうすると、ラストラウンドで雑にオールインとか防げるかも知れんし。  この方針で進める場合、防ぐべきは0金でしゃがみ、最後に一括返済するプレイが最適解にならないようにすること。  仮に1位は悪評1返済をつけた場合、どうなるか。  0金でしゃがんで、オールインで1位とって、0金でしゃがんで、と繰り返すプレイになる可能性が高い? まぁ、そうなるだろうな、という感じしかない。  となると、ラストのみ残金に応じて1位から順に3個、2個、1個みたいな感じで固定で減るのがいいかも知れない。3人プレイも考えると、1位2個、2位1個減るとかか?  ただ、それ以外本当に減らす場所がないのはよいことなのか? 例えば、キャッシュに0金を作り、そこで悪評−1とか設定するとか。単に4金取るだと選択肢にならないが、悪評−1できるなら選択する意味があるかも知れない。 (!--大まかな変更点--) ・キャッシュカードの構成を変更 ・1のエコカードが強すぎだったので全体的に弱体化 ・エコ投資を単純化 ・安いキャッシュカードなら悪評を取らないよう変更 ■ 概要  エコノミックアニマルのあだ名を返上し、これからはエコを追求するエコアニマルを目指そう!  そして、エコでクリーンな社会を築き、将来世代に安心安全な地球をプレゼントするのだ! ■ コンポーネント  3〜5人? ◇エコカード(24枚)  地球環境を守る様々な取り組みが記載されたカードです。  エコポイント(=EP)が1〜4の数字で表されています。 1:2:3:4=7:7:5:5 ◇キャッシュカード(12枚)  臨時収入を表すカードです。  2金・4金・8金・10金が各3枚ずつあり、8金と10金には悪評が1つ設定されています。 ◇ベースカード(15枚)  基本的な収入を表すカードです。  1、2、4の3枚を1セットとして扱います。 ◇悪評チップ() ◇マネートラック&マーカー(4枚) ◇サイコロ(1個)  3人プレイ時に使用する12面体サイコロです。 ■ ゲームの準備  エコカードとキャッシュカードを、よくシャッフルしてそれぞれ山とします。  そうしたら、キャッシュ山から3枚引いて表向きに配置し、そこを【キャッシュ】としてください。  次に、各プレイヤーにベースカードを1セットずつ配り、表向きにして手元に置いてください。この4枚を【エリア】とします。  最後に、じゃんけんなど好きな方法でスタートプレイヤーを決定します。  スタートプレイヤーが決まったら、スタートプレイヤーから時計回りで順番に”9+順番”金だけ得てください。4人プレイであれば、10金、11金、12金、13金となります。 ■ ゲームの進行  本ゲームはラウンドという単位で進行します。  各ラウンド毎に競りを行い、2巡(3人プレイ時は3巡)したらゲームが終了します。  以下の手順に従って進行させてください。 1:計画フェイズ  エコカード山から2枚引いて、それを表向きに配置します。  この配置された2枚が、このラウンドにおける競りの対象となります。 2:メインフェイズ  提案されたエコ政策に対して、いくら金をかけて実現するかを競います。  全プレイヤーは使用する金額を秘密裏に決定し、全員が決定したら一斉公開してください。  3人プレイ時は、4人目の仮想プレイヤーが必要です。スタートプレイヤーがサイコロを振り、出目を「仮想プレイヤーが使用した金」となります。仮想プレイヤーの使用した金が決まってから、他のプレイヤーは使用する金額を秘密裏に決定してください。  公開後、金を多く出したプレイヤー順に順位を決定します。  複数いた場合、スタートプレイヤーから時計回りで近い方が優先してください。  そして、1位と2位になったプレイヤーはエコカードを1枚ずつ獲得します。まず1位のプレイヤーが好きなエコカードを取り、2位が残りの1枚を得ます。  また、「競りで最下位になったプレイヤー」は、環境活動への投資が少ないと世界的な悪評が高まります。  悪評チップを1枚得てください。  これらの処理が終わったら、使用した金を支払います。  1位と2位のプレイヤーは、”自分が宣言した値”分だけ金を【ストック】へ戻してください。 ◎アピール  1位と2位のプレイヤーは、エコ活動を世間に喧伝して自己アピールすることができます。  ”自分が宣言した値”と同じだけ金を支払うと、得ている悪評チップ1枚を捨てることができます。これは1回の競りで最大2回まで行えます。  例えば、3金でエコカードを落札した場合、追加で6金支払うと悪評を2個減らす。最大2回までなので、9金支払って悪評を3個減らすことはできない。 ◎3人プレイ時  仮想プレイヤーが1位、ないし2位になった場合、そのエコカードは捨て札になります。  仮想プレイヤーが1位になったら、数字の高い方を選択し捨て札としてください。 3:セットフェイズ  エコカードを落札した1位と2位のプレイヤーは、自分の【エリア】を1つ選んでエコカードを配置し、”【エリア】の数字+配置したエコカードの数字”分のEPを得ます。  例えば、4の【エリア】に1のエコカードを配置したら、4(【エリア】の数字)+1(エコカードの数字)=5EPを得ることができます。  もしも、既に【エリア】に他のエコカードが配置されていた場合、数字が同じであれば追加する形で同じ【エリア】に配置できます。  その際に得られるEPも変わらず、既に配置されているカードは参照しません。  もしも数字が異なる場合、既に配置されている方を全て捨て札とし、それから配置を行ってください。  また、3位以降のエコカードを得られなかったプレイヤーは、競りに支払った金額を「投資」とし、順位に従い以下のどちらかのアクションを行うことができます。 ・経済投資  経済活動を活性化させ、臨時収入を得ます。  【キャッシュ】にある好きな1枚を選んで捨て札にし、そこに書かれた数字分の金を直ちに得てください。  この時、選んだキャッシュカードに悪評が設定されていた場合、悪評を1つ得てください。 ・エコ投資  既にあるエコ政策に投資して、EPを得ます。  好きな【エリア】を1つ選び、投資がそこに配置された”エコカードの枚数”分以上であれば、”エコカードの枚数”分のEPを得ます。  例えば、2の【エリア】にエコカードが3枚配置されていた場合、投資が3以上であれば、3EPを得ることができます。 4:ラウンド終了  各プレイヤーは、「エコカードが配置されていない【エリア】」の数字を合計し、その合計分だけ金を得ます。  また、最大所持金はなく、いくらでも金を持つことができます(ただし、最終的に金はEPにならないのでゲーム終了時にたくさん残していても意味はありません)。  次に、【キャッシュ】に残っているカードを全て捨て札にし、キャッシュ山から3枚引いて補充します。山が尽きたら、捨て札をリシャッフルしてキャッシュ山を作り直してください。  それらが終わったら、スタートプレイヤーを1つ左隣に移し、新しいラウンドを開始してください。  以上を繰り返し、2巡(3人プレイ時は3巡)したらゲームが終了します。  各自悪評チップを数え、以下のペナルティが発生します。   1   : −1EP   2   : −3EP  3〜 4 : −6EP  5〜 7 :−10EP  8〜11 :−15EP 12〜   :−21EP  最後に、最もEPの多いプレイヤーがゲームに勝利します。複数いたら、悪評の少ない方が勝利します。それも同じなら引き分けとしてください。