■■ 北野大茶会 草案21 (!--大まかな変更点--) ・人気度のサイコロを廃止し、1〜6の数字割当に変更 ・バッティング仕様の変更 ・各スートにつき大名物を1枚設定 ・怒りトークンの個数と処理を変更 ■ 概要  太閤殿下により北野大茶湯が開催されることになった。  茶会にて名物を披露し、誉を稼ごう! ■ コンポーネント  3〜4人用 ◇名物カード(48枚+6枚)  茶道具を表すカードです。  「茶入(赤)」「茶碗(青)」「茶杓(黄)」「茶筅(緑)」「茶釜(黒)」「香合(紫)」の6スートが、各9枚ずつあります。  その内の1枚は人気度を表すために使用します。  また、各スートには1枚ずつマーク付きの「大名物」があります。  これらを所持していると、ゲーム終了時に1枚につき1VPを得ることができます。 ◇アクションカード(12枚)  プレイヤーが行える謀略を表します。  「謁見」「金」「忍者」の3種類があり、3枚1セットになっています。 ◇人気カード(6枚)  茶道具の人気度を表すのに使用します。  1〜6の数字が書かれていて、数字が大きい程、人気のある茶道具となります。 ◇怒りトークン(8個)  太閤殿下の不興を買うと溜まり、数に応じて相応のペナルティを受けることになります。 ■ ゲームの準備  3人プレイ時は、名物カードから1スート9枚を抜いてください。  抜くのはどのスートでも構いません。ランダムに選んでください。  ゲームに使用する名物カードを、各スート1枚ずつ抜き出して場に表向きで並べ、そこを【人気度】とします(この時、抜き出すカードは「大名物」でないものにしてください)。  次に人気カードをよくシャッフルし、各スートに1枚ずつ表向きに配置します。この際、人気カードには天地があるので、「天」が上側になるようにしてください。3人プレイ時は1枚余りますが、それはゲームに使用しないので取り除いておいてください。  そして、各スートに配置された数字の値が、今回のゲームにおける各名物の人気度ボーナスとなります。数字の最も大きい名物が最人気となり、タイブレイク時に使用します。  名物カードをよくシャッフルして山にし、山から7枚引いてそれを2枚裏向き、残りを表向きで場に配置し【太閤殿下】とします。これは太閤殿下が所有する名物であることを表しています(裏向きの物は一般公開されていない秘蔵の品です)。  次に、各プレイヤーは7枚引いて手札とします。  この時、手札の内容が気に入らなければ1回だけ交換することができます。好きな手札3枚までを選んで捨て札にし、山から”捨て札にした枚数”だけ引いて手札に加えてください。  捨て札は公開せず裏向きのまま置き、全員の交換が終わったら捨て札を回収して山の残りと一緒にリシャッフルしてください。  また、各プレイヤーにアクションカード3枚1セットを配り、これも手札としてください(プレイヤーの手札は合計10枚になります)。  最後に、じゃんけんなど好きな方法で上座を決定してください。上座になったプレイヤーは、手元に本ゲームのボックスを置くなどして、上座であることを表してください。 ■ ゲームの進行  本ゲームはラウンドという単位で進行します。  7ラウンドを終えると茶会が開催され、そこで最も多くの誉れ(=VP)を得たプレイヤーがゲームに勝利します。  以下の手順で処理を行ってください。 1:メインフェイズ  全プレイヤーは手札から好きな1枚を選んで、裏向きにして場にプレイします。  この時、プレイヤー間で自由に談合を行うことができます。ですが、談合の内容に強制力はなく、約束を特に守る必要はありません。  全員が出したら表向きに一斉公開し、プレイしたカードの種類に応じて以下の処理を行ってください。 ◎名物カード  プレイしたカードをそのまま手元に置き、そこを自分の【蔵】とします。  既に名物カードがあればその右側に配置し、プレイ順に左から並ぶよう配置してください。 ◎アクションカード  名物カードと同様に、自分の【蔵】に左詰めで配置します。  次に、プレイしたアクションカードの効果を適用してください。  複数のプレイヤーが「異なる種類の」アクションカードを出していた場合、上座から時計回りで近い順に効果を適用します。もしも「同じ種類の」アクションカードが複数プレイされたら、バッティングが発生しアクション効果が少し弱まります。 ○謁見  太閤に謁見し、「献上」「下賜」を行うことができます。  献上:手札1枚を表向きにして【太閤殿下】に加え、山から1枚引いて手札に加える  下賜:【太閤殿下】から表向きの好きな名物1つを選んで自分の【蔵】の右端に加える  通常時は「献上」と「下賜」を1回ずつ行えます(必要がなければ、行わなくても構いません)。バッティング時は、「献上」のみ行うことができます。 ○金  金をばらまいて、「大量買付」「箔付け」を行うことができます。  大量買付:手札を2枚選んで、自分の【蔵】の「金」と同位置へ表向きで配置する。その後、山から1枚引いて手札に加える  箔付け:人気カード1枚の天地を反転させるか、人気カード2枚を選んで交換する  通常時は「大量買付」と「箔付け」を1回ずつ行えます(必要がなければ、行わなくても構いません)。バッティング時は、「大量買付」のみ行うことができます。 ○忍者  忍者を雇い、「偵察」「すり替え」を行うことができます。  偵察:【太閤殿下】の裏向きの2枚の中を見る  すり替え:自分の【蔵】と、【太閤殿下】から表向きの名物を1つずつ選び、それを位置を変えずに交換する  通常時は「偵察」と「すり替え」を1回ずつ行えます(必要がなければ、行わなくても構いません)。バッティング時は、「偵察」のみ行うことができます。 2:ラウンド終了  新しいラウンドを開始します。  以上を繰り返し、7ラウンドを終えたら茶会を行ってください。 ■ 茶会  まず、各人は”自分の【蔵】にあるスート数(=名物の種類数)”分のVPを得ます。  また、自分の【蔵】に大名物があれば、1枚につき1VPを得ます。  次に、【太閤殿下】の裏向きカードを表向きにし、【人気度】の左から順にマジョリティを決定します。  各スート毎に、そのスートのカードを最も多く持つ(=自分の【蔵】にある)プレイヤーがマジョリティを得ます。  複数いれば、より【蔵】の左側に配置されている方(=最初の1枚のプレイが早い方)が優先されます。それも同じなら、その全員がマジョリティを得てください。  マジョリティを得たプレイヤーは”各スート毎の人気カードの数字”分のVPを得ます。複数いたら、”人数割り(端数切捨て)”したVPを得てください。  ただし、”【太閤殿下】に配置されている枚数”以上の枚数でマジョリティを得た場合、太閤殿下の顔を潰して怒りを買います。VPを得つつ、さらに怒りトークンを1個得てください。  また、この条件を満たしつつ、さらにそのスートの大名物が【蔵】にあった場合、さらに追加で怒りトークンを1個得てください。  最後に、怒りトークンの数に応じて太閤殿下より特別な沙汰がくだされます。  1個なら、VPに−3してください。  2〜3個なら、減封改易切腹のいずれかの沙汰が下されVPに関わらずゲームに敗北します。  4個以上なら、数寄御免状を与えられて無罪となります。何も起きません。  以上のVPを合計し、最もVPの多いプレイヤーがゲームに勝利します。  複数いれば、最も人気(=人気カードの数字が大きい)のスートを多く持っていた方が優先されます。数字が同じ場合は、【人気度】のより左側にあるスートを優先してください。また、それでも所持枚数が同じだった場合は引き分けとなります。