■■ スーパーエコロジー 草案0  地球環境問題をテーマにしたゲーム。  まず、プレイヤーはそれぞれ6?のブロックを持っている。これは概念的な自国領土、エリアを表している。エリアには大きさがあり、1〜6の数字があるとする。数字が大きい程、生産力が高く、勝利点が高くなる。  まず、プレイヤーは最初に各エリアに生産施設を持っている。これは、工場とか、発電所とか、いわゆる地球に優しくない産業である。が、それら産業はエリアの大きさに応じて金を生み出す。金は”基本値×エリアの大きさ”とか。  で、競りをして、地球に優しいエコ産業を誘致し、どこかのエリアを潰して配置する。すると、そこから金を生み出さなくなるが、逆に”基本値×エリアの大きさ”だけのVPを最後に得られる。  さらに、毎ラウンドの終わりに、「最も金を持っている人」「最もエコが少ない人」「最も(エコじゃない施設の)基本値が高い人」の3つに悪評が配られる。これは、最後に持っているとめっちゃマイナス点になる。  これら悪評は、競り落とした際に、その倍の金を払うと1個消せる。  競りをどうするか考える。  まずいちばん簡単な一発競りから。テーマ的に、かけた金がそのまま帰ってくるのはどうかと思うので、できたら掛け捨てにしたい。基本的に金は自動で結構湧いてくるから。  競り落とした際に、競り落とした金額と同額を支払うことでVPを得る。あるいは、悪評を消せるとする。  つまり、どんなにいらないものでも1金なんかで競り落とされたら大変なことになる。だから、最低2、3金は支払わなければならないし、掛け金は戻らないし、ということになる。  で、結局掛け方をどうするかだが、ゲーム的には一発競りが分かりやすいし、遊び易い。  スタPから金を提示する形か、あるいは同時出しか。  提示する形がいいだろう。  初期セットアップをどうするか。  自由配分だと、まぁ、金を多くするか。で、最初の競りでどちゃくそ金を使えばいい訳だし。これを防ぐには、2つ仕組みを作る。  まず、悪評は最も大きいエリアで最も大きい数字を配置しているプレイヤーとする。だから、エリア6に6とか置くと、36金出るが悪評が確実に入る。  次に、競りを前半後半に分け、数値差を作る。  つまり、最初は小さめの数字しか出ないので、高い金が持ち腐れになりやすい。  エリアは1〜6で良い?  計算を楽にするなら、112234とかでもいいが。6エリアだと、4人で20競りぐらい必要になりそうだから、ちょっと現実的ではないか。  まぁ、そう考えると4エリアぐらいかな。人数×3ぐらい競るのがいいかな。4人なら12ゲームという感じ。  セットアップを考えていたが、実はいらないんじゃないかという気分になってきた。  1〜4をそれぞれ空白エリアとして、空白エリアからはエリアの値分の金が生み出されるとする。フレーバーが必要なら、1〜4にそれぞれカードを作ってやればいい。1を車、2を商業区、3を工場、4を発電所とか。で、そこを埋める形でカードを配置する。  VPカードについては、前半1〜3、後半2〜5ぐらいの割合でいいかな。  競りはスタPからの一発賭け。  最高値+1以上で出す必要があり、金は半分しか戻らない。端数は切り捨てなので、2ずつ上げるのが多分良い。  スタPは左隣のプレイヤー、つまり、最後手番がなる。3巡したら終わり。だと、どこで山を変えるかが分かり難いので、2巡したら山を変えるでいいかな。  マジョリティは必要ないが、色によるセットボーナスぐらいはあって良いかな。3色程度あれば良い。  ボーナスは3、4点程度? 2枚以上ある時、1枚2点とかかな。つまり、0→4→6→8なので、2枚2枚で揃えるか、4枚揃えるかするのがよい。  まぁ、ただこれだと4枚揃いが虚しいので、0→1→3→6ぐらいでも良いと言えば良いかな。いや、でも平均3枚しか取れないということも鑑みると、もう少しボーナスが大きくても良い気がする。0→2→4→8とかかな。  悪評については、ラウンド終了時に最も所持金の多いプレイヤーと、確定VPの最も少ないプレイヤーが受ける。  悪評は12ラウンド、1ラウンド2個だから、最大で24個貯まる。なので、罰則を4刻みぐらいにすると良いかな。つまり、5個以上は1個−1VP。9個以上は1個−2VP。という感じ。で、減らす方法は競り落とした際に倍額払うことで1個という感じか。 ■ 概要  エコでクリーンな社会を築き、将来世代に安心安全な地球をプレゼントしよう! ■ コンポーネント  3〜4人? ◇エコカード(24枚+12枚)  地球環境を守る様々な取り組みが記載されたカードです。  「黎明」と「成熟」の2種類があり、成熟の方がより高度な内容となっています。  また、赤青黄の3つの属性と、エコポイント(=EP)が数字で記載されています。 ◇ベースカード(16枚)  収入を表す、1〜4の数字が書かれた初期カードです。 ◇悪評チップ() ◇マネートラック&マーカー(4枚) ■ ゲームの準備  エコカードの黎明と成熟を、それぞれをよくシャッフルして山を作ります。  次に、各プレイヤーにベースカード1〜4を1枚ずつ配り、受け取ったら表向きにして手元に置いてください。  最後に、じゃんけんなど好きな方法でスタートプレイヤーを決定します。 ■ ゲームの進行  本ゲームはラウンドという単位で進行します。  各ラウンド毎に競りを行い、”プレイヤー人数×3”ラウンドが終わったらゲームが終了します。  以下の手順に従って進行させてください。 1:収入フェイズ  各プレイヤーは、”(エコカードが配置されていない)ベースカードの数字合計”分だけの金を得ます。  初回ラウンドは10金ですが、以降はエコカードを獲得して配置する毎に収入が減少します。  また、最大所持金はなく、いくらでも金を持つことができます。 2:計画フェイズ  スタートプレイヤーは黎明山から3枚引いて表向きに【場】に配置した後、その中から好きな1枚を選んでください。  選ばれなかった2枚は捨て札になります。  もしも、3巡目(=全てのプレイヤーが2回ずつスタートプレイヤーを終えている)であれば、黎明山でなく成熟山を使用します。 3:競りフェイズ  スタートプレイヤーから時計回りで順番に、エコカードを競っていきます。  スタートプレイヤーは好きな値を宣言してください。そして、次手番のプレイヤーは宣言された値より大きい値を宣言するか、あるいはパスします。  これを繰り返して1巡したら、その時点で最も高い値を付けたプレイヤーがエコカードを落札します。  それ以外のプレイヤーは、”自分が宣言した値の半分(端数切り捨て)”分だけ金を戻し、残りの半分は【ストック】へ戻します。つまり、競り落とせなかったら、提示した額の半分を失うということです。  次に、落札したプレイヤーは、自分の「まだエコカードが配置されていない」好きなベースカードを1枚選び、その下に得たエコカードを配置します。  そうしたら、”(配置された)ベースカードの数字×(配置した)エコカードの数字”分のEPを得てください。  もしも全てのベースカードにエコカードが配置されていたら、手元に置いて”エコカードの数字”分のEPを得ます(ベースカードの数字が1として扱います)。 ◎アピール  落札したプレイヤーは、エコ活動を世間に喧伝して自己アピールすることができます。  ”落札した際に自分が宣言した値”と同じだけ金を支払う毎に、得ている悪評チップ1枚を捨てるか、あるいは1EPを直ちに得ることができます。  例えば、3金でエコカードを落札した場合、追加で6金支払うと悪評を2個まで減らすか、EPを2まで得ることができます。 4:ラウンド終了  エコへの投資が少なかったり、金をたくさん持っていたりすると、世界的な悪評が高まります。  「最も多く金を持っているプレイヤー」と「現在得ているEPが最も少ないプレイヤー」は悪評チップを1枚ずつ得てください。複数いたら、その全てが受け取ります。また、この2つの条件は重複し、悪評チップは1ラウンドで最大2枚受け取れます。  それが終わったら、スタートプレイヤーを1つ左隣(=反時計回り)に移し、新しいラウンドを開始してください。  以上を繰り返し、3巡したらゲームが終了します。  各自悪評チップを数え、1枚毎にペナルティが発生します。   〜 4 : なし  5〜 8 : −1EP  9〜12 : −2EP 13〜16 : −3EP 17〜   : −4EP  次に、同色のエコカードがあれば、その枚数に応じて以下のボーナスを得ます(複数色あれば、それぞれ加算できる)。  1枚  : 0EP  2枚  : 2EP  3枚  : 4EP  4枚以上: 8EP  最後に、最もEPの多いプレイヤーがゲームに勝利します。