■■ 北野大茶会 草案20 ■ 問題点  サイコロがちょっとランダム過ぎる?  1〜6の差が大きすぎる為、結局高い数字に人気が集中し、それを多く持っているかどうかが大きく影響を与えてしまう。  例えば、1〜6の数字カードを各名物に割り振る形でもいいかも知れない。現状、目については反転と交換しかないので、それにも一応対応は可能。  バッティングのガードレールがやはり弱いか。  バッティングした場合は効果が弱まる2段階形式にするのがいいかも知れない。 (!--大まかな変更点--) ・得点計算を少し変更 ・怒りトークン1個のマイナス効果を1増加 ■ 概要  太閤殿下により北野大茶湯が開催されることになった。  茶会にて名物を披露し、誉を稼ごう! ■ コンポーネント  3〜4人用 ◇名物カード(48枚)  茶道具を表すカードです。  「茶入(赤)」「茶碗(青)」「茶杓(黄)」「茶筅(緑)」「茶釜(黒)」「香合(紫)」の6スートが、各8枚ずつあります。 ◇アクションカード(12枚)  プレイヤーが行える謀略を表します。  「謁見」「金」「忍者」の3種類があり、3枚1セットになっています。 ◇人気カード(2枚)  各茶道具の人気度を表します。 ◇サイコロ(6個)  各茶道具の人気度を決める為の6面体サイコロです。 ◇怒りトークン(8個) ■ ゲームの準備  3人プレイ時は、名物カードから1スート8枚を抜いてください。  抜くのはどのスートでも構いません。ランダムに選んでください。  人気カードを場に置き、サイコロを振って使用する各名物に配置します(3人プレイ時は、抜いたスートの色のサイコロを振る必要はありません)。  この目の値が、今回のゲームにおける各名物の人気度ボーナスとなります。目の最も大きい名物が最人気となり、タイブレイク時に使用します。  名物カードをよくシャッフルして山にし、山から7枚引いてそれを2枚裏向き、残りを表向きで場に配置し【太閤殿下】とします。これは太閤殿下が所有する名物であることを表しています(裏向きの物は一般公開されていない秘蔵の品です)。  次に、各プレイヤーは7枚引いて手札とします。  この時、手札の内容が気に入らなければ1回だけ交換することができます。好きな手札3枚までを選んで捨て札にし、山から”捨て札にした枚数”だけ引いて手札に加えてください。  捨て札は公開せず裏向きのまま置き、全員の交換が終わったら捨て札を回収して山の残りと一緒にリシャッフルしてください。  また、各プレイヤーにアクションカード3枚1セットを配り、これも手札としてください(プレイヤーの手札は合計10枚になります)。  最後に、じゃんけんなど好きな方法で上座を決定してください。上座になったプレイヤーは、手元に本ゲームのボックスを置くなどして、上座であることを表してください。 ■ ゲームの進行  本ゲームはラウンドという単位で進行します。  7ラウンドを終えると茶会が開催され、そこで最も多くの誉れ(=VP)を得たプレイヤーがゲームに勝利します。  以下の手順で処理を行ってください。 1:メインフェイズ  全プレイヤーは手札から好きな1枚を選んで、裏向きにして場にプレイします。  この時、プレイヤー間で自由に談合を行うことができます。ですが、談合の内容に強制力はなく、約束を特に守る必要はありません。  全員が出したら表向きに一斉公開し、プレイしたカードの種類に応じて以下の処理を行ってください。 ◎名物カード  プレイしたカードをそのまま手元に置き、そこを自分の【蔵】とします。  既に名物カードがあればその右側に配置し、プレイ順に左から並ぶよう配置してください。 ◎アクションカード  名物カードと同様に、自分の【蔵】に左詰めで配置します。  次に、プレイしたアクションカードの種類に応じて、以下のいずれか1つの効果を適用してください。  複数のプレイヤーが「異なる種類の」アクションカードを出していた場合、上座から時計回りで近い順に効果を適用します。 ・バッティング  もしも「同じ種類の」アクションカードがプレイされたら、それら効果は適用されません。これをバッティングと呼びます。  バッティングしたらアクションカードを裏向きにしてください。  また、後にアクションカードをプレイし、それがバッティングしなかった際、【蔵】にある裏向きの枚数に応じて追加で効果を適用することができます。ただし、同じ効果は適用できず、追加分はそれぞれ別の効果を選んでください。  例えば、最初に「謁見」を出してバッティングし、次に「金」を出してこれがバッティングしなかった場合、金の3つの効果である「箔付け」「大量買付」「仕入れ」の中から好きな2つを選んで適用することができます。 ○謁見  太閤に謁見し、「献上」「下賜」「仕入れ」のいずれか1つを行います。  献上:自分の好きな手札を2枚まで、表向きにして【太閤殿下】に加える。その後、山から1枚引いて手札に加える。  下賜:【太閤殿下】から表向きの好きな名物1つを選び、自分の【蔵】に加える。  仕入れ:山から3枚引いて手札に加え、手札から3枚を好きな順番で山の下へ戻す。 ○金  金をばらまいて、「箔付け」「大量買付」「仕入れ」のいずれか1つを行います。  箔付け:人気カードに置かれたサイコロに対し、以下のいずれかの操作を行う。2個選んで交換する。1個選んで反転(7−現在値)する。  大量買付:手札から好きな名物2枚を選び、直ちに自分の【蔵】の「金」と同位置へ表向きで配置する。その後、山から1枚引いて手札に加える  仕入れ:山から3枚引いて手札に加え、手札から3枚を好きな順番で山の下へ戻す。 ○忍者  忍者を雇い、「すり替え」「偵察」「仕入れ」のいずれか1つを行います。  すり替え:自分の【蔵】と、【太閤殿下】から表向きの名物を1つずつ選び、それを位置を変えずに交換する。  偵察:【太閤殿下】の裏向きの2枚の中を見る。  仕入れ:山から3枚引いて手札に加え、手札から3枚を好きな順番で山の下へ戻す。 2:ラウンド終了  新しいラウンドを開始します。  以上を繰り返し、7ラウンドを終えたら茶会を行ってください。 ■ 茶会  まず、各人は”自分の【蔵】にあるスート数(=名物の種類数)”分のVPを得ます。  次に、【太閤殿下】の裏向きカードを表向きにし、人気カードの左から順にマジョリティを決定します。  各スート毎に、そのスートのカードを最も多く持つ(=自分の【蔵】にある)プレイヤーがマジョリティを得ます。  複数いれば、より左側に配置されている方(=最初の1枚のプレイが早い方)が優先されます。それも同じなら、その全員がマジョリティを得てください。  マジョリティを得たプレイヤーは”各スート毎のボーナス(=人気カードのサイコロの目)VP”を得ます。複数いたら、”人数割り(端数切捨て)”したVPを得てください。  ただし、”【太閤殿下】に配置されている枚数”以上の枚数でマジョリティを得た場合、太閤殿下の顔を潰して怒りを買います。VPを得つつ、さらに怒りトークンを1個得てください。  例えば、茶筅のボーナスが3で、最多枚数が2人いた場合、各人が得られるVPは1(3÷2で端数切捨て)VPとなります。  最後に、怒りトークンの数に応じて太閤殿下より特別な沙汰がくだされます。  1個なら、VPに−3してください。  2個なら、減封改易切腹のいずれかの沙汰が下されVPに関わらずゲームに敗北します。  個以上なら、数寄御免状を与えられて無罪となります。何も起きません。  以上のVPを合計し、最もVPの多いプレイヤーがゲームに勝利します。  複数いれば、最も人気(=目が大きい)の名物を多く持っていた方が優先されます。目が同じ場合は、人気カードのより左側にある名物を優先してください。また、それでも所持枚数が同じだった場合は引き分けとなります。