■■ 帰る雁 草案6 (!--大まかな変更点--) ・テーマ変更 ・スートの構成変更 ・セットアップの枚数等を調整 ・手札捨てに、手札交換機能を付与 ・点数計算を以前のバージョンに戻し、全部スートがバラバラの時に同一スートとして扱える救済ルールを追加 ■ 概要 帰る雁 ■ コンポーネント  3〜5人 ◇渡り鳥カード(80枚)  渡り鳥を表すカードで、「ツグミ」「マナヅル」「ユリカモメ」「オオワシ」「雁」の5スートがあります。  これらには頭数を表す1〜6の数字があり、「雁」以外の4スートは各数字3枚数ずつあります。「雁」は1〜4枚あり、数字が小さい程、多くなっています。  雁の含有数  1   : 4枚  2   : 2枚  3〜4 : 1枚  5〜6 : 0枚  12+4:12+2:12+1:12+1:12:12 ◇頭数カード(8枚)  各渡り鳥の、現在の数値幅を表す2〜8のカードです。 ◇カードスタンド  本製品には付属していません。  自用意できれば凄く便利です。 ■ ゲームの準備  頭数カードを数字順に縦に並べ、これを【越冬地】とします。  ゲーム中、捨て札になったカードは、この全プレイヤー共通の【越冬地】に各数字毎に配置されることになります。  次に、渡り鳥カードをよくシャッフルし、各プレイヤーに18枚配って手札とします。  残ったカードは【越冬地】に表向きで配置します。この時、各数字毎の最初の1枚は「その数字+1」の頭数カードの横に置き、以降は下へ配置していってください。  最後にじゃんけんなど好きな方法でスタートプレイヤーを決定します。 ○プレイ人数によるカード枚数と手札枚数の調整  4人プレイ時以外は、以下のように調整してください。 ・3人プレイ  数字の「6」を抜き、各プレイヤーに20枚ずつ配ってください。 ・5人プレイ  各プレイヤーに15枚ずつ配ってください。 ■ ゲームの進行  本ゲームはスタートプレイヤーから時計回りで順番に手番を行い、ゲーム終了時点で最も多く得点を得ていたプレイヤーが勝利します。  以下の手順で進行させてください。 1:メインフェイズ  自分の手番になったら、以下のどちらかを行います。 ○鳥来る  【越冬地】に手札を配置します。  その際、「好きな手札1枚を【越冬地】に配置する」か、あるいは「好きな手札2枚を【越冬地】に配置し、【越冬地】から好きな1枚を得る」かの、どちらかを行うことができます。  配置後、渡り鳥カードの数字幅は「”基本値”〜”基本値+【越冬地】枚数”」となり、その中の好きな値として扱うことができます。  例えば5の渡り鳥カードが2枚【越冬地】に置かれていたら、5の渡り鳥カードの数字幅は5〜7となります。これにより、以降5のプレイカードは「5/6/7」のいずれかの数字として扱うことができます。  これにより、数字幅の最大値が9になった場合、”【越冬地】に配置された、その数字の渡り鳥カードの枚数”分のVPを得ることができます。そして、以降(=数字幅の最大値が10以上)はその数字の渡り鳥カードを配置する毎に1VPを得ることができます。  例えば6の渡り鳥カードなら、3枚目を【越冬地】に配置すると9になるので3VPを得ることができます。以降、6の渡り鳥カードを【越冬地】に配置する度に1VPを得ます。  1の渡り鳥カードなら、8枚目を【越冬地】に配置すると8VPを得ることができます。以降、1の渡り鳥カードを【越冬地】に配置する度に1VPを得ます。 ○鳥渡り  手札からプレイしたい渡り鳥カードの数字を選び、その”数字枚数”分だけ一纏めにし、表向きで手元に置いてください。これを「鳥渡り」と呼びます。  例えば5を鳥渡りしたければ、手札から5を5枚プレイしてください。  この時、【越冬地】の配置状況により、渡り鳥カードの数字幅が変化していることに注意してください。例えば3の渡り鳥カードが2枚【越冬地】にある時、3の渡り鳥カードは3〜5のいずれかとして扱うことができます。なので、3・3・5・5・5のような組み合わせでも鳥渡り可能となります。  以上の処理が終わったら、次の順番のプレイヤーに手番を渡してください。 2:ゲーム終了  いずれかのプレイヤーの手札が尽きたら、終了トリガーが引かれます。  そのままプレイを続行し、現在の巡目(=スタートプレイヤーの右隣まで)を終わらせるとゲーム終了となります。 ■ 精算  ゲーム終了後、以下の方法で精算を行います。  各鳥渡り毎に、”枚数×同一スート数”分のVPを得ます。  この時、雁は他の好きなスートとして扱うことができます。複数のスートがある場合、その中で最も多い1つを見てください。  もしも、鳥渡りに含まれるスートが全て(雁含む)1枚ずつでバラバラだった場合は、それらを全て同一スートとして扱うことができます。  また、プレイしたいずれの鳥渡りにも雁が含まれていなかった場合、”セット数の二乗”分のボーナスVPを得ることができます。  最後に、最も多くのVPを得たプレイヤーがゲームに勝利します。複数いれば、プレイ順の早い方が優先されます。