■■ モンスターズ・セッション 草案5 ■ 問題点  手札の入れ替えがないので、やはり最初の配り運がかなり大きい。  後、異なるアイコンを集める思想はダメだ。7枚セットで同一アイコンで出すより、6枚セットで異なるアイコンで出した方が圧倒的に楽だし点が高いので、とにかく大きい数字を狙いにくくなる。ので、基本的なシステムは1つ前のバージョンに戻すのが良いかと思われる。  また、ちょっと数字が遠すぎるのではないか。つまり、7や8でセットを出せることがほぼないので、全体的な数字を下げて良さそうな感じだ。  方法としては、マックスを7にして8切り。それに、数字幅を1〜5にする? この場合、5は2枚まで捨てられる。  8切りで1〜6の場合、数字比率をちょっといじってもよいかも知れない。現状、1は6枚程度捨てないと使い物にならないが、他の数字と同じ比率の為、育った時には枚数が殆どないという状況になる。  ただ、比率を大きく変えた場合、初期に1を多く配られた人がちょっと厳しいかも。なら、1、というか低い数字にオールマイティの比率を多くするか。  そこまで大きく比率は変えないとして、1:2:3:4:5:6=11:11:11:11:11:11だから、スートを仮に5種として、1種オールマイティとする。4種は同枚数ないといけないから、最低4×2+1で9枚ぐらいにしか減らせないか。  なら、1:2:3:4:5:6=13:12:11:11:10:9という感じがいいだろう。  テーマについては、骨董品集めとする。  骨董品を集めて個展を開くようなイメージ。数字自体は価値で、捨てられて市場から数が減るほど、価値が上がっていくとする。  カード交換の仕組みは、2枚捨てて1枚取る。か。基本捨てるのがパスにしかならないので、これぐらい強くても良いとは思われる。まぁ、単に捨てるのもありだが。これだと、2枚同じ数字を捨ててボーナスを取る選択肢もあるか。 (!--大まかな変更点--) ・テーマ変更 ・アイコンの種類数と構成変更 ・初期手札枚数変更 ・計算方法を変更し、役を設定 ・一定数値以上の数字は使用禁止とし、ボーナスVPが入るよう変更 ■ 概要 ■ コンポーネント  3〜5人 ◇プレイカード(66枚)  1〜6の数字が各11枚ずつあり、それぞれにアイコン(=奏者)が1つ設定されています。  アイコンは各数字につき6種類あり、その内5種(サックス、ピアノ、トランペット、クラリネット、ベース)が各2枚、1種(ドラム)が1枚あります。 ◇スケールカード(8枚)  各プレイカードの数値幅を表す、2〜9のカードです。 ■ ゲームの準備  スケールカードを数字順に縦に並べ、これを【スケール】とします。  ゲーム中、捨て札になったカードはこの全プレイヤー共通の【スケール】に、各数字毎に配置されることになります。  次に、プレイカードをよくシャッフルし、各プレイヤーに15枚ずつ配ってください(3人プレイ時は20枚、5人プレイ時は12枚配ります)。  残ったカードは【スケール】に表向きで配置します。この時、各数字毎の最初の1枚は「その数字+1」のスケールカードの横に置き、以降は下へ配置していってください。  最後にじゃんけんなど好きな方法でスタートプレイヤーを決定します。 ■ ゲームの進行  本ゲームはスタートプレイヤーから時計回りで順番に手番を行い、ゲーム終了時点で最も多く得点を得ていたプレイヤーが勝利します。  以下の手順で進行させてください。 ◎手札の数字について  ただし、現在値が9を超えた場合、そのプレイカードはバンディング(※後述)できなくなります。 1:メインフェイズ  自分の手番になったら、以下のどちらかを行います。 ○スケールアップ  手札1枚を【スケール】に配置し、その数字の数字幅を増やすことができます。  配置後、プレイカードの数字幅は「”基本値”〜”基本値+【スケール】枚数”」となり、その中の好きな値として扱うことができます。  例えば6のプレイカードが2枚【スケール】に置かれていたら、6のプレイカードの数字幅は6〜8となります。これにより、以降6のプレイカードは「6/7/8」のいずれかの数字として扱うことができます。  これにより、数字幅の最大値が9になった場合、”【スケール】に配置された、その数字のプレイカードの枚数”分のVPを得ることができます。そして、以降(=数字幅の最大値が10以上)はその数字のプレイカードを配置する毎に1VPを得ることができます。  例えば6のプレイカードなら、3枚目を【スケール】に配置すると9になるので3VPを得ることができます。以降、6のプレイカードを【スケール】に配置する度に1VPを得ます。  1のプレイカードなら、8枚目を【スケール】に配置すると8VPを得ることができます。以降、1のプレイカードを【スケール】に配置する度に1VPを得ます。 ○バンディング  手札からプレイしたいプレイカードの数字を選び、その”数字枚数”分だけ一纏めにし、表向きで手元に置いてください。これを「バンド」と呼びます。  例えば5のプレイカードをバンディングしたければ、手札から5を5枚プレイしてください。  この時、【スケール】の配置状況により、プレイカードの数字幅が変化していることに注意してください。例えば3のプレイカードが2枚【スケール】にある時、3のプレイカードは3〜5のいずれかとして扱うことができます。なので、3・3・5・5・5のような組み合わせでもバンディング可能となります。  バンドを作ったら、そこに含まれるアイコンの種類と数に応じて基本値が決まり、”バンド枚数×基本値”分のVPを獲得します。  役                    基本値  アイコンが全てバラバラ        : アイコン数  アイコンが全て同じ(1個を除く)   :   3  アイコンが各種類等数(1個を除く)  :   2  それ以外               :   1  以上の処理が終わったら、次の順番のプレイヤーに手番を渡してください。 2:ゲーム終了  いずれかのプレイヤーの手札が尽きたら、終了トリガーが引かれます。  そのままプレイを続行し、現在の巡目(=スタートプレイヤーの右隣まで)を終わらせるとゲーム終了となります。  ゲームが終了したら、最も多くのVPを得たプレイヤーがゲームに勝利します。複数いれば、プレイ順の早い方が優先されます。