■■ 北野大茶会 草案17 ■ 問題点  手札が悪い時にどうするか。  初期手札が各スート1枚ずつ、みたいなバラバラだった際にどうプレイすると良いのか。  基本的にマジョリティを取れないと点数にはならない。なので、何らかのスートが重なっている必要があるかも知れない。  初手のマリガンでもどうにもならなかった場合として、現状で手間を増やさず対応するには特殊カードに手札交換効果を乗せるとか? つまり、3つ目の効果として、山から3枚まで引いて、手札を同枚数戻す。みたいな処理を乗せるのも良いかも知れない。  ただ、手札が悪いと特殊効果も使えない。となるとやはり不公平感は拭えない。  また、バッティングは全損について、軽い処理であれば何かプラスがあっても良いだろう。という意見。  狙ってバッティングさせる程でもないが、何かあると良いなぁ、という効果。バッティングしたら裏向きに配置するとして、そこに何か書いてある分には処理が軽くなる。  んー  置物的な常時効果にする? 忍者とか金とか、そのまま宙に浮いてる感じ。  あるいは、後々のメリット効果、例えば2回適用とか。  こういう場合を想定する。金でバッティングした後、謁見を通した。その際は、謁見効果を2回連続で適用できる。この効果は累積し、2回バッティングしていたら、3回目は3回連続で効果を適用できる。  ちょっと複雑にはなるが、まぁ、妥協してこれぐらいが限界かな。 (!--大まかな変更点--) ・セットアップ時に3枚制限のマリガンを追加。 ・バッティング時の処理を変更し、1VPになるよう修正 ■ 概要  太閤殿下により北野大茶湯が開催されることになった。  茶会にて名物を披露し、誉を稼ごう! ■ コンポーネント  3〜4人用 ◇名物カード(48枚)  茶道具を表すカードです。  「茶入(赤)」「茶碗(青)」「茶杓(黄)」「茶筅(緑)」「茶釜(黒)」「香合(白)」の6スートが、各8枚ずつあります。 ◇アクションカード(12枚)  プレイヤーが行える謀略を表します。  「謁見」「金」「忍者」の3種類があり、3枚1セットになっています。 ◇人気カード(2枚)  各茶道具の人気度を表します。 ◇サイコロ(6個)  各茶道具の人気度を決める為の6面体サイコロです。 ■ ゲームの準備  3人プレイ時は、名物カードから1スート8枚を抜いてください。  抜くのはどのスートでも構いません。ランダムに選んでください。  人気カードを場に置き、サイコロを振って使用する各名物に配置します。  この目の値が、今回のゲームにおける各名物の人気度ボーナスとなります。  名物カードをよくシャッフルして山にし、山から7枚引いてそれを2枚裏向き、残りを表向きで場に配置し【太閤殿下】とします。これは太閤殿下が所有する名物であることを表しています(裏向きの物は一般公開されていない秘蔵の品です)。  次に、各プレイヤーは7枚引いて手札とします。  この時、手札の内容が気に入らなければ1回だけ交換することができます。好きな手札3枚までを選んで捨て札にし、山から”捨て札にした枚数”だけ引いて手札に加えてください。  捨て札は公開せず裏向きのまま置き、全員の交換が終わったら捨て札を回収して山の残りと一緒にリシャッフルしてください。  また、各プレイヤーにアクションカード3枚1セットを配り、これも手札としてください(プレイヤーの手札は合計10枚になります)。  最後に、じゃんけんなど好きな方法で上座を決定してください。上座になったプレイヤーは、手元に本ゲームのボックスを置くなどして、上座であることを表してください。 ■ ゲームの進行  本ゲームはラウンドという単位で進行します。  7ラウンドを終えると茶会が開催され、そこで最も多くの誉れ(=VP)を得たプレイヤーがゲームに勝利します。  以下の手順で処理を行ってください。 1:メインフェイズ  全プレイヤーは手札から好きな1枚を選んで、裏向きにして場にプレイします。  この時、プレイヤー間で自由に談合を行うことができます。ですが、談合の内容に強制力はなく、約束を特に守る必要はありません。  全員が出したら表向きに一斉公開し、プレイしたカードの種類に応じて以下の処理を行ってください。 ◎名物カード  プレイしたカードをそのまま手元に置き、そこを自分の【蔵】とします。  既に名物カードがあればその右側に配置し、プレイ順に左から並ぶよう配置してください。 ◎アクションカード  名物カードと同様に、自分の【蔵】に左詰めで配置します。  次に、プレイしたアクションカードの種類に応じて、以下のいずれか1つの効果を適用してください。  複数のプレイヤーが「異なる種類の」アクションカードを出していた場合、上座から時計回りで近い順に効果を適用します。  もしも、「同じ種類の」アクションカードがプレイされていたら(=バッティングしていたら)、それら効果は適用されません。裏向きにして配置し、それらはゲーム終了時に1VPとして扱われます。 ○謁見  太閤に謁見し、「献上」か「下賜」のどちらかを行えます。  献上:自分の好きな手札を2枚まで、表向きにして【太閤殿下】に加える。その後、山から1枚引いて手札に加える。  下賜:【太閤殿下】から表向きの好きな名物1つを選び、自分の【蔵】に加える。 ○金  金をばらまいて、「箔付け」か「大量買付」のどちらかを行えます。  箔付け:人気カードに置かれたサイコロに対し、以下のいずれかの操作を行う。2個選んで交換する。1個選んで反転(7−現在値)する。  大量買付:手札から好きな名物2枚を選び、直ちに自分の【蔵】の「金」と同位置へ表向きで配置する。その後、山から1枚引いて手札に加える ○忍者  忍者を雇い、「すり替え」「偵察」のいずれか1つを行います。  すり替え:自分の【蔵】と、【太閤殿下】から表向きの名物を1つずつ選び、それを位置を変えずに交換する。  偵察:【太閤殿下】の裏向きの2枚の中を見る。 2:ラウンド終了  新しいラウンドを開始します。  以上を繰り返し、7ラウンドを終えたら茶会を行ってください。 ■ 茶会  【太閤殿下】の裏向きカードを表向きにし、人気カードの左から順にマジョリティを決定します。  各スート毎に、そのスートのカードを最も多く持つ(=自分の【蔵】にある)プレイヤーがマジョリティを得ます。  複数いれば、より左側に配置されている方(=最初の1枚のプレイが早い方)が優先されます。それも同じなら、その全員がマジョリティを得てください。  マジョリティを得たプレイヤーは”各スート毎のボーナス(=人気カードのサイコロの目)VP”を得ます。複数いたら人数割り(端数切捨て)してください。  ただし、”【太閤殿下】に配置されている枚数”以上の枚数を持っていた場合、太閤殿下の顔を潰して怒りを買います。該当スートの最も左側にある1枚を横倒しにしてください。  次に、2枚以上所持しているスートがあれば、その1スート毎に1VPのボーナスを得てください。  また、バッティングして裏向きに配置されているアクションカードがあれば、1枚につき1VPを得てください。  以上のVPを合計し、最もVPの多いプレイヤーがゲームに勝利します。  複数いれば、上座から時計回りで近い方が優先されます。  ただし、怒り(=横倒し)が1枚あると、−2VPされます。怒り(=横倒し)が2枚あると、減封改易切腹のいずれかの沙汰が下されVPに関わらずゲームに敗北します。怒り(=横倒し)が3枚以上なら、数寄御免状を与えられて無罪となります。