■■ エコクレイジー 草案6 ■ 問題点  全体として悪くはないが、多少バランス的な問題も感じる。  まず資金について、1、2、3、4の4つの場合、比較的簡単に4を潰せてしまう。つまり、3が強い。なので、これを1、2、4の3箇所に減らす。  基礎収支が減った分は、3位以下になった時のキャッシュで補うものとする。当然投資には足りなくなるが、そこはキャッシュでなるべく大きい額を得られるようにすると良いだろう。キャッシュの中には一時金と、キャッシュ永続強化の2パターンがあってもよいのかも知れない。ただ、処理が面倒なのでいいか。  投資の計算は、やっぱり面倒なのでベースカードも含めて考えるものとする。  1位のプレイヤーは2枚のエコカードの内、好きな方を取れるとする。  とりあえず、一番金使ったら美味しい。ぐらいのガードレールはあった方がいいだろう。  悪評について、所持金の最大者はよくないのかも知れない。  イメージ先行ではあるが、別の条件があればそっちの方がいいか。  金を悪評元にしてしまうと、とにかくキャッシュしない。使い切り最強となり、最終的には基礎収入の多寡だけで悪評が決まるので非常に理不尽。  うーん  キャッシュを取ったら1悪評とか。1回大きくキャッシュを取れば、暫くはそれを残して生きていける可能性もある。  やっぱりキャッシュを取らない要因になりそうではあるが、競りに参加できないプレイヤーが延々と悪評を取るということはなさそうなので良いかも知れない。  そもそも、最終盤の基礎収入差で悪評を取らされるよりは全然マシと言える。 (!--大まかな変更点--) ・スートを廃止 ・エコカードを一本化 ・臨時収入を条件なしでワンタイム方式に変更 ・エコポイントの入り方、ボーナスなどを変更 ・同着順の処理を、EPが低い方がまず優先されるよう変更 ・悪評を、競りの最下位も得るよう変更 ■ 概要  エコノミックアニマルのあだ名を返上し、これからはエコを追求するエコアニマルを目指そう!  そして、エコでクリーンな社会を築き、将来世代に安心安全な地球をプレゼントするのだ! ■ コンポーネント  3〜5人? ◇エコカード(24枚)  地球環境を守る様々な取り組みが記載されたカードです。  エコポイント(=EP)が1〜4の数字で表されています。 1:2:3:4=9:7:5:3 ◇キャッシュカード(12枚)  臨時収入を表すカードです。  2・4・6・8・×3・×4が各2枚ずつ ◇ベースカード(20枚)  基本的な収入を表すカードです。  1〜4の4枚を1セットとして扱います。 ◇悪評チップ() ◇マネートラック&マーカー(4枚) ◇サイコロ(1個)  3人プレイ時に使用する12面体サイコロです。 ■ ゲームの準備  エコカードとキャッシュカードを、よくシャッフルしてそれぞれ山とします。  そうしたら、キャッシュ山から3枚引いて表向きに配置し、そこを【キャッシュ】としてください。  次に、各プレイヤーにベースカードを1セットずつ配り、表向きにして手元に置いてください。この4枚を【エリア】とします。  最後に、じゃんけんなど好きな方法でスタートプレイヤーを決定します。  スタートプレイヤーが決まったら、スタートプレイヤーから時計回りで順番に”9+順番”金だけ得てください。4人プレイであれば、10金、11金、12金、13金となります。 ■ ゲームの進行  本ゲームはラウンドという単位で進行します。  各ラウンド毎に競りを行い、2巡(3人プレイ時は3巡)したらゲームが終了します。  以下の手順に従って進行させてください。 1:計画フェイズ  【注目1位】と【注目2位】のエコカードを決定します。  スタートプレイヤーは【注目1位】と【注目2位】に、それぞれエコカード山から1枚ずつ引いて表向きに配置します。 2:メインフェイズ  提案されたエコ政策に対して、いくら金をかけて実現するかを競います。  全プレイヤーは使用する金額を秘密裏に決定し、全員が決定したら一斉公開してください。  3人プレイ時は、4人目の仮想プレイヤーが必要です。スタートプレイヤーがサイコロを振り、出目を「仮想プレイヤーが使用した金」となります。  公開後、一番多く金を出したプレイヤーが【注目1位】の、次に多く金を出したプレイヤーが【注目2位】のエコカードを得ることができます。  複数いた場合、EPの少ない方が優先されます。それも同じなら、スタートプレイヤーから時計回りで近い方が優先してください。  これらの処理が終わったら、使用した金を支払います。  1位と2位のプレイヤーは、”自分が宣言した値”分だけ金を【ストック】へ戻してください。 ◎アピール  1位と2位のプレイヤーは、エコ活動を世間に喧伝して自己アピールすることができます。  ”自分が宣言した値”と同じだけ金を支払う毎に、得ている悪評チップ1枚を捨てることができます。  例えば、3金でエコカードを落札した場合、追加で6金支払うと悪評を2個まで減らすことができます。 ◎3人プレイ時  仮想プレイヤーが1位、ないし2位になった場合、そのエコカードは捨て札になります。 3:セットフェイズ  エコカードを落札した1位と2位のプレイヤーは、自分の【エリア】を1つ選んでエコカードを配置し、エコカードの数字分のEPを得ます。  もしも、既に【エリア】に他のエコカードが配置されていた場合、数字が同じであれば追加する形で同じ【エリア】に配置できます。その場合、”【エリア】の数字”分のEPをボーナスとして得ることができます。  数字が異なる場合、既に配置されている方を全て捨て札とし、それから配置を行ってください。  例えば、3の【エリア】に1のエコカードが1枚配置されていたとします。新しく1のエコカードを得た場合、この3の【エリア】に配置すれば1(エコカードの数字)+3(【エリア】の数字)=4EPを得ることができます。  また、3位以降のエコカードを得られなかったプレイヤーは、競りに支払った金額を「投資」とし、順位に従い以下のどちらかのアクションを行うことができます。 ・経済投資  経済活動を活性化させ、臨時収入を得ます。  【キャッシュ】にある好きな1枚を選んで捨て札にし、そこに書かれた数字分の金を直ちに得てください。  「×○」とあった場合は、自分の「エコカードが配置されていない」【エリア】を1つ選び、その【エリア】の数字を指定倍数した分の金を得てください。 ・エコ投資  既にあるエコ政策に投資して、EPを得ます。  好きな【エリア】を1つ選び、そこに配置された”エコカードの数字合計”分だけ投資を減らすと、その【エリア】に配置された”エコカードの枚数”分のEPを得ます。この後、まだ投資が残っていれば、他の【エリア】を選ぶことができます。 4:評価フェイズ  環境活動への投資が少ないと、世界的な悪評が高まります。  「現在最も多く金を持っているプレイヤー」と「競りで最下位になったプレイヤー」は悪評チップを1枚ずつ得てください。  複数いたら、その全てが受け取ります。 5:ラウンド終了  各プレイヤーは、「何もカードが配置されていない【エリア】」の数字を合計し、その合計分だけ金を得ます。  また、最大所持金はなく、いくらでも金を持つことができます(ただし、最終的に金はEPにならないのでゲーム終了時にたくさん残していても意味はありません)。  次に、【キャッシュ】に残っているカードを全て捨て札にし、キャッシュ山から3枚引いて補充します。山が尽きたら、捨て札をリシャッフルしてキャッシュ山を作り直してください。  それらが終わったら、スタートプレイヤーを1つ左隣に移し、新しいラウンドを開始してください。  以上を繰り返し、2巡(3人プレイ時は3巡)したらゲームが終了します。  各自悪評チップを数え、以下のペナルティが発生します。   1   : −1EP   2   : −3EP  3〜 4 : −6EP  5〜 7 :−10EP  8〜11 :−15EP 12〜   :−21EP  最後に、最もEPの多いプレイヤーがゲームに勝利します。複数いたら、残った金の多い方が勝利します。それも同じなら引き分けとしてください。