■■ Fortuna 草案3 ■ 問題点  ダウンタイムが長い  初動が弱い  アイコンを揃えるより、とにかく手札を出す方が強い  女神がいくらなんでも強い  結局の所、運ゲーでは?  まず、ダウンタイムの主たる原因は、手札の数字が今どの値として使用できるか一発で分からない点。  これは何らかの表示方法を使うことでフォローするしかない。  例えば、2〜9の8枚の数字カードを置いて置く。で、各リールカードを数字カードの横に配置することにより、現在の数字の視認性を上げるとかがよいかな。  初動のスピードを上げる為、一定枚数を最初から捨て札としてセットしておくのが良いかな。  何枚だろう。6枚ぐらい?  後は、1巡毎に山から1枚捨て札にするような感じでもよいか。これで10が作られない問題も一応は解決する。10のオールマイティに関しては、0がないから9でも別に構わない。多分、その方がいいかな。  とにかく手札を出すことが強い原因は、3つある。  まず、手札が最大枚数減るとはいえ自動補充される。最大枚数減ってもオールインセットが狙える。そして、ゲームエンドを近づけることができる。  まず、オールインセットというルールをなくす?  その場合、大物手を狙う場合は、どうしても細かく出すことはできなくなる。つまり、基本的な戦略として2〜5枚ぐらいのセットを出すか、6、7ぐらいのセットを狙うか。という感じにはなる。  結局の所、8とか9は夢過ぎるので、最初の手札枚数以上のセットは出せないで良いかも知れない。その場合、オールマイティの枠を下げることはできる。なんでもかんでもオールマイティはどうかと思うが、7とか。つまり、6は2枚捨てたらもうオールマイティということになる。  うーん  やっぱり9ぐらいが妥当ではある。なら、どうやって手札枚数以上の数字を作るのか。8や9に存在価値をもたせるのか、という話にはなる。  オールインセットに制限をつける。即ち、補填できるカードは3枚まで、とか、倍まで、とかにする。つまり、8枚セットを作るには、最低手札4枚はないとできない。ということになる。ただ、ルールとして直感的でない上に条件までつくのはどうなのか。  最初の手札を9枚にするという、頭悪い方法もある。  4人だと36枚、それに初期セットに6枚で42枚。ゲームエンド8枚で、実質28枚の猶予となる。だから、5人だと1人5枚セットぐらい上がったら理屈上は終了?  7枚でもちょっと少ないかなという感じなのに、これはどうなのか。  あるいは、全部配り切りにするか? その場合、18枚ぐらい配って、6枚は初期捨て札。手番毎に1枚ずつ捨て札にして、6手番ぐらいあると仮定すると12枚は場に出せる。つまり、3、4、5という感じ。手札の視認性を無視すれば直感的ではある。  後、リール感は一切ないし、ゆらぎも一切ないので、ちょっとガチンコ感が強すぎるのが気になるかな。  このルールで行くとして、オールマイティはどするか。  現状、9でオールマイティ化するが、9になるように出したりするんだろうか。出したら、何らかのメリットをつける。例えば点数。もう1手番という考え方もあるが、カードドローがないのであれば、手替わりする訳でもなし、2手番連続にさほど意味があるように感じない。敢えて言えば、オールマイティ化した数字をたくさん持ってる時ぐらいか。  仮に点数として、何点入るのか。  オールマイティ化させた数字に対して権利を持つとして、ゲーム終了時にその数字の捨て札枚数分の点を得るとか? 6が一番枚数少ないので、3枚でオールマイティ化できるが3点追加のみ。みたいな感じ。それ以上に6を捨てればもう少し増えるが。  この方式にした場合、アイコン数ボーナスはどうするか。  二次曲線にしなくてもよくないか。  二次曲線にした場合、最初の配りでかなり勝負が決まる? 18枚あって計画的に出せるなら、5枚アイコン5個とか普通にできそうなので、それはちょっとどうなのかという感じではある。  うーん、  この方式なら、ひとまず点数計算は前回のに戻して、女神効果も、女神なしボーナスもつけるとするか。  手札が全部尽きたらサドンデス。  出せない場合も、とにかく1枚捨てる必要がある。うまくだせば、6・5・4とかで3手番終了も狙える? (!--大まかな変更点--) ・初期手札を1枚減らす ・アイコン数の倍率を変更 ・女神なしボーナスを変更 ■ 概要 ■ コンポーネント  3〜4人 ◇リールカード(78枚)  1〜6の数字が各13枚ずつあり、それぞれにアイコンが1つ設定されています。  アイコンは各数字につき5種類あり、その内4種(稲妻、小麦、兜、車輪)が3枚、1種(女神)が1枚あります。 ■ ゲームの準備  リールカードをよくシャッフルし、各プレイヤーに6枚ずつ配ります。  残ったカードは山にし、8枚引いて新しい山を作り、これをエンド山としてください。  最後にじゃんけんなど好きな方法でスタートプレイヤーを決定します。 ■ ゲームの進行  本ゲームはスタートプレイヤーから時計回りで順番に手番を行い、ゲーム終了時点で最も多く得点を得ていたプレイヤーが勝利します。  以下の手順で進行させてください。 ◎手札の数字について  リールカードの数字は、全て基本値〜”基本値+捨て札枚数”までの、好きな値として扱うことができます。  例えば6が2枚捨て札になっていたら、手札にある6のリールカードは、6〜8のいずれかの数字として扱ってください。  もしも、”基本値+捨て札枚数”が10を超えた場合は、1〜10の好きな値として扱えます。 1:メインフェイズ  自分の手番になったら、山から1枚引いて手札に加えてください。  次に以下のどちらかを行います。 ○プレイ  手札からリールカードをプレイします。  プレイしたいリールカードの数字を選び、その”数字枚数”分だけ一纏めにし、表向きで手元に置いてください(リールカードの数字が「0」の場合、プレイするのは1〜6枚で任意)。これを「セット」と呼びます。  ただし、同じ数字のセットを2つプレイすることはできません。  例えば5の数字をプレイしたければ、手札から5を5枚プレイしてください。この時、手札の数字は捨て札枚数に応じて加算することができ、それを利用して条件を満たすこともできます。  例えば3が2枚捨て札にある時、手札の数字は3〜5のいずれかとして扱うことができます。なので、3・3・5・5・5のようなセットでもプレイ可能となります。  また、必要枚数に足りなくても、手札を全てプレイできる場合は「オールインセット」を行うことができます。  プレイ後、セットに不足している分を【捨て札置き場】から「裏向きで」補充してカード枚数をあわせてください(ただし、【捨て札置き場】に必要枚数がなければ、オールインセットを行うことはできません)。  例えば、初期手札より多い8を通常セットすることはできません。ただし、手札が全て8だった時、例えば手札5枚が8だった時、捨て札置き場から適当なカード3枚を加えることにより、セットを成立させることができます。  セットしたら、山から手札が”7−セット数”枚になるよう補充してください(つまり、プレイする毎に手札枚数が1枚ずつ減ることになります)。  1枚セットの場合は、手札を捨て札にすることで調整してください(この捨て札は、全プレイヤーの共通捨て札となります)。 ○パス  好きな手札1枚を捨て札にしてください。  捨て札は全プレイヤー共通の捨て札となります。 2:ゲーム終了  いずれかのプレイヤーがエンド山から1枚でも引いたら、終了トリガーが引かれます。  終了トリガーが引かれたら、プレイ後のカードの補充を行わないでください。  そのままプレイを続行し、現在の巡目(=スタートプレイヤーの右隣まで)を終わらせるとゲーム終了となります。  また、途中でエンド山が尽きたら、その時点で未手番のプレイヤーが残っていてもゲーム終了となります。 ■ 精算  ゲーム終了後、以下の方法で精算を行います。  各セット毎に、”セット枚数×アイコン倍率”分のVPを得ます。  アイコン数 倍率   1   : 1   2   : 2   3   : 4   4   : 6   5   : 9   6〜  :12  この時、女神は他の好きなアイコンとして扱うことができます。  また、複数のアイコンがあった場合、その最も多い数1つを見てください。  また、プレイしたいずれのセットにも女神が含まれていなかった場合、”セット数の二乗”分のボーナスVPを得ることができます。  以上を集計し、最も多くのVPを得たプレイヤーがゲームに勝利します。複数いれば、プレイ順の早い方が優先されます。